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この本に出会ったのは4年前の夏。
私は19歳でした。
当時、私は不登校の末、通信制高校に入学。卒業をして、学校に入学しましたが、病気の悪化で辞めてしまって、引きこもる生活を続けていました。
文字通り、真っ暗な生活。真っ暗な人生を歩んでいました。
そんな時、私を勇気づけてくれたのは、音楽や映画、絵画、読書などの芸術でした。
それらに触れている時だけ、不思議と心が安らいで、安心したのを覚えています。
それらの一つが、この本でした。
図書館をぶらついていて、見つけたこの本。
この本に感動し、人生に希望を持つことができました。
今、どん底にいたり、苦しい、暗い人生を歩んでいる人がいたら…
ぜひ、この本を読んで欲しい!そう思います!
今日は、この本を読んでの感想をお伝えしたいと思います。
『みんなとちがっていいんだよ キミに届け! セミの法則』
ローリーさんと私の過去
この本は、著者のローリー寺西さんの自伝的な本です。
思春期の人達に向けて書いた本のようですが、もちろん大人の人も十分勉強になる本だと思います。
著者のローリー寺西さんは、小学校の時にいじめにあいます。
女装癖があり、ぽっちゃりしていて、メガネをかけていた、ローリーさん。
学校の人たちにいじめられて、とても辛い思いをしていたそうです。
過酷ないじめの内容は、読んでいて胸が締め付けられました。
私は、そんなローリーさんの文章を読んで、自分の過去と現在を重ね合わせました。
いじめこそ遭ってない私ですが、変わり者で、メガネをかけていて、地味だった私。同級生に馬鹿にされて、なかなか友人が出来ず、色々なことが重なり不登校になって、引きこもりになってしまった私。
真っ暗な人生を歩んできた私は、ローリーさんの過去に深く共感しました。
セミの法則
そんな辛い日々を送っていたローリーさん。
ある日、お母さんの実家である田舎に帰省しました。
そこでローリーさんはあるものを発見します。
セミの抜け殻です。
それを見たローリーさんは、ある衝撃的な事に気付きました。
セミというのは、長い期間、土の中で幼虫として過ごします。
種類によっては十数年を土の中で過ごすセミの幼虫。
そんな幼虫は、まさか、美しい羽が生え、地上で空を飛ぶ存在になるとは思いもしていないのではないか。
地上に上がり、美しい羽が生えた時、初めて「ああ、これが本当の自分だったんだな!」と気づくのではないか…。
自分もそのような日々がやってくるのではないか…。
その事に気づいたローリーさんは、心に光が射した気持ちになったそうです。
それを読んだ、19歳の真っ暗な人生を送ってきた私にも、希望の光が見えた気がしました。
いつか、いつか私にもセミのように、美しい羽が生え、地上で飛べる日が来るのではないか。
確信はないけれど、そんな気がしたのです。
ローリーさんも、『その日』はきっとやってくる!
そう信じて毎日を生きる事にしたそうです。
いじめを耐えて、そしてある日、ローリーさんはギターに出会います。
それから、努力の末、ロックスターとして成功を収めました!
ローリーさんは、本当に地上で飛び回る美しい羽を持ったセミになったのです!
私にもやってきた『その日』
ローリーさんのこの本に出会って、4年の月日が経ちました。
とても苦しい人生でした。
そんな日々に終わりを告げる日が来るなんて、思ってもいませんでした。
地味で、みんなに馬鹿にされて、真っ暗な生活を送っていた私。
ある日、ある事を思いつきます。
おしゃれをしてみよう、そう思ったのでした。
都会の服屋さんに飛び込み、店員さんに勇気を出して話しかけました。
「フルコーディネートしてください!」
地味なダサい格好をしていた私なのに、店員さんは優しくコーディネートをしてくれました。
試着室に入って、それらを着てみました。
鏡を見ると、そこには、とても可愛い自分がいました。
「ああ、これが本当の自分だったんだ!」
私は、それから人生が180度変わりました。
私は、おしゃれが大好きになって、たくさんおしゃれをするようになりました。
みんなにおしゃれだね、と言ってもらえて、もう馬鹿にされる事もなくなりました。
変わり者と劣等感を持っていた趣味も、すっかり自信へと変える事が出来ました。
そう、私もローリーさんのように、美しい羽を持った、地上を飛び回るセミになる事ができたのです!
TANOSHIKAに入って、私の人生はまた変わりました。
技術を身につけて、また社会に溶け込む日も近い気がするのです。
これから、ますます、飛べるような、そんな予感がしています。
最後に
この記事を読んでいる、今苦しい日々を送っている皆さんに伝えたい事があります。
ぜひ、未来を信じてください。
きっとあなたもセミのように飛び立つ日がやってきます。
今は信じられないかもしれないけれど、やってくるはずです。
この本は、本当におすすめです。
ぜひ、読んでください。
本はこちらです。
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