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皆さんこんにちは。Pinkです。先日、株式会社リクルートが運営する、 リクナビ NEXTが主催する企画の、働く人が主人公になる ACTION を応援するプロジェクト「GOOD ACTIONアワード」の表彰式が実施されました。
その中で、「GOOD ACTIONアワードCheer up賞」をアルティウスリンク株式会社が受賞されました。そこで、今回は「GOOD ACTIONアワード」とアルティウスリンク株式会社について紹介したいと思います。
「GOOD ACTIONアワード」とは
「GOOD ACTIONアワード」とは、職場で独自に行なっている「人材育成」「コミュニケーション活性」「社員のモチベーション向上」などにつながる取り組みに光をあてて表彰するリクナビNEXTが主催する企画です。
日本で「働き方改革」という考え方が普及する前の2014 年度に開始され、いきいきと働く職場づくりを応援してきた、「GOOD ACTIONアワード」は、今回で第 10 回目を迎えます。
受賞した企業の取り組みとしては、人材不足が重大な業界で大幅に労働時間を削減し、新たな働き方を生み出した 3 つの取り組みと、独自の工夫を凝らして風土改革に挑戦する 4つの取り組みを Cheer up賞として表彰されました。
最近では、世界的に「人的資本経営」が注目されていて、「人的資本」とは、人材が保有している経験や知識、技術や能力及び、技術革新へ意気込みや、戦略の実行能力などを意味しているとのことです。
企業でも「人的資本」の価値を向上させるような経営管理「人的資本経営」の実践が求められていると言われています。
その中で、働く人の思いに注目した、一人一人がいきいきと働く職場づくりの実例は、「人的資本経営」のヒントにもなると考えられるとのことです。
アルティウスリンク株式会社とは
今回「GOOD ACTIONアワードCheer up賞」を受賞したアルティウスリンク株式会社は、2016年に、障がい者雇用専門部署「事務サポートユニット」を立ち上げ、ユニット管理者と障がい者スタッフが勤務しています。
主に、印刷や事務代行、社内便など、全社員に対する支援業務に携わるなか、人に教える喜びや自身の成長を実感できる職場へと、2023年1月より、障がい者メンバーが新人の業務習得と育成、会社生活をサポートする「チューター制度」を採用。
チューターの条件を決めて選考を行い、「チューターの心得」を詳しく記載したガイドブックを作成し、理解を深めた上で導入を開始したとのことです。
現在までに4名のチューターが7名の新人を担当していて、「教える側」と「教えられる側」の相互成長を実現しているほか、「将来はチューターになりたい」という目標を持つメンバーも増えているそうです。
画像提供:リクルート
今回、「GOOD ACTIONアワードCheer up賞」を受賞したアルティウスリンク株式会社が評価された点としては下記の通りです。表彰式でのコメントから2つ紹介したいと思います。
① 最初から無理だと思わずに、出来ることは何なのかという環境を整えていくこと の大切さ
②「 支えられている側」の人が、自分が「支える側」にまわる喜びを味わってもら うことができる
他にも、「チューター制度」ついて、このようなことが出来るという気づき、非常に綿密に計画されていて、9ヶ月のトライアルを経て、「マニュアル」もそうだけれど、丁寧に、すごく真摯に取り組んでいることについても言及されていました。
授賞式の様子となります。⇩
画像提供:リクルート
最後に
今回私が注目したのは、アルティウスリンク株式会社の「チューター制度」です。今までの「障がい者雇用」のイメージとしては、就業先の担当社員に配慮事項を伝えて、支援して頂きながら働くというものでした。
しかし、アルティウスリンク株式会社では、その支援する役割を、「チューターの心得」を詳しく記載したガイドブックをもとに、同じく「障がい者」である社員が担当しているという点が違います。
実際私も「障がい者雇用」で実習に行った時に、社員の方に教えて頂いてとても緊張したのを覚えているのですが、同じ「障がい者雇用」の人だと、緊張も和らぐのではないでしょうか。
また、先ほど「アルティウスリンク株式会社とは」でも書いたように、「教える側」と「教えられる側」の相互成長を実現できていることは、とても素晴らしいと思います。
今後、「障がい者雇用」の会社で、「チューター制度」、または同じような取り組みが増えることを願っています。
noteでも記事を書いているので、よかったら読んでみてください!
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