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皆さんこんにちは。Pinkです。突然ですが、皆さんは「選挙」に行かれていますか?いつも「選挙」の時期になると、ニュースでは「投票」を促すコメントや、また、「投票」に行ってもらう為の工夫がなされていると思います。
2024年は大きな「選挙」が各国で実施され、予定されているとのことです。6月には欧州議会選挙が行われ、11月にはアメリカの大統領選挙が控えており、また、日本でも夏に全国知事選挙や参議院議員選挙が行われます。
このような「選挙」は、国や地域の方針を大きく騒がせるとのことです。「投票」行為は、民主主義の根本だと言われています。しかし投票率の低さなど、各地で問題が明かされているのも事実だそうです。
今回、「欧州通信」の記事で、市民が「選挙」に関心を持てるように工夫を行った、ヨーロッパの事例が取り上げられていたので、紹介したいと思います。
「オランダ」の選挙
オランダでは、行きたくなってしまうような場所を投票所にすることで、「投票」を促しているとのことです。2024年6月6日に行われた欧州議会委員会と大都市の構造に関する国民投票では、アムステルダム市内のユニークな15の場所が投票所となったそうです。
投票所となった場所の例を、下記の通りまとめてみました。
②デ・ヴェルフふれあい動物園
③アンネ・フランクの家
④ファン・ゴッホ美術館
⑤ビールの醸造所
参照:思わず投票に行きたくなる?ヨーロッパの「選挙」にまつわる工夫【欧州通信#31】 | 世界のソーシャルグッドなアイデアマガジン | IDEAS FOR GOOD
自分の都合や好みに合わせて好きな会場を選んで投票に行くことができるのは、市としても、様々な歴史的・文化的・社会的な場を支援することにつながるとのことです。
「フランス」の選挙
日本の「選挙」では、投票は基本的に本人が行うと思いますが、フランスには、「選挙」の際に投票所に行けない有権者が、代理人を通じて投票「投票」できる制度があるとのことです。
そうしたフランスにおいて誕生したのが、選挙の代理人を簡単に見つけることができる、オンラインマッチングアプリ「Plan Procu」で、このアプリは、有権者が選挙当日に「投票」できない場合に、代理人に投票を依頼する手続きを支援するものだそうです。
オンラインマッチングアプリ「Plan Procu」の流れとしては、下記のとおりです。
①有権者は、サイト上で自分の選挙人番号や個人情報を入力し、代理投票を希望する考えを登録する
②システム側は、情報をもとに最寄りの代理投票者と自動的にマッチングさせ、ユーザーに通知する
③代理人として登録された人は、依頼者の代わりに投票を行う責任を持つ
参照:思わず投票に行きたくなる?ヨーロッパの「選挙」にまつわる工夫【欧州通信#31】 | 世界のソーシャルグッドなアイデアマガジン | IDEAS FOR GOOD
以上となります。
「Plan Procu」は高度な安全対策を施しており、選挙キャンペーン終了後にはすべてのデータが完全に削除されるため、プライバシーが守られる点も安心とのことです。
また、このアプリは、高齢者や障害のある人々にとって、選挙に参加しやすくなるきっかけとなり、旅行などレジャーの予定がある人々も利用が可能だそうです。
さらに、使いやすさにも重視しており、誰でも簡単に代理投票の手続きを完了できるよう設計することで、「選挙」への参加意欲を高めることが期待されているとのことです。
「イギリス」の選挙
イギリスでは、2024年4月に行われたロンドン市長選挙期間中、電動スクーターや自転車の「シェアリングサービス」を提供する組織と、若者の政治参加を支援する非営利団体が共同で、若者の政治参加を促進するためのレンタサイクル無料貸出キャンペーンを実施したとのことです。
両者は、このキャンペーンを通じて、若者が投票所に行き来しやすくすることを目指したそうです。キャンペーン期間中は、「選挙」に関する情報や啓発活動も同時に行われ、若者に対して「選挙」の重要性をアピールしたとのことです。
キャンペーン期間中は、自転車やスクーターを無料で利用できるプロモーションコードが配布されることにより、多くの若者が投票所に足を運ぶ動機となったそうです。
また、若者の政治参加を支援する非営利団体により、ソーシャルメディアやイベントを通じて、「選挙」についての情報発信を向上させ、若者が自身の意見を反映させるための手段として「投票」の意味合いを再認識させたとのことです。
さらに、このキャンペーンは単なる移動手段の提供にとどまることなく、若者の市民意識を高める一環として評価されたそうです。その結果として、若者の投票率向上に貢献し、ロンドン市長選挙における若者の積極的な参加が促進されたと言えるとのことです。
「ドイツ」の選挙
2024年6月に実施された欧州議会選挙でのドイツの投票率は64%で、ベルギー89%、ルクセンブルク82%、マルタ73%に次ぐ4位だったとのことです。
高い投票率の要因の一つは、「子どもが政治に関心を持ちつつ育つこと」で、その代表例は、公共放送局が35年前から提供する、子ども向けテレビ番組「logo!」だそうです。世界の出来事を子どもに分かりやすく解説し、一緒に考えることを目的としているとのことです。
ドイツでは14歳で宗教的に大人と認められ、16歳で選挙権が与えられており、子どもを含め家族や友人と、政治をはじめとするさまざまなテーマを議論する文化があり、国民生活とつながる政治について話すことは、ドイツの日常生活の一部となっているそうです。
しかし、意見相違による衝突も感じられていて、今回の欧州議会選挙では、保守系のAFDが国内2位の15%を獲得したものの、AFDをはじめとする保守系政党について「支持者は、特定の地域と低所得層が主で危険だ」とする傾向があるとのことです。
参考サイト:思わず投票に行きたくなる?ヨーロッパの「選挙」にまつわる工夫【欧州通信#31】 | 世界のソーシャルグッドなアイデアマガジン | IDEAS FOR GOOD
noteでも記事を書いているので、よかったら読んでみてください!
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