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皆さんはもうマイナンバーカードを持たれているでしょうか?
日本よりも早くから諸外国ではマイナンバーカードが使われており、同じようにそこには個人の情報が入っていました。
しかし、個人のパソコンに不正にアクセスしたり、個人の情報が外部に洩れて悪用されることに繋がりました。また、なりすましによる被害も多かったのではないでしょうか?
そういう事情もあって諸外国での多くは廃止となりましたが、ドイツでは現在も個人の照合として使われています。
そんなマイナンバーカードについて、今回は改めてどんなねらいやメリットやデメリットがあるか、今後どんなことに使えるようになるのかなどについて書いていこうと思います。
導入が決まってからの日本では・・・
マイナンバー制度の導入が決まってから、手続きをする人が少なかったように思います。
実際この2021年1月の段階で3132万枚、全人口の約24.6%に交付されていますが、普及したとは言い難いです。
参考:https://www.excite.co.jp/news/article/Economic_91777/
マイナンバーカードの普及が進まない理由は、国民がこの制度についてよくわからなかったり、マイナンバーを他人に知られることを嫌がったからかもしれません。
以下は総務省にあったマイナンバーカード導入の意図についての記述です。
・国民の利便性向上
これまで、市区町村役場、税務署、社会保険事務所など複数の機関を回って書類を入手し、提出するということがありました。マイナンバー制度の導入後は、社会保障・税関系の申請時に、課税証明書などの添付書類が削減されるなど、面倒な手続が簡単になります。
・行政の効率化
マイナンバー制度の導入後は、国や地方公共団体等での手続で、個人番号の提示、申請書への記載などが求められます。国や地方公共団体の間で情報連携が始まると、これまで相当な時間がかかっていた情報の照合、転記等に要する時間・労力が大幅に削減され、手続が正確でスムーズになります。
・公正・公平な社会の実現
国民の所得状況等が把握しやすくなり、税や社会保障の負担を不当に免れることや不正受給の防止、さらに本当に困っている方へのきめ細かな支援が可能になります。
こうした表向きの理由と、電子決済を広めることや、国民の情報を国民一人ひとりの「事情」を把握すること、社会保険料や税金の徴収漏れをなくすという意図もあることがよく言われています。
参考:なぜ政府は全国民にマイナンバーカードを持たせたいのか?2021年、健康保険証と一体化へ | マネーボイス (mag2.com)
ポイントを付与すると政府は言うけれど、私には分かりにくいなぁと感じました。
また、Paypayなどのキャッシュレス決済サービスを使っていないと受け取れないことも、大きく関わっていたのではないでしょうか?
マイナポイントの申請については以前別のAKARIのライターが書いていましたので、もし興味があればこちらも併せてお読みください。
マイナンバーカードを持つことには、下記のような利点と欠点があります。
マイナンバーカードの利点・・・一枚あればいろんなところで使える
・本人の確認
・銀行口座や郵便局の開設
・病院の診察券のかわり
・運転免許
・障がい者手帳
・収入などの管理
・副業や脱税の管理
・転入出が簡単にできる
・確定申告
などが一枚のカードですみます。
参考:マイナンバーカード 健康保険証としても利用可に 本格運用へ | マイナンバー | NHKニュース
参考:マイナンバーカード6つのメリット – マイナンバーカード総合サイト (kojinbango-card.go.jp)
また、2020年にコロナウイルスが流行した際、国民の支援金の手続きに携帯を使うオンラインでの請求がいち早く受け入れられました。
そのコロナウイルスの支援金の手続きについて、マイナンバーに紐づけて行うことも検討されましたが、普及率の低さを理由にそれは行われず、人によっては紙での手続きをされたのは、私の他にもいたのではないでしょうか。
こちらの記事にはコロナウイルスで支給の申請と保障についての各国の違いについて書いてあります。
関連記事:https://www.ntv.co.jp/news_covid19/static/20200420_c01.html
マイナンバーカードの欠点・・・悪用される危険性がある。
・紛失した(落とした・盗られた)
・個人コードをみられた
・副業がばれた(会社)
・脱税が見つかった
・なりすましで個人の財産をとられた
・悪用された
・外部にもれた
・暗証番号を忘れた
・再発行には手数料がかかる
・紛失した番号がくることがある
などにより人は悪用されることを不安に感じているようです。
私の場合ですが、写真付きの物がない場合には、身分証明書として作っていると思います。
*マイナンバーカードには、セキュリティ対策が必要になるのです。
マイナンバーカードが作れない人はいるのか?
マイナンバーカードは個人で申請するのですが、寝たきり(植物状態)や認知症の人などはどうなっているでしょうか?
マイナンバーカードを作れない人の中には、代理人や後見人などが申請することができます。その時には、委任状や診断書の他に、障がい者(身体・精神・療育)の手帳などが必要となるようです。市役所や役場まで受け取りに行く必要があります。
参考:https://okagesama.jp/column4.html
これから注意をしなくてはならないこと・・・
マイナンバーカードのセキュリティー対策をしっかりして、情報の流出や不正にアクセスできないように工夫する必要があるのです。
また、マイナンバーカードにある情報を開くためには、暗証番号やアドレスなどを忘れないようにします。また、人に見られないように手帳などに書いて残すほうがいいでしょう。
まとめ
私は、マイナンバーカードのもつ意味がなにか?と聞かれると、正直わかりません。
買い物もキャッシュレス決済もほとんどなく、お得感も感じることがありません。
また、マイナンバーカードを作ることにも、かなりの抵抗感をもっています。
住民基本台帳カードは、現在でも通用するのでは?と思っているのは私だけでしょうか?
諸外国の失敗を取り入れた政府に、今も疑問が残っています。
新しいデジタル庁を発足しようとしていますが、国民の情報は守れるのか?と心配だ!
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