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手汗がひど過ぎる
すっかり季節は夏になり、毎日のように体中から汗がでるようになりました。
私はもともと、汗っかきだったのですが、特に汗がひどいのが「てのひら」です。
手掌多汗症と呼ばれる症状で、てのひらに汗をかくのが特徴です。
【手掌多汗症の記事】
こちらの記事に、手汗の経験を書いているのですが、私自身は手掌多汗症の治療はしてきませんでした。
しかし、最近になって趣味を増やそうと手芸を始めたました。しかし、手汗がひどくて針が指から滑って上手く縫うことができないのです。
そして何より、夏になり、仕事中にマウスを使う際に、汗びっしょりになってしまい、マウスが故障してしまわないかと不安に思うほどになってきました。
今までは、積極的には治療はしてこなったのですが、やはり汗が多いと困ることが多々あることを再認識してきたので、手掌多汗症の治療をしようと決心しました。
塩化アルミニウム液を処方された
さっそく、かかりつけの皮膚科の先生に「手汗がひどくて困っています。」と相談してみました。
先生からは、
「塩化アルミニウム液を塗布する方法。」
「胸部副交感神経を切除する手術を行う方法。」
「電気を通電して、水素イオンで汗を止める方法。」
の3種類の治療法があることを教えてもらいました。
それぞれの治療法の詳しい方法がこちらです。
掌蹠多汗症に対し、塩化アルミニウムの外用療法を行っています。
塩化アルミニウム溶液は、汗を出す管(汗管)の細胞に作用し、この管を閉塞させることで発汗が減少するといわれています。 ただし、この効果は一過性であるため、効果を持続させるには継続的な治療が必要になります。また、高い有効性が報告されていますが、全ての患者さんに効果を保証できるものではありません。
治療法として最も確実な方法は、胸部交感神経節切除術です。 これは胸部の交感神経を一部切断する手術で、手術直後から手汗が減少します。 手術は腋の下に3mm程度の孔を2ヶ所あけ、内視鏡を胸腔内に挿入して行います。
イオントフォレーシスは、多汗を認める手掌、足底を 水道水の入った容器の中に浸し、6~10mAの直流電流を流す方法で、手掌、足底の多汗症に有効な治療法です。陽極側で電気分解により生じた水素イオンが、汗の分泌部に作用して、発汗を抑えると考えられています。
切除手術と、電気治療は設備の整っている大きな病院でしか治療ができないということなので、私が行っている皮膚科では塩化アルミニウム液を塗布する方法を勧められました。
病院では言われませんでしたが、ボトックス注射をする治療法もあります。
ボトックスRはタンパク質の一種で、アレルギーの心配がほとんどない物質です。交感神経の働きをブロックする作用があるため、手のひらや足の裏に注射することで汗腺の活動を抑制し、結果として汗の分泌が抑えられます。汗腺を取り除くわけではないので、効果は永続的なものではありませんが、約半年くらいの間は汗の量を抑えることが可能です。(緊張による発汗も抑えることができます)
多汗症の治療・手汗・足裏の汗・手のひらの汗|浜口皮ふ科形成外科天王寺・大阪[皮膚科・形成外科] (hamaguchi-clinic.net)
実際に使ってみての感想
早速、病院で塩化アルミニウム液を処方してもらいました。日光に当たってはいけないらしく、茶色のボトルに入っていて、保険適用外で1本100mlくらいの量で1,500円でした。
使い方としては、寝る前に手をよく洗って水気をとってから、てのひらに塗布して寝て、朝に起きたら手を洗うというやり方です。
処方してもらったその晩に、実際に使ってみました。
茶色のボトルを開けると、エタノール臭がして、アルミニウムの匂い?のようなものは何も感じませんでした。
少量をてのひらにのせ、こすり合わせて塗ってみると、エタノールが揮発する感じがして、何やらてのひらに薄い膜が貼られたような感覚がしました。
効果的な塗布方法
数日間使ってみて、いくつかの改良点を自分なりに見つけました。
ボトルのままだと使いにくいのが分かったので、100均で色付き(日よけ)のスプレーボトルに詰め替えてみました。
そして、毎日の塗布は続けていたのですが、汗は思ったよりは止まってないような感じがしていました。
そこで、より効果的な塗り方はないのか調べてみると、布(綿)の手袋に浸るぐらい塗布して、その上からゴム手袋をして浸透させる方法を見つけることができました。
さっそく、これも試してみようと、100均で車の運転などに使う白い綿製の手袋と、薄いゴム手袋を買ってきて、その夜から実際に手袋+ゴム手袋を試してみました。
少し多めに、手袋にスプレーして、乾ききらないうちにゴム手袋をはめてみます。
若干、寝にくいのと、スマホが操作できないのが難点でしたが、次の日の朝になると、今までよりも、膜が貼っている感じと、手が乾いているような気がしました。
使い始めて2週間たってみて
塩化アルミニウム液を使い始めて2週間ほどたったころに、手荒れの症状がでてきました。使い始めに医師から、手荒れはするからハンドクリームは欠かさずにとの注意は受けていたのですが、手の皮のめくれや、ひどいひび割れのような乾燥などの症状がでてきました。
私は、毎日塗布すると手荒れがひどくなるみたいなので、2週間たった今では、塗布は数日に1回のペースで続けることにしました。
毎日のペースでも、てのひらがツルっとしてきた感じがします。汗の出方は、変わらない日もありますが、塗布した翌日は、確実に抑えられてきています。
今回は、塩化アルミニウム液を使っての治療でしたが、塩化アルミニウム液だけでも効果があることがわかったので、今度は電気治療なども試してみたいと思いました。
てのひらの汗で悩んでいる方は、たくさんいると思います。
私の使用体験をみて、試そうか迷っていた人や、試してみようと思った。と考えてくださるとうれしいです。
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