はちみつで風邪ウイルスを撃退!?引いたら試してみて!!

この記事は約 7 分で読むことができます。

わたくし、風邪を引いてしまいました。
何年ぶりでしょうか、この喉の痛み。
漢方薬も飲んだし、風邪に効く食べ物も食べたし、乳酸菌ヨーグルトも食べたし、栄養ドリンクも飲んだし…。

「そういえば、台所にはちみつがあったな…」

はちみつが何か喉にいいことはぼんやり分かっているし、はちみつののど飴だってあるくらいだから、舐めて損はないのかな?

ということで、風邪を引いたときに、はちみつにはどんな効果があるのか…。
調べてみました!

はちみつに含まれている成分

引用:実はすごいハチミツの栄養価!日常に取り入れたいおすすめの使い道8選|楽しむ・学ぶ|養命酒製造株式会社 (yomeishu.co.jp)

ハチミツの糖分には、「体によい」とされる理由があります。
食べたものの多くの糖類は最終的に果糖やブドウ糖に分解され、体内へ吸収されますが、ハチミツの糖分はもとからこの果糖とブドウ糖。
つまり、消化する手間や負担をかけずに、ダイレクトにエネルギーとして吸収されるのです。
さらに、ハチミツにはビタミン、ミネラル、アミノ酸、酵素、ポリフェノールなど150種類以上の成分がバランスよく含まれています。
消化吸収力を高め、胃痛や腹痛を緩和する作用があり、食欲不振や疲れがある時におすすめです。
体を潤す作用にも優れているので、空気が乾燥する冬場は積極的に取り入れたい食材です。

はちみつは、食べるサプリ・元祖栄養食ともいわれているのです。

はちみつの効果

糖度が高い
ミツバチの巣の中で熟成された生のはちみつは、80%という高い糖度を保っています。
細菌のバクテリアはその浸透圧で体液を吸い取られてしまうので、生きていられません。

殺菌作用
はちみつに含まれているブドウ糖(グルコース)に、みつばちの酵素(グルコースオキシターゼ)が反応し生成される有機化合物。
グルコン酸は、医療現場で傷口の消毒、医療用具の消毒にも使われている物質です。
オキシドールの成分で、強い殺菌作用があります。

風邪の予防にもおすすめ

風邪を引いたとき、多くの方が鼻や喉の不調を経験していると思います。
原因は、鼻や喉の奥にある咽頭や扁桃にウィルスが感染して増殖することです。
殺菌作用のあるはちみつで、風邪によって引き起こされた炎症を和らげることができます。

咳が出る時や喉が痛い時は”はちみつ大根”を飲むといいと聞いたことがありませんか?
ただのおばあちゃんの知恵袋だと思っていましたが、しっかりと医学的根拠があります。
アメリカの大学の研究チームが行った調査によると、子供の止まらない咳に小児用の市販薬よりもはちみつの方が効果的であったという結果が出たそうです。

これは、はちみつが持つ強い殺菌力が呼吸器系の細菌の増殖を抑えるため、咳止めに有効に作用すると言われています

参考:はちみつ、咳や風邪の治療に市販薬よりも有効か 英研究 – CNN.co.jp

 

はちみつには、喉の粘膜を保護する作用があります。
はちみつの水分量は約20%と低いですが、周囲から水分を集めて閉じ込める保湿効果がとても高いです。適度な粘度と高い保湿効果で、乾燥から強力に喉粘膜を保護します。
また、喉に付着した雑菌を倒すだけではなく、荒れた粘膜を保護する作用があるのです。
殺菌効果との相乗効果で、喉粘膜の保護能力が高まります。

免疫機能を高める効果も!

はちみつはオリゴ糖・グルコン酸・乳酸菌を豊富に含み、腸内の善玉菌である乳酸菌やビフィズス菌を増やす働きがあり、腸内フローラのバランスを整えます。
腸内フローラとは、腸内に生息する約3万種類、1000兆個に及ぶ細菌類のことです。
腸内フローラを整えることは、健康な毎日を送る上でとても重要です。
それは、腸には食べ物だけでなく、さまざまな病気の原因となる菌やウィルスなどが入ってくるからです。
腸は排泄物を作る機能だけではありません。
全身の免疫を司る体中の免疫細胞の7割が腸に存在するのです。
この免疫細胞を活性化させることが、外部からの病原体と戦う免疫力の向上にもつながります。

一日の摂取量の目安は?摂りすぎに注意

栄養満点で、健康にも美容にも効果のあるはちみつ。
しかし、過剰摂取で健康を損なってしまうのは本末転倒です。

はちみつは砂糖より健康なイメージがありますよね。
はちみつに含まれる果糖は、ブドウ糖より血糖値が上がりにくいと言われていますが、摂りすぎは中性脂肪を増やします
つまり、生活習慣病に繋がることにもなるのです。
砂糖と同じように、はちみつも摂りすぎには注意が必要な食べ物なのです。

適切な量は、おおさじ2~3杯程度、ティースプーンなら3杯程度です。
これは、添加物や甘味料が使われていない、濾過されていないはちみつの場合です。
さらに、果糖は肝臓で代謝されるので、一度にたくさん摂ると肝臓に負担がかかります

食後の飲み物に、はちみつを加えるくらいの感覚で摂るのがいいのかもしれないですね。

はちみつの効果的な食べ方

注意したいのは1点だけ。
できるだけ加熱しないこと、です。
加熱することで、ビタミンなどの風邪に効果がある栄養素を破壊してしまう恐れがあるからです。
購入する際には、加熱処理されていないはちみつを選ぶことをおすすめします。

①ヨーグルトと一緒に

はちみつとヨーグルトは相性抜群。
はちみつに含まれるオリゴ糖は、ヨーグルトに含まれる乳酸菌やビフィズス菌のエサになって、一緒に腸内環境を整えてくれる効果があります。
おすすめは無糖のヨーグルトにはちみつを混ぜる食べ方。
甘みが加わって食べやすいので、ぜひ朝食や間食に取り入れてみてください。

②はちみつレモン

はちみつと同じく、ビタミンCやクエン酸などの栄養が多く含まれているレモン。
はちみつと一緒に摂ることで、疲労回復に効果的です。
またはちみつに含まれるブドウ糖や果糖は、すぐに体に吸収されるので、簡単にエネルギー補給ができます。
作り方は、はちみつに輪切りのレモンを浸しておくだけ。
作り置きしておけば、いつでも気軽にエネルギー補給ができます。

③ゆずはちみつ茶

ゆずにはビタミンが豊富に含まれており、とくに皮に含まれるビタミンCはレモン果汁の3~4倍ほど。
はちみつと一緒に摂ることで、疲労回復や胃痛・胸やけの解消にも効果的です。
輪切りにしてそのままはちみつに漬け込むか、皮を細切りにして果汁と一緒に漬け込んで作ります。
お湯を入れてお茶にして飲むほか、紅茶に入れたり炭酸水を入れたりと、好みに合わせてお楽しみください。

温かい飲み物に加えるのは大丈夫なのだそうです。

まとめ

調べてみたら、風邪の時だけでなく、お腹や胃の調子までも改善してくれるようで、本当に万能薬のように思えてきました。
実際、古代エジプト文明の遺跡から、はちみつを医療に取り入れていた様子を描いた壁画も発見されているようです。
実に古い歴史があるのですね。
口からだけではなく、スキンケアやシャンプーなどにもはちみつが配合されている商品もありますしね。

風邪を引いてからずっとはちみつを食べていますが、食後のお口直しにぴったりで、しつこい甘ったるさもないので、気軽に取り入れることができています。
のど飴が苦手な人にはぜひ試していただきたいです。

これからは、風邪をひいたらまずはちみつ!を実践していこうと思います。

暮らしや健康に関する有益な情報を発信するWebライターichihimeのおすすめ記事

HOME

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。