M.Jの成長に欠かせない失敗学

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こんにちは、改めましてM. Jです。

現在日本の社会では、会社の利益への影響がほとんどない「小さな失敗」に対しても「過度に厳しい叱責」が多く見られているように感じています。

そんな失敗に対する考え方について述べられている、「失敗学のすすめ(畑村洋太郎:著)」という本を皆さんはご存じでしょうか?

この本のことを簡単に言いますと「失敗の内容自体・原因を観ていく」失敗した人の責任は過剰に責めない」「今後、大きな失敗をしないように学習する」という考え方です。

一見するとこの本に書いてあることは「難しいこと」が多いですが、しっかり見ていくと「仕事や生活の中で意外と身近な出来事」について「分析された本」という感じがして、日常の生活にものすごく役に立つと感じています。

M.Jは、発達障がいの特性が強く「考え方の幅が狭い」「置かれた状況の中で適切な行動を選択することができない」といった最悪な人間で、20代の頃から今まで「失敗してきたことが多い」人間です。

あまりにも失敗した経験が多すぎるので「失敗から学ぶしかできない鈍感な人間」とも言えます。

度重なる失敗を重ねた時「どうにかならないか」という強い思いのもと「失敗学のすすめ」という本と「畑村洋太郎先生」がテレビに出演して話をされた内容に感銘を受けました。

今回は、M.Jのたどってきた「経験」をもとに、自分自身の人間としての成長につながる「失敗学」について、以下の項目に沿って書きます。

  • 失敗学とは(概要) 
  • 良い失敗と悪い失敗
  • 失敗情報の性質
  • 失敗を生かす考え方
  • 実際の失敗から学ぶ
  • 失敗に対するM.Jの思い

失敗学とは(概要)

本題の「失敗学」について書きます。

失敗学について・・・

失敗学における基本的姿勢とは、失敗を「否定的」に捉えるのではなく・・・

「プラス面に着目」して、これを「有効活用」すること

失敗学という学問

  • 失敗の「特性を理解」して、不必要な「失敗を繰り返さない」ための学問。
  • 失敗から「その人を成長させる新たな知識を学ぶ」ための学問。

失敗学を学ぶ意義ー畑村洋太郎先生の提言

失敗には、未知との遭遇による「良い失敗」と人間の怠惰による「悪い失敗」がある。

重要なのは「良い失敗」から物事の新しい側面を発見すること。

→その後「仮想失敗」をすることで「悪い失敗」を最小限に抑えること。

失敗や事故が隠ぺいされることが「最悪」な状態。

→失敗から教訓を得ることがものすごく重要!

失敗学の基本的な考え方

  • 「失敗はありふれたもの」「無闇に失敗を恥じる必要性はない」とする考え方。
  • 「失敗を忌避する」考え方ではなく、その次の「成功のために利用する」考え方。
  • 「失敗の原因」にのみ注目する考え方。
  • 「失敗に対する適切な対応」を学ぶための考え方。

注意】→「失敗は良いもの・失敗しても構わない」ということではない!

失敗学は理論だけ見ていくと「とっつきにくい感じ」がしますが、「生活に身近なもの」です。

仕事や社会生活の中で「失敗をすること」は避けるのが難しいことですが、この学問は「失敗した後の行動が大事」ということを言っている考え方です。

畑村洋太郎先生は、最も重要なことは「失敗から教訓を得ること!」と提言されています。

日本の社会の中では、著しく失敗に対する「責任追及が厳しい」ため「失敗を隠ぺいする」という悪いことが起こっています。よって「失敗から教訓を得る」という考え方が身についていない人が多いように感じています。

ところで、失敗の中には「生きた失敗(=良い失敗)」というのがあります。

簡単にいうと「後の成功につながる失敗」です。

反対に「繰り返される失敗(=悪い失敗)」というのもあります。

いわゆる「何にもならない失敗」です。

どのような失敗が良く、どのような失敗が悪いのでしょうか?

次の項では、良い失敗と悪い失敗について書きます。

良い失敗と悪い失敗

良い失敗

起こった「失敗から学ぶこと」のできる失敗。

次の「行動に活かせる」失敗。

未知なる「知識の発掘につながる」失敗。

次に「成功しやすくなる」生きた失敗。

「新たな領域に挑戦した」ことで起こった失敗。

人が「成長していく」うえで、必ず「通過しなければならない」失敗。

悪い失敗

何も「学ぶことができない」失敗。

単なる「不注意・誤作動」から起こる失敗。

何度も「繰り返される」失敗。

また、悪い失敗には、以下のような原因があります。

悪い失敗の原因

無知:事前に調べられるのに「不勉強」で起こる失敗。

不注意:多忙などで「集中力低下」で起こる失敗。

調査検討不足:判断に必要な「情報や知識を持っていない」ため起こる失敗。

誤判断:正しい判断をせずに「思慮不足」で起こる失敗。

手順の不順守:決められた「マニュアル通りに行なっていない」ための失敗。

仕事や社会生活の中では「失敗」はあるものとして考えるしかないです。

「良い失敗」「活かすことができる失敗」をして「悪い失敗」を避けることがものすごく重要です!

また、失敗によって「未知なる知識」が得られるようにしていきたいです。

そのうえで、悪い失敗の原因である①無知、②不注意、③調査検討不足の要素は「徹底してなくすことが大事」だと思います。この①〜③は、意識していかないとなくならないばかりか、失敗をした後「何も学ぶことなく、同じ失敗を繰り返す」という事態を引き起こします。それを避けるには「強い意志」がないと難しいです。

悪い失敗は、「失敗情報の性質」が原因と失敗学では考えられています。

では、失敗情報の性質とはどのようなものでしょうか?

失敗情報の性質

失敗情報の性質

①人間は「経験した失敗」を「時間が経つ」と忘れてしまい、同じ失敗を繰り返す。

②人間は「失敗を隠したい」という心理」を持っている。→企業の不正行為などにつながる

③失敗の情報が「伝達される過程」で、情報が「簡潔に」なる。

④失敗の情報はそれぞれの「立場」で「都合のよい解釈」をされる。

⑤失敗は「悲劇的な物語」として捉えられ、失敗の「本質」が見えなくなる。

「繰り返される失敗・企業の不正行為」において「失敗情報の性質」が大きく関係しているようです。

小さな失敗を「忘れること」「隠すこと」によって、将来「大きな失敗」「取り返しのつかない失敗」につながり、失敗がさらに「マイナスに作用する」という問題が出てきています。

「失敗を活かす」ためには、特に「失敗を隠す」ことは許されません!

失敗を「体験する」こと、失敗を「直視し続ける」ことが必要不可欠です!

自分自身を成長させるためにも「失敗を活かす」ことは、ものすごく重要す!

では「失敗を活かす」には、どのような考え方が必要なのでしょうか?

次の項では、失敗を活かす考え方について書きます。

失敗を活かす考え方

小さな失敗を恐れないこと。避け続けないこと。

失敗を通して「学ぶこと」で「真の知識を得る」ことができる!

  • 小さな失敗を「恐れて何もしない」ことで、将来の「大きな失敗」につながる。
  • 誰でも失敗はする。→失敗は当たり前
  • 失敗を「チャンス」と捉え「成長していく」ことが重要!

失敗から学ぶこと。 

  • 失敗は「自己成長と改善」のための大きなステップとなる。→失敗を活かす
  • 失敗は「創造性と革新を促進する」ための源になる。

仮想失敗体験をすること。

  • ほかの人がした失敗を「自分自身のこととして仮定」し、失敗を「頭の中で経験する」こと。
  • ほかの人の失敗からも「成長」することができる。

原因究明と責任追及を混同しないこと。感情的に反応しないこと。

  • 原因を「明らか」にする。→原因究明のみ行う
  • さまざまな問題が起こっても「感情的に反応しない」ことが大事。
  • 自分自身の「感情を抑制する訓練」をすることが必要。
  • 問題から「教訓を導き出す」ことが大事。

良い人間関係は試行錯誤から。

  • 自分自身の「過去の失敗」をデータ化して「自己反省」をしていく。
  • うまくいくための「方策」を学んで「実践」していく。

上記の中でも、①の小さな失敗を避け続けない・②の失敗から学ぶことはものすごく重要です。

自分自身を成長させるためには「失敗から学んで、同じ失敗をしない」ということを実践していくしかありません。その中で「失敗の原因究明を重視して、冷静に対応していく」ことも大事です。

「どんなことを行い、どんな失敗をして、どのように学んだか」でその人の「人間性」が大きく変わってきます!

特に、M.Jのように発達障がいがある場合は失敗はつきものですので、「失敗から多くのことを学ぶ」という視点は重要だと感じています。

次の項では、実際にM.Jが大きな失敗を通して学んだことについて書きます。

実際の失敗から学ぶ

約20年以上前、M.Jが専門学校に行っていた頃に「ほかの県に実習に行った時の出来事」です。

この頃、M.Jはほとんど、社会人としての「常識」を身につけていませんでした。

最低限、「おはようございます」「お疲れさまです」だけは言えていましたが、患者さんや病院の年上の職員さんに対して「敬語(尊敬語など)」が使えていない状態でした。

そんな時、実習の指導者から「病院の介護職員(以下、職員Aさん)と話して、レクリエーションの方法を教えてもらいなさい」と言われました。

M.Jは、ものすごく緊張していたものの「指導者からの命令」なので、「話をしなければならない!」という焦りがありました。すぐに、職員Aさんと話をしました。

話しかけることができたのですが、なんとM.Jは「とんでもないこと(失敗)」をしてしまったのです!

「〇〇したかけん、どげなふうにすればいいとですか?」と言ってしまったのです。

すると、職員Aさんは何も言わず「鋭い目つき」で、M.Jを「にらみ」続けました。

今思えば当然の反応ですが、かなり鈍感なM.Jは「驚いたまま、何もできない状態」になってしまいました。

この後、実習の指導者にこのことを報告しました。指導者から「明らかにあなたが悪い!」と言われました。

「明らかに仕事中に出す言葉ではない!」「言葉に気をつけなさい!」と言われました。

M.Jが「未熟」で、何も知らなかったことによる「失敗」です。

いろいろと「教えてもらわないといけない立場」で、この発言は明らかに「不適切」でした。

その日、M.Jはこの出来事についてしっかり「反省」しました。

この失敗を「直視」して「活かさなければならない!」と強く思いました。

そして、次のように考えました。

仕事中は、例外を除き「標準語」で話すこと。

仕事中は、基本的に「です・ます」調で話すこと。

年上の人に対しては、絶対に「尊敬語」で話すこと。

年下の人に対しても、できるだけ「尊敬語」で話すこと。

明らかに、若いから許される部類の失敗ではありませんでした。

「失敗から学ぶ」「同じ失敗を繰り返さない」「失敗を活かす」という「失敗学の考え方」に基づいて行動することが、その時のM.Jには必要だったのです。

この失敗をキッカケとして、M.Jは大きく変わりました。

ほとんどの場面で「標準語」を使うようになった。

年上・年下関係なく、ほとんどの場面で「尊敬語」を使うようになった。

上記のような行動を徹底してとることができるようになりました。

20年以上前にやってしまった「大きな失敗を活かすこと」ができるようになり、人間関係にも少しずついい影響が出るようになったと感じています。

まだまだ発展途上のM.Jですので、失敗から学ぶしかないと思っています!

失敗に対するM.Jの思い

今回は、M.Jのたどってきた「経験」をもとに失敗学について書いていきました。

失敗学・・・、一見すると難しい感じに捉えられますが実はこの記事に書いているように「日常生活に密接しているもの」です。基本的な考え方は「失敗することに対して徹底した原因究明はするものの、過剰な責任追及はしない」という新たな考え方です。

 

現在、日本の社会では以下のような傾向にあることが多いです。

小さな失敗に対して「過度に厳しい叱責」「著しい個人攻撃」「パワハラ的な言動」が非常に多く見られています。これらのことが原因となって「大きな失敗」があったとき「隠す体質」という「残念な事態」につながっています。

結果、日本は「働きづらい」「生きづらい」社会になっています。

この「失敗に対して厳しく、失敗から学ぶ(失敗を教訓にする)ことが著しく少ない」社会を「改革」していくためには、失敗学の考え方にある「失敗を将来の行動活かす」「試行錯誤して日々成長していく」ことがものすごく重要です!

これに加えて、以下の言葉を認識して行動していくことが必要です。

失敗を活かすという視点での「エジソンの名言」についてご紹介致します。

◎私は失敗したわけではない。ただ「1万通りのうまくいかない方法」を見つけただけだ。

◎成功しない人がいたら、それは「考えること・努力すること」この2つをやらないからではないだろうか。

◎私は失望などしない。なぜなら「どんな失敗も新たな一歩となる」からだ。

◎天才とは、1%のひらめきと「99%の努力」である。

実に、素敵な名言だと思います。「エジソンの名言」は、人生(仕事や生活など)に大いに役に立ちます。

失敗を「ポジティブな方向に変える」「失敗から勉強する」、日々実行していきたいものです。

 

ところで、M.Jが「なぜ、マイナスのことについてあえて書くのか」についてですが、このような思いで書いています。

研究者や医療関係者の方達は「小さな失敗を教訓にして成功している」こと。

人間として「成長」していくためには「小さな失敗」は避けられない。

③M.Jの人生経験において「失敗から学ぶことがほとんど」であったため。

この記事をご覧の皆さんも、失敗について「ポジティブ」に考えて「失敗を活かす」という視点で考えられるといいと思います!

失敗について「責任追及し過ぎない」社会になれば「生きやすい・働きやすい社会」になると思います!

この記事をご覧いただき、どうもありがとうございました。

今回の記事は、以下の文献を参考にしました。

参考:関西大学図書館:失敗知識データベース

   聖書入門.com:レシピ5    「失敗学」の法則

   技術評論社:エンジニアのための失敗学のすすめ

   株式会社日立総合計画研究所:書評 失敗学のすすめ

   THINKINGWEED→考える雑草:失敗学のすすめ:内容考察と評価

   doyatsue. BLOG:失敗イメージを壊す6つの要素→失敗学のすすめ

   癒しツアー:トーマス・エジソンの名言

失敗を活かすという視点で書かれている他のライターの素敵な記事です。ご覧いただけると有り難いです。

関連記事:piasu:弟

関連記事:蒼生(あおい):乗り越えたいことがある

こちらは、今回の記事の基本である失敗学について詳しく書いてあります。ご覧いただけると有り難いです。   

詳細:JーS TAGE:失敗学のすすめ(PDF)

もっと詳しい内容が知りたい方は「失敗学のすすめ(畑村洋太郎:著)」という書籍があります。ご覧になってみられるといいと思います。

今後について

興味があることや、今後書いていきたい記事のテーマとして、脳卒中への対応:くも膜下出血、忘年会、約8割が参加しない意思!今後への提案!、脳卒中の予防:健康に向かうための食事法や生活などがあります。

皆さんに役立つ情報を届けていければと考えています。
今後ともよろしくお願いします!

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2 件のコメント

  • 記事を読ませていただきました。人間に起こりうる失敗は自分を成長させる通過点に過ぎないのです。その失敗が、後で大きな役割を果たして気づかされることとなるでしょう。
    この記事でもう一度自分はどうだったか?と振り返ってみようと思っています。次の記事も楽しみにしています。

    • にわとり様、素敵なメッセージどうもありがとうございます!おっしゃる通り「失敗を経験したほうが人間として大きく成長する」という考え方を基本として書きました。今回の記事で、言葉づかいの失敗を通して「尊敬語をつかうこと」「標準語で話すこと」を意識するようになりました。今後は、1つ1つの言葉や行動を見つめ直し、周囲との人間関係を良くしていきたいと思います!次回からもよろしくお願い致します!

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