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こんにちは、改めましてM. Jです。
私は、発達障がいによる「脳の使い方の偏り」がものすごく激しいです。
日常生活にはほとんど支障がないのですが、社会生活となると難しい「生きづらさ」や「働きづらさ」が出てきます。
今まで「仕事をしていくうえで困ったこと」に「物事を考える視野が狭い」ということにずっと悩んできました。1日の中で、必ず上司に言われてきたことです。
最初は、何のことか分からずに過ごしてきました。
その答えを見つけていく為に、上司や同僚の考え方を「観察」しながら「考え方」を学んでいきました。すると、明らかに私の考えている「視野が狭い」ことに気づきました。
どのようにすれば視野が広くなり、社会適応できるか模索しました。
その後、視野を広くするためのトレーニングを行いました。
トレーニングを通じてうまくいく部分があったことは、私にとって大きな発見でした。
今回は私を含め、この記事をご覧の皆さんの「視野を広げる」お手伝いになればと思い、以下の項目に沿って記事を書いていこうと思います。
- 視野が広い人・狭い人の特徴
- 視野が広がることによるメリット
- 視野を広くするトレーニング
- 実際に視野を広げた効果(その1)
- 実際に視野を広げた結果(その2)
視野が広い人・狭い人の特徴
視野を広げるためには、どのような行動をすればいいのでしょうか?
まず「視野が広い」とは以下のような意味です。
◆知識や思考の幅が広く、多面的に物事を考えたり、柔軟に適応したりできること。
◆トラブルがあった時、周囲の状況や時系列で起こったことなどから最適な判断ができる。
◆物事に対して固定概念を持たずに、多角的に見たり、考えたりすることができる。
では「視野が広い人」とはどのような人でしょうか?
①フットワークが軽い
②好奇心旺盛で探究心がある
③他人の意見や考えに寛容的
④ポジティブ思考
⑤余裕がある
⑥自主性がある
上記の特徴から、視野が広い人は「仕事のできる人」だと思います。
特に、①のフットワークが軽い、②の好奇心旺盛で探究心がある、③の他人の意見や考えに寛容的という要素は、仕事をする為には必要不可欠なものと考えられます。
発達障がいの特性のある私にとって、著しく欠けている要素ですので、仕事や生活の中で常に「意識」して、行動していきたいと思います!
視野が狭い人の特徴
その一方で「視野が狭い人」とはどのような人でしょうか?
◯自己中心的な行動を取る
◯自信過剰で、周りの意見を聞き入れない
◯自分の過去の経験や知識だけで判断する
◯チャレンジしない
◯目先の出来事に強くこだわる
◯想像力に欠ける
◯他人の気持ちや価値観を考えない
次の項では、視野が広がることでどのようなメリットがあるか考えていきましょう。
視野が広がることによるメリット
視野が広がることによって、どのようなメリットが出現するのでしょうか?
①他人の意見を受け入れられる
◆上司からの指摘に対して受け入れることができる。
◆「自分はそこを改善すればもっと良くなる」という考え方ができる。
◆成長やスキルアップにつながり、人間関係が円滑になる。
◆他人の意見を傾聴することができるので、相手を不快にさせることがなくなる。
②冷静で客観的な判断ができる
◆物事の全体像が見える。
◆心に余裕が生まれる。
◆固定観念や思い込みによる「偏った判断」が少なくなる。
◆あせる、感情的になることが少なくなり、迅速に判断することができる。
③思考力や発想力が高まる
◆柔軟な発想ができる。→アイデアが豊富になり、新たな企画を思いつくようになる。
◆物事を多面的に見たり、さまざまな知識を組み合わせたりするスキルが得られる。
◆複雑な問題を解決することができる。
◆新たな方法や情報を収集することが習慣になる。
④効率的に仕事が進められる
◆仕事の進め方や業務のムダを分析することができる。
◆チャレンジ精神があるので、新たな別の方法で業務ができる。
⑤ポジティブに考えられる
◆壁ができた時「乗り越えるためには何をすべきか」考え、実行できる。
⑤信頼ができて、人間関係が良くなる
◆ 自分の意見を押しつけることがなくなる。
◆「言葉のキャッチボール」がうまくなり、他人とスムーズに意見のやり取りができる。
視野が広がるとこんなにたくさんの「メリット」があるので驚いています。
その中でも、①の他人の意見を受け入れられる、②の冷静で客観的な判断ができることは、仕事や生活においてものすごく重要ですし、「人間関係」も良くなってくると思います。
「視野を広げる」ことは、発達障がいの特性に対して「チャレンジ」することになります。
「脳の使い方の偏り」を減らして、「視野を広げる」ことは、社会適応していく為に必要なことです。
では、視野を広くするにはどのような「トレーニング」が必要でしょうか?
次の項では、視野を広くするトレーニングについて考えていきましょう。
視野を広くするトレーニング
①ひと呼吸置く
◆判断や意見を求められた時「ひと呼吸」置くことを身につける。
◆「視野を広げて考えよう」と意識する。
②さまざまな情報源から情報を収集する
◆さまざまな情報源を参考にし、新しい発見に触れるようにする。
③知識のインプットを増やす
◆テレビ、新聞、本、SNS などで知識を得る。
④他人の意見を傾聴すること
◆ 柔軟に考えて、他人の意見を受け入れる。→新しい発見がある。
⑤自分の意見は正しくないないかもしれないと思う
◆自分の考えを疑ってみる。→「絶対◯◯」はない。
◆さまざまな「可能性」や他の考え方や方法について考える。
◆「もしかして、今よりもっと良い方法があるかもしれない」という考えを常にもつ。
「視野を広げて考えよう」と意識することは、必要不可欠なことです。
これに加えて「情報収集すること」「知識を得ること」「他人の意見を傾聴すること」をトレーニングすることがものすごく重要です。
結果、自分の意見に固執することなく、自分の知らないことに興味をもつことができるのです。
次の項では、実際の行動について記事にしました。
実際に視野を広げた効果(その1)
私の実際の体験(その1)についてお話をします。
病院に勤務していた時、病棟とリハビリ部門で相当な対立がありました。
私もその渦中の1人でした。患者さんの自立を最優先に考え過ぎていて、病棟の職員さんの意向を聞くことができていませんでした。
どうして対立してしまうのか理由を考えてみました。
患者さんの「できる動作」と「している動作」に大きな違いがあったことに加え、その患者さんの家族の状況に考えがいっていませんでした。
このことに気づかずに、一方的に患者さんの自立(リハビリ)のことばかり主張していたのです。
「自分の意見は正しくないないかもしれない」ということに気づかされました。
実際に病棟に行き、その患者さんの「している動作」をじっくり観察して幅広く考えた結果、病棟の職員さんの意見に納得して、その患者さんにとって施設に行くほうがうまくいくことを理解しました。
病棟の職員さんの意見を聴いた後「さまざまな可能性」や「ほかの考えや方法」について想像をすることができました。
患者さんが実際に「している動作」や予測される「患者さんの家族の介護状況」まで視野が広がっていませんでした。
この経験を生かして、私は「いろんな立場の人の状況や考え方」を考えられるようになりました。
実際に視野を広げた効果(その2)
私の実際の体験(その2)についてお話をします。
病院での仕事で注意しなければならないのは、全員参加の行事(レクリエーション)の時です。
リハビリ部門含め職員の注意が「散漫」になってしまいます。「楽しむ」ほうに意識が行き過ぎるのです。
すると、1人の患者さんが急に体調が悪くなった時に「気付くのが遅れる」という「アクシデント」が出現します。
このような行事の時こそ「視野を広げて」考えていく必要性があるのです。
さまざまな「可能性」について考えることで、患者さんの体調の変化に気づくことができます。このほか、レクリエーションが嫌いな方もいるので、フォローはかなり必要です。
この経験を生かして、私は「最悪の出来事から思考していく考え方」を学びました。
物事を考える時は「最悪の状態をイメージ」していくようになりました。
すると「視野を広げた考え方」ができるようになり、ポジティブ思考であることが多くなりました。
おわりに
この記事をご覧の皆様、実際何かをする時に「さまざまな可能性」について考えていくことで「視野を広げること」を意識されてみることをオススメします!
一緒に物事を考える視野を広げて「チャレンジ」してみましょう!
記事をご覧いただき、どうもありがとうございました。
今回の記事は、以下の文献を参考にしました。
今後について
興味があることや、今後書いていきたい記事のテーマとして、努力:一般就労に向けて、EQ(心の知能指数)を高める:一般就労に向けて、大型連休バンザイは甘い!「休暇分散・連休ずらし」についてがあります。
皆さんに役立つ情報を届けていければと考えています。
今後ともよろしくお願いします!
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