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どうも、ゆたです。
私事ではありますが、最近、置き型のPCを買いました。
それまであまりゲームはしなかったのですが、その多彩なゲームの数々に魅了され、毎日のようにプレイしています。
ゲームをしていると、配信サイトなどで良く耳にする言葉があります。
それが『eスポーツ』です。
eスポーツについて、インターネットで調べると、「eスポーツ(esports)」とは、「エレクトロニック・スポーツ」の略で、広義には、電子機器を用いて行う娯楽、競技、スポーツ全般を指す言葉であり、コンピューターゲーム、ビデオゲームを使った対戦をスポーツ競技として捉える際の名称。
という、なんとも長い説明がありましたが、要はスポーツと同じです。
野球、サッカー、卓球、様々なスポーツの内容は違えど、戦って勝ち続ければ優勝、という大枠の部分は似ています。
それをゲームでやろう、というのが『eスポーツ』なのです。
スポーツでも大会が開かれますよね。
規模によって様々ありますが、例えば、少年野球のような小さな大会もあれば、メジャーリーグのような世界と戦う大会もあります。『eスポーツ』の大会も同じです。
そして、一言でeスポーツと言っても種類は多彩です。皆さんご存知のスポーツ、野球とか、ボクシングとか、この世界にはたくさんのスポーツがあります。
それと同じく、広大な土地を駆け巡りながら武器を使って戦うFPSゲームとか、一対一で拳を使って殴り合う格闘ゲームなど、eスポーツにも本当にたくさんの種類があります。
現在、『eスポーツ』業界はかなり注目が集まっていて、賞金も驚愕な額になっています。
噂によれば、日本国内の最高優勝賞金は1億5000万にも及ぶとか。
そんなeスポーツですが、実はこんな取り組みもあるんです。
eスポーツ×就労継続支援という新しい形の障がい福祉施設「ONEGAME(ワンゲーム)」
株式会社ワンライフ、ここは障がい者自身がそれぞれの個性に合わせたチャレンジを行い、自信と選択肢が持てるような社会づくりを目指し、障がい福祉サービスを展開している会社です。
その中の福祉施設「ONEGAME」は、eスポーツに特化した就労ができます。
ONEGAME(ワンゲーム)は、eスポーツを通じて就労の技術を向上させ、ゲーム会社やeスポーツ事業に就職するためのスキルを磨くB型事業所になります。
eスポーツ専門学校のような機材があり、高度なeスポーツの学習が可能となっています。
ONEGAMEでは3つの専門職が学べ、それぞれの特性があります。
選手コース …プロ選手やストリーマーを目指す方向けのコースになります。
ONEGAME独自のランクの設定を設け、選手コースの施設利用者はひとつひとつの課題をクリアしていくことでランクが上がるシステムです。自身の実力が可視化されることで次の目標設定を明確にし、プレイ技術の向上を図ります。
実況MCコース …NA(実況解説)やMC、声優なども目指せるコースになっています。
ゲーム内で「何が起きているのか?」「何がすごいのか」を声を使い、相手に伝えるための表現力を養います。ゲーム実況を生配信で行うことで言葉遣いや、伝える楽しさを学び、定期的に開催されるONEGAME大会のイベント設営、運営チームとして活躍することが可能です。
イベントコース …照明、音響、映像、配信、イベントに関わるあれこれを学ぶことができます。
ひとつのエンターテイメントを完成させるために何が必要かを議論し、演出できる企画力を育てます。様々なイベントを想定し、設営に必要な機材に触れながら、1からセッティングできる設営技術を学ぶコース。定期的に開催されるONEGAME大会のイベント設営、運営チームとして活躍することが可能です。
全国で23ヶ所ほど展開しており、「千葉、岐阜、静岡、京都、神奈川、秋田、三重、兵庫、富山、愛知、群馬、北海道、沖縄」の都道府県にあります。
(一つの都道府県に2、3ヶ所ある場合もあります、詳しくは下記のURLにて、ご確認ください)
参考:ONELIFE 施設紹介 私たちの運営施設を紹介します。
つい先日、神奈川県初となる、ONEGAME川崎貝塚がオープンしました。
もし、自宅が近い方や興味がある方はチェックのほどお願いします。
このように今までにはない、障がい者×eスポーツという取り組みに、最近ゲームにハマっている私はつい、興奮してしまいました。
いわゆるスポーツだと、どうして身体的に障がいがある場合、難しいこともあります。
そんな方々が、ゲームの世界では戦う面白さや勝利することの喜びを味わうことができます。
そう考えるとこの事業所に通うことで救われた方々も沢山いると思います。
重度の障害でもゲームができる、画期的なシステム。
eスポーツでは少なくとも、マウスの操作とキーボード、もしくはコントローラーの操作は必須になります。
重度の障がい者だと、そこが難しい、そんな声に応えた画期的なシステムがあります。
それが【視線入力装置】です。
これはパソコンの画面(モニター)に取り付け、視線を動かすだけ、それを読み取り、マウスのように動かすことができる装置です。
それによって、全く身体を動かさなくても、ゲームをプレイすることができます。
11歳の少年Yくんは生まれたときから重い障害があり、体を動かしたり話したりすることができません。お母さんの呼びかけに反応することも困難です。なので、お母さんは、表情や雰囲気でY くんの気持ちを推し量ってきました。
「息子が何を考えているのか知りたいといつも思っていて、言葉がしゃべれなくても、それなりに表現する方法があるんじゃないかと思っていました。『何か訓練はないですか?』と周囲に聞いても、『動けるようになってから、そういう訓練を始めましょう』と言われて。『そんなはずない』と思いながら、表現する道が閉ざされたようですごく悔しかった」
そう気持ちを語っていたお母さんに、私は自分の母親の影を重ねてしまい、恥ずかしながら、涙が出そうでした。
その後、知り合いにすすめられて、島根大学が主催している重度障害者向けの視線入力の体験セミナーに参加したお母さん。
「ひらがなも読めないウチの息子には、視線入力なんて程遠い話だと思っていたのです。 でも、「重度障害者」「初めての視線入力」…というチラシの言葉が気になり、もしかしたら、息子もできるかな~というわずかな可能性を信じて講座を受講しました」
お母さんは当時の気持ちをこう、語っています。
まず、Yくんが取り組んだのは風船を壊すゲームです。
それを見事にパンパン壊していきます。その姿にお母さんも興奮した様子。
「『おお、Y(名前)!』って、もう感動ですね。今までは何をやるにも、『これをつかんでごらん』『あれをしてごらん』って、全部手を添えながらじゃないとやらなかったのが、視線入力だと、見ているだけで悠翼が一人でパンパンパンって風船を割っていくんですよ」
その後もYくんは様々なゲームにチャレンジしていきます。
そして遂に、eスポーツ大会にも出場することになりました。
その時の様子はぜひ、その目で確かめてください。ゲームに興味があるなら、きっと、楽しめますよ。
下記のURLが、詳しい記事になります。合わせて、お読みください。
参考:重度障害児が視線入力で真剣勝負! eスポーツで広がる可能性
障がい者だからって、諦めないで!
時代の流れによって、ゲームを含めた様々なデジタル機器の発達が十分に見込めます。
今ではVR機器などの開発が進み、いずれは全く身体を動かさなくても、デジタルの世界を走ったり、泳いだり、冒険したり、なんてこともあるかも知れません。
今、どうしようもなく、苦しいかも知れません。
当事者ももちろん、周りの人だって、苦しいはずです。
ですが、どうか、諦めないでください。
頑張っているみなさんが、少しでも報われるよう、私も祈りつつ、この記事を〆させて頂きます。
以上、お相手はゆたでした。
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