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今朝起きると、ごろごろと目に異物感を感じたので、ゴミでも入っているのかなと鏡を見ました。
ゴミは入ってなかったのですが、下まつげの1本がクルンと内巻きになって、毛先が眼球に触れています。
逆まつげです。
わたしにはよく起こる現象ですが、お昼くらいになると気にならなくなります。
それまでは気持ちが悪くて仕方ないです。
今回はそんな逆まつげ対策をご紹介します。
まつ毛の役割とは?
目にまつ毛が生えている理由は、ほこりや汗を防ぐためです。
まつ毛の根元周辺には知覚神経が多く存在しており、刺激に敏感で、ほこりやごみなどの異物を察知すると、反射的にまばたきして、目にゴミが入るのを防ぐセンサーのような役割を持っています。
まつ毛の本来の役割は目を保護するためのものなのですね。
分かりやすい例で言えば、ラクダのまつ毛がボサボサ(笑)しているのは、砂漠の砂が目に入るのを防ぐためなのですね。
そして、まつ毛は目の下側にも生えています。
地球の重力は上から下へと働いているので、目を閉じたときの下まつげの負担が大きくなります。
目を閉じたときには上と下のまつ毛が重なることで、クッションのような役割を果たし、まぶたの安全を守るためにも非常に重要といえるでしょう。
こうした働きから、まつ毛がないと異物を察知するセンサーの働きが鈍くなり、目にトラブルが起きてしまうことに。
逆まつげで起こるトラブル
逆まつげは角膜や結膜を傷つけてしまうため、目の充血や痛みを生じたり、光をまぶしく感じたり、涙が多く流れたり、目やにが出たりといった症状を伴うことが多いです。
逆さまつげをそのまま放置して角膜が何度も傷つくと、角膜に炎症や潰瘍ができたり、視力低下を招いたりすることもあります。
小さい子どもは痛みを訴えることは少なですが、何度も目をこすり、まばたきの回数が増えます。
よく観察してあげてください。
気軽にできる対策
①ビューラー
一番手軽にできる方法です。
細部にも使えるような幅の狭いビューラーもあります。
ただ、形がキープしづらいのが難点です。
ホットビューラーを使用すると、少しは改善されるかもしれません。
②まつげパーマ
手っ取り早く、まつげパーマをあてる方法です。
一番手間はかかりませんが、そこそこの費用と定期的に通う必要があるのが難点です。
③毛根を焼く
手っ取り早く毛根自体を焼いてしまう方法もあります。
いわゆる美容脱毛と同じ仕組みで、こちらも数回通う必要があります。
ただ、意地の悪いまつげは再び生えてくる場合もあるそうです。
まつげを自分で抜くのはおすすめできません。
目やまぶたを傷つけたり、感染症を起こしたりする可能性があるので、やめておきましょう。
手術で対策することもできる
まつげが眼球に与えるダメージが大きいときには、手術で対策することもおすすめです。
まつげの生え方やまぶたの状態によって、手術方法が変わってきます。
埋没法や目頭切開など方法は様々です。
保険適用の対象になりますが、美容のための手術ではないので、理想の二重まぶたにしてほしいなどの要望には応えられませんし、手術痕に対するケアも考慮されにくいので、その場合は美容外科での受診を検討したほうがいいかもしれません。
逆さまつ毛を治すにはどんな手術が必要? 保険診療なら何科がいいの? | 二重まぶた・目の整形なら城本クリニック (shiromoto.to)
コンタクトの装着について
学生の頃、コンタクトを着けてみたいと思い眼科へ行ったのですが、その際に眼球に傷が付いていることが判明しました。
じゃあ着けられないのかなと思っていたのですが、わたしの場合はコンタクトをしたほうがいいとのことでした。
確かに着けているときは目を擦ることはなかったです。
これに関しては医者や目の状態によって様々な見解もありますので、医者の指示に従いましょう。
わたしはコンタクトを着けるようになってから、眩しさを強く感じることがなくなり、非常にありがたかったです。
必ず処方箋がもらえる眼科専門医へ
コンタクトを使用する際、眼科での検診が必要です。
視力を測るのは当然なのですが、眼圧や眼筋、光彩への反応など、様々な検査が必要です。
3か月に1回が理想です。
診療行為は医師免許があれば誰でもできるので、コンタクトショップに併設されている眼科などでは、眼科専門外の医師や研修医が診察することも少なくありません。
ひどい場合は医師ですらなく、単なるお店のスタッフだったりすることもあるらしいです。
ネットで気軽に購入できるコンタクトレンズですが、処方箋が受け取れるような「眼科専門の医師」がいる病院で診察を受けましょう。
『処方せんなし』は超危険! コンタクトレンズの買い方・使い方の新常識 (shinyusha.co.jp)
頭痛を誘発する可能性も
逆まつげの主な原因に、眼瞼下垂があります。
眼瞼下垂(がんけんかすい)とは、上まぶたが下がってきて開けづらくなる状態を指します。
生まれつき起こる先天性と、何らかの原因でまぶたが下がって生じた後天性に分かれ、後天性眼瞼下垂は多くの場合で加齢によってまぶたを上げる筋肉が衰えてくることで起こります。
視野が狭くなるために無意識に眉を上げて物を見るようになることから、肩こりや頭痛、眼精疲労、めまいなどを引き起こすことも多く、日常生活に支障をきたすようであれば、医療的な対策も必要になってきます。
わたしのように、幼いころから逆まつげで、それが当たり前になっていたのですが、なかなかあなどれないなと思いました。
子供は無意識にこすってしまう場面が多いかと思いますので、親御さんは注意深く見てあげてくださいね。
おまけ:アレルギーがある人はまつ毛が抜けやすい?
アレルギーなどで目がかゆくなったとき、強い力で目をこすっていませんか?
こする頻度が多いと、その摩擦でまつ毛が切れる、抜ける……ということが起きてしまうため、アレルギー症状が出やすい人は、春や秋の時季に目元に強い刺激を与えないよう意識しましょう。
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