厚生労働省がヤングケアラー問題への取り組みについて自治体などと連携を強化

ヤングケアラー

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少しずつ認知されてきているヤングケアラー

こんにちは。Kと申します。

突然ですが皆様、「ヤングケアラー」という言葉を聞いたことありますか?

ヤングケアラーとは、病気や障害のある家族・親族の介護・面倒に忙殺されていて、本来受けるべき教育を受けられなかったり、同世代との人間関係を満足に構築出来なかった子どもたちのこと。大人が担うようなケア責任を引き受け、家族の世話全般を行っている18歳未満の子どもを指す。

(引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/ヤングケアラー

以前よりも彼ら、彼女らの存在は世に知られてきているかもしれません。

それを裏付けるように、ヤングケアラーたちを支援する動きが厚生労働省にあったようです。

厚生労働省と自治体などの連携

令和4年9月20日、厚生労働省は介護保険の自治体担当課や関係団体に協力を求める事務連絡を出しました。

その連絡の内容は、「ヤングケアラーたちが正しい支援を受けられるようにするため、厚生労働省と自治体などが改めて認識を共有する」というものでした。

以下、一つ一つご紹介していきます。

ヤングケラーのいる家庭でも訪問介護を受けられる

どうやら一部でヤングケアラーを「介護力」とみなすケースが未だに存在するようです。

冒頭に引用した通り、ヤングケアラーとは介護に忙殺され、本来受けるべき教育を受けられなかったり、同世代と同じように人間関係を構築することができなかったりする状況の中で、本来は大人が担うべきケアを担っている子どもたちです。

このような子供たちに「介護力がある」とレッテルを貼るのは間違っています。

厚生労働省は改めて「ヤングケアラーや同居家族がいるからといってその家庭が訪問介護による生活援助を受けられないということはない」ということを自治体などへ周知しました。

ヤングケアラーを孤立させないために

また、厚生労働省が作成した「多機関・他職種連携による支援マニュアル」を活用するよう呼びかけを行いました。

「多機関・多職種連携によるヤングケアラー支援マニュアル」は,厚生労働省が,地方自治体やヤングケアラーと接する可能性が高い専門職へのアンケート調査や地方自治体でのモデル事業を通じて,ヤングケアラー発見の着眼点や支援のつなぎ方などの成果をとりまとめたものです。

(引用:https://www.hiroshima-fukushi.net/2022/05/20/24211/)

それ以外にも、自治体にヤングケアラーコーディネーターを配置し、福祉サービスに繋げる取り組みがあることも周知しています。

最後にこの記事を読んでくださっているヤングケアラーの皆様へ

このようにヤングケアラーの抱える問題を少しずつ明るい方向へ動かそうと社会は働きかけています。

大切な十代を謳歌するために、どうかお一人で悩まず、行政や福祉に助けを求めてみてください。

Kも微力ながら記事を書き、応援しております。正しい情報が、きちんと必要な方へ届くようお祈りしつつ、今回の記事を終わります。それでは。

(参考記事:https://www.fukushishimbun.co.jp/topics/28380?fbclid=IwAR1qxJYQ58i9qzbCSKpJdooFDuK_Pr0Yy9UjL7DdOimYGts78AJyljf9Ejk)

 

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