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皆さんこんにちは。Pinkです。最近よく読んでいるWoman’sHealthに、今の自分にとって大切なことが書いてありました。その中で出てきた言葉が「ミッドライフクライシス」です。いったいどのようなことでしょうか。今回、そのことについて書きたいと思います。
「ミッドライフクライシス」とは
40代から50代といえば、心と体、そして自分の周囲を取り巻く社会も大きく変わる時期で、これから先の人生についてなどということで葛藤し、人生の危機を感じる人が増えると言われているとのことです。
別名「第二の思春期」とも言われる人生の危機で、それを乗り越えるための「対処法」を心理学的に紐解きます。
「ミッドライフクライシス」とは、女性の場合、中年期のあたりは閉経の経験、更年期障害の症状、体力の衰えなど、身体面に変化や不調が起きやすい時期とされていて、身体の変化は、老いを分かりやすく感じる兆候だと言えるとのことです。
また、子育てをしていた女性の場合は、子供たちが巣立ったことで虚しい心理状態の「空の巣症候群」になったり、夫と二人の生活になったことにより、夫婦関係に悩むようになるというのはよくある話だそうです。
さらに、子育てや家庭を優先してきた人からすると、自分の経歴について悩んだり、逆に経歴を重視してきた人からすると、老後が心配になったりするとのことです。
今はSNSで周囲の人の個人的なことが、すぐに分かる時代なので、いわゆる、ないものねだりの状態が、「ミッドライフクライシス」を加速させるといったこともあるそうです。
私自身50代に入り、身体的な変化や不調が起きやすくなったのを実感しています。独身で子供もいないので、「空の巣症候群」や、夫婦関係に悩むことはありません。しかし、老後の心配はあります。
女性が「ミッドライフクライシス」になる理由とは
スイスの精神科医・心理学者、カール・グスタフ・ユングは、中年期を含む人生の動きを太陽の動きにたとえて説明しているとのことです。人生は、次の4つの段階に分けられるそうです。
②2段階目…成人前期(夜明けから午前中)
③3段階目…中年期(太陽がどんどん高くなって正午を迎える)
④4段階目…老人期(陽が落ちて夜に向かっていく)
参照:大人が迎える第二の思春期”ミッドライフクライシス”とは【臨床心理士が解説】
昼から夜への転換期が訪れる中年期(40代~50代)は、人生の終わり向かい、これから何かを成し遂げるというよりは、「人生をどう終えるか」という視点を持ちやすくなることから、残りの人生のありさまを考えて負担に感じたり、自分のこととして受け入れられるものではないという人が多いのかもしれないとのことです。
しかしユングは、「若い頃、勢いに任せて走り抜けて見ないようにしてきたことや、触れてこなかったことも含めて、自分のこととして振り返り、統合していくことが人生の正午の課題である」とも述べているそうです。
要するに、過去のこれまでの自分の経験を振り返り、今の自分と融合させて、さらに新しく、魅力的な自分を作っていくことが可能だということなのだそうです。
「ミッドライフクライシス」を乗り切る4つの対処法
「ミッドライフクライシス」を乗り切る4つの「対処法」は下記の通りとなります。
①自分を再認識する
② 新しいことをやってみる
③大きい決断は注意を払う
④体を動かすことで解消する
参照:大人が迎える第二の思春期”ミッドライフクライシス”とは【臨床心理士が解説】
次に①〜④について説明したいと思います。
⒈自分を再認識する
先に進んでいくためには、これまでの自分を振り返り、時には受け止めていくという過程を通して自分を再認識していく。
周囲の評価や価値観は一時的に置いておく。「今後どう生きていきたいか」「自分はどうありたいか」という自分軸で考えていくことが「ミッドライフクライシス」を乗り切っていくことへの助けとなる。
⒉新しいことをやってみる
習い事として教室に通ってみたり、勉強して資格取得に挑戦するといったことなど、これまでやりたいと思ってもできなかったことを始めてみる。
新しいことに挑戦することで、新たな自分の可能性が見え、それが自信に繋がることもある。また、これというものでなくても、今まで習慣にしていたものに、新たな要素を加えてみるだけでも新鮮さが生まれそうである。
⒊大きい決断は注意を払う
転職や引越し、離婚など、人生に大きく関わることについては、戸惑いがある時期の大きな決定は、意外とうまくいかないことが多いので、逆に慎重になった方が良い。
不安や焦りの気持ちから、大きな決断をしたくなるものだけれど、周囲の信頼できる人に相談を重ねたり、どうしたいか自分に問いかけながら、時間をかけて決めていっても遅くはない。
⒋体を動かすことで解消する
今後の自分の人生のこととなると、頭の中が後ろ向きな考えでぐるぐるする。あるいは心の中がすっきりしないことも多いけれど、考え続けてもすぐに答えが出ないことも多いので、一旦考えるのをやめて、気分転換に体を動かして発散していくのも良い。
参照:大人が迎える第二の思春期”ミッドライフクライシス”とは【臨床心理士が解説】
最後に
今は人生80年以上が当たり前の時代で、もう40代50代かと考えることもできるけれど、まだ40代、50代。これからという見方をすることもできるとのことです。
また、「ミッドライフクライシス」は誰にでも起こりうる人生の通過点に過ぎず、趣味などのコミュニティとつながりを持つことが孤独感を弱らせたり、自らと向き合うことが、その後の自分の人生を豊かにしてくれることにもつながっていくそうです。
私もこの4つの「対処法」を参考にしていきたいと思います。
参考サイト:大人が迎える第二の思春期”ミッドライフクライシス”とは【臨床心理士が解説】
noteでも記事を書いているので、よかったら読んでみてください!
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