水分補給をしよう!血管の詰まりにご用心!

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こんにちは、改めましてM. Jです。

「みなさーん、今日は暑いので水分補給をしましょうー!」

M.Jの働くTANOSHIKA CREATIVEでも支援員さんがいつも声をかけてくださっています。

夏は特に水分補給が不十分な状態だと、「熱中症」になる「危険性」があります。

しかし、「水分補給」が不十分なことによる「危険性」はこれだけではありません!

夏の「危険性」を「熱中症」だけと考えることが、どれだけ甘いかを、この記事を通じてご覧の皆さんにお知らせしたいと思います!

場合によっては「後遺症の残る病気」や「ずっと注意し続けなければならない病気」になる可能性もあります。介護を要する状態や死を避けるために、重要なことですので、ぜひご覧いただければと思います!

以下の項目に沿って、水分補給の重要性について書きます。

  • 水分補給の重要性
  • 血管年齢を若く!
  • 恐怖!アルコールによる脱水!
  • 脳梗塞
  • 心筋梗塞
  • 血管の老化を防ぐ方法!
  • 血管が詰まらないようにしよう!

水分補給の重要性

夏に必要なものとしてあげられる「水分補給」ですが、どのくらい重要なのでしょうか?

ここではその役割や水分補給の方法をまとめていきます。

【水の重要性】

水は、成人の身体の55%〜60%を占めており、生命活動をサポートしている。

【水の役割】

・食事摂取で得られた栄養素を代謝する。

・血液やリンパ液を細胞まで運ぶ。

・体温を一定に保つ役目がある。

【適切な水分補給の方法】

 ◆こまめに ◆のどが渇く前に 

 ◆意識的に 運動した後も 

 ◆大量に汗をかいた後は塩分の補給も

 ◆起床時・入浴前後も

【1日当たりの摂取すべき水分の量】

欧米諸国での研究によると、1日1.5リットル摂取したほうがよいとされています。

人間の身体における水分の割合が約6割を占める(若い人は6割を超える)ので、いかに「水分補給が大事か!」ということが分かります。

水分が足りないと大きな影響を受けるのは「血管」だと言われています。

次の項では、血管の状態→血管年齢について書きます。

血管年齢を若く!

歳をとっても健康でいるためには「血液の流れを良くすること」が大切なのですが、そのためには、「血管年齢が若くなっている」ことが大事です。

この章では「血管年齢」や「血管年齢を上げてしまう生活習慣」について書きます。

【血管年齢とは・・・】

血管の「老化の進行具合」=「動脈硬化」を意味する。

【血管の老化現象とは・・・】

血管の壁が硬くてもろい状態になり、血液の流れが悪くなってしまう現象。

血管年齢が高くなると動脈硬化の「危険性」が高くなる

血流が悪くなり「冷え・肩こり・腰痛」などが起こる。

【動脈硬化になると・・・】

初期は自覚症状(自分で感じること)はない。

動脈硬化が進むと「脳梗塞」や「心筋梗塞」を起こす「危険性」が高くなる。

→「要介護状態」や「寝たきり」になってしまう

【血管年齢を高くする生活習慣】

《食習慣》

◆水分の摂取量が少ない。 

◆野菜・魚・豆腐の摂取量が少ない。

◆インスタント食品・ファストフードを多く摂取している。

◆丼物や麺類を多く摂取している。 

◆お菓子・ジュースを多く摂取している。

《生活習慣》

◆ストレスが多い。 

◆タバコを吸う。 

◆飲酒を大量にする。

《運動習慣》

◆運動をする時間が少ない。

◆いつもエレベーターやエスカレーターを使う。 

◆座り続ける・立ち続けることが多い。

上記のような生活習慣が続くと血管にとって悪影響となります。

【血管年齢が高くなることによって起こる病気】

●脳梗塞 ●脳出血 ●くも膜下出血

●狭心症 ●心筋梗塞

●大動脈瘤(胸部・腹部) ●急性大動脈解離

●肺血栓 ●肺塞栓 ●腎硬化症 ●急性腎不全

●下肢閉塞性動脈硬化症 ●下肢静脈瘤

動脈硬化は自覚症状がないので「気づいた時には進んでいる」という「危険性」があります。

放置すると「要介護・死」に近づく病気もあるので「若いから!」といって油断は禁物です。

血管年齢が高くなることによって起こる病気は、「危険な病気」もあるので生活習慣には細心の注意を払っていきたいと思います。その中でも「脱水」による血管の詰まりは恐怖です。

次の項では、アルコールによる脱水について書きます。

恐怖!アルコールによる脱水!

「水分であればいいだろう」と言って「お酒のほうがおいしいからお酒を飲もう!」というかたがいますが・・・。「アルコール」ではいくら飲んでも水分補給したことにはなりません。むしろ「悪影響が大きい」といっても過言ではないでしょう。

【アルコールで水分補給をすることによる悪影響】

①アルコールによる利尿作用

◆アルコールを摂取すると、飲んだ量以上の水分が「おしっこ」で失われてしまう。

→特に、ビールは1リットル飲むと1.1リットルの水分を「おしっこ」で失われてしまう。

◆アルコール摂取が多くなると「尿の量」も多くなり「脱水症状」が起きてしまう。

②アルコール分解のためにも水分が必要

◆飲んだアルコールを分解するには「大量の水分」が必要。

③アルコールを摂取すると体温が上昇して「発汗」を促してしまう。

皮膚や呼吸からも水分を失う。

このように飲めば飲むほど「尿」や「汗」として排出されていくので、水分が失われ、血管が「詰まりやすく」なってしまいます。

暑さもあって「ビールでカンパーイ!」と行きたいところですが、アルコールでの水分摂取は逆効果です!

前述した内容で脱水による水分不足について触れましたが、水分不足を「放置」するとどのようになってしまうのでしょうか?

次の項では、水分不足がもたらす危険な病気、「脳梗塞」について書きます。

脳梗塞

【脳梗塞とは・・・】

脳の血管が詰まって血流が途絶え、十分な酸素やエネルギーが供給されず脳細胞が壊死してしまう病気。一度壊死した脳細胞は元には戻らない。

【脳梗塞の種類】

①脳血栓

動脈硬化によって血管の壁に血栓が形成されて、閉塞してしまう病気。症状は徐々に進行する。

②脳塞栓

心臓の不整脈によって心臓の中で血液がよどみ、血液の固まりができて血管を詰まらせてしまう病気。症状は突然起こる。重症化しやすい。

【脳梗塞の原因】

①脱水

②動脈硬化・・・血管が傷つくことによってプラークが溜まっていくことで血管が詰まる。

③心房細動・・・左心房がけいれんして、心室内に血液がうっ滞する。

【脳梗塞の症状】

基本的には「FAST」のチェックをする。

F:FACE(顔)→顔のゆがみ

A:ARM(腕)→片方の腕が下がる、力が入らない

S:SPEECH(言葉)→ろれつが回らない

T:TIME(時間)→すぐに救急車:119

このほか、下記の症状があった場合も脳梗塞を疑う。

半身の脱力 ◆半身のしびれ ◆半身の感覚がなくなる

物が二重に見える ◆めまい・ふらつき ◆言葉が理解できない

上記のようなことにならないように「脱水」に注意していきたいと思います。

動脈硬化がひどくなってくると「脳梗塞」を発症する「危険性」が高くなります。

脳梗塞は「後遺症の残る代表的な病気」ですので、予防することを重視したいと思います。

そのためには「水分補給」「生活習慣の改善」が必要です。

「夏は脳梗塞の季節」といっても過言ではないので、「水分補給」を徹底していきましょう!

次の項では、水分不足がもたらす危険な病気「心筋梗塞」について書きます。

心筋梗塞

【心筋梗塞とは・・・】

心臓に大量の酸素と栄養を送る冠動脈が詰まり、心臓の細胞が壊死してしまう病気。

深刻な不整脈・心機能低下を起こし突然死することもある。

【心筋梗塞の原因】

①動脈硬化 ②高血圧

③脂質異常症→悪玉コレステロールが多過ぎる、善玉コレステロールが少な過ぎる。

④糖尿病 ⑤大量の飲酒 ⑥喫煙 ⑦ストレス

【心筋梗塞の前兆・症状】

  • 主な症状は、強い胸痛。
  • 心臓から離れた場所に痛みを生じる場合もある。

前兆は以下の症状がある。

胸痛(数分程度以上) ◆胸痛の回数増加 

胸やけ ◆胸の圧迫感

階段や坂道をのぼる時の息切れ 

左肩の痛み ◆歯・アゴの痛み

動脈硬化が進むと心臓に酸素と栄養がいかなくなり詰まってしまいます。

すると「心筋梗塞」という「生命に関わる病気」を発症する「危険性」が高くなります。

心筋梗塞の前兆は、必ずしも「心臓に現れるわけではない」のでとても「介」です。

見落として「放置」してしまうことが多いと考えられます。

前述した「アルコールによる脱水」も関係しているようです。特に、ビールは「脂質が多い」と言われていますので、安易に「ビールを大量に飲む」ことはお勧めできません!

脱水による血管の状態悪化が引き起こす「危険な病気」について、触れていきました。

次の項では、血管の老化を防ぐ方法について書きます。

血管の老化を防ぐ方法!

水分補給

◆一度に大量の水分摂取をしないこと!→200㎖程度のこまめな水分補給が大事

大量の飲酒をしない

塩分を減らす

◆塩・味噌・醤油は少なくして、レトルト食品や加工食品は控えること!

野菜や果物をたくさん摂取する

◆バナナ・ほうれん草・にんじん・海藻など塩分の排出を助けるカリウムが含有)

◆ブロッコリー・キウイ・いちごなど血管を強化するビタミンCが含有

◆かぼちゃ・ナッツ類など血行を促進するビタミンEが含有

青魚や大豆製品を摂取する

血流を良くすることが「血管の老化を予防する」ためにはものすごく大事です。

「水分補給」に加えて「アルコールの摂取量を減らすこと」「塩分を減らすこと」「食事は野菜を中心に!」を心がけていきたいと思います!

塩分のことについてはこちらの文献に詳しく書いてあります。ご覧いただけると有り難いです。

参考:ロッテ(メディパレット):塩分の適切な摂取量とは?

血管が詰まらないようにしよう!

以上、水分補給をしよう!血管の詰まりにご用心!でした。

今回の記事を通して「水分補給の大切さ」を痛感しました。

脳梗塞や心筋梗塞で「119」の「救急車」を周囲の人から呼ばれなくていいように、将来にわたって必要な「身体の健康」に細心の注意をしていきたいと思います!

記事をご覧いただき、どうもありがとうございました。

今回の記事は、以下の文献を参考にしました。

参考:健康長寿ネット:水は1日どのくらい飲めば良いか

   環境省:熱中症を防ぐためには(PDF)

   サントリーウェルネス:水分不足で起こる主な症状とは?

   健康・体力づくり事業財団:健康寿命を伸ばすために(PDF)

   ヨミドクター:血管は若返る!生活習慣・食生活を改善

   Eメット:アルコール・カフェインがもたらす熱中症リスク

   フラコラ:飲酒後のむくみやだるさを防ぐ方法

   関東脳神経外科病院:脳梗塞

   横浜新都市脳神経外科:脳梗塞とは

   日本生活習慣病予防協会:熱中症?いや、脳梗塞かもしれない!

   ニューハートワタナベ国際病院:心筋梗塞

   あんどう内科クリニック:心筋梗塞・狭心症とは?

   心臓血管研究所附属病院:脱水症状が引き起こす心臓病を予防しよう

   サワイ健康推進課:あなたの血管年齢はいくつ?

   ジョブベリー工場:あなたはいくつ?血管年齢を若返らせる方法

血管年齢についてはこちらの文献にわかりやすく書いてあります。ご覧いただけると有り難いです。

参考:日本心臓財団:血管年齢を意識する(PDF)

脳卒中についてはこちらの文献に詳しく書いてあります。ご覧いただけると有り難いです。

参考:日本脳卒中協会:脳卒中について

水分補給のことについては、とても素敵な記事が2つあります。ご覧いただけると有り難いです。

参考記事:nono:暑い夏を乗り切ろう!熱中症対策と対処法

参考記事:翼祈(たすき):暑熱順化を夏になる前から取り入れて、熱中症に負けない身体づくりをしましょう!

今後について

興味があることや、今後書いていきたい記事のテーマとして、一流の人:福島孝徳先生、一流の人:TANOSHIKA CREATIVEの支援員:◎さん、誠実な人になろう:大丸別荘事件から学ぶ!があります。

皆さんに役立つ情報を届けていければと考えています。
今後ともよろしくお願いします!

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