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皆さんはストレス発散方法はなにかありますか? 私はストレスがたまりやすいので、休みの日になにかやろうとするのですが、却って疲労感を覚えたり、うまくいかなかったときにイライラしたり、いろいろな方法を試してみてはどれが合ってるんだろうという悩みがあります。
個人的に日常ではできない非日常なことをやろうとするのですが、それが果たしてプラスに働いているのか? と疑問を持つようなりました。そこで調べてみるとストレスの感じ方によって発散方法は、実は違うということがわかりました。
以前ストレスに関する記事を書いたのですが、そこではどう向き合うのかというところにフォーカスを当てましたが、今回はどうストレスを発散するのかということをテーマにしたいと思います。
1.良いストレスと悪いストレス
以前の記事でもストレスについて書きましたが、まとめてみました。
ストレスと聞くとどうしてもネガティブなイメージが付きやすいですが、そういうことでもなく、ストレスとは2種類に分類されて、良いストレスと悪いストレスがあります。
良いストレス
例えば頑張って勉強して入った有名な大学に合格した時に発生する「嬉しい」と同時に「新生活が始まる」という、気分の高揚と不安感を覚えてしまうのは良いストレスです。良いストレスは一時的な過度なストレスを受けることにより、脳を覚醒させ認知力や防御力を上げる効果もあります。
悪いストレス
休めてなかったり、睡眠不足が続くなど体に影響がでてしまうようなことです。単純にストレスがたまると免疫力の低下にも繋がってしまいます。この悪循環が続くと体を壊したり、心を病んでしまうというとても現代社会では厄介なものです。
では悪いストレスをどうやって発散すればよいのでしょうか? 個人的にすぐ思いつくのが、日常から離れた非日常なことをやってみるです。例えば私の場合は遠出して買い物に行ったり、映画館や好きなアーティストのライブに行くなどありますが、どれも効果的な発散法ではないのです。
2.間違った発散方法と科学的に証明された効果のあるもの
APA(アメリカ心理学会)によると脳のストレス反応を和らげる効果がないものを、発表しました。
・ギャンブル
・ショッピング
・タバコ
・酒
・やけ食い
・ビデオゲーム
・ネットサーフィン
・テレビ鑑賞
・映画
以上9つが、効果のないものです。私もそうですが、驚きの結果ではないでしょうか? 上記の項目にいくつか自分は効果があると思い込んでいました。では逆に効果のあるものはどんなものなのでしょうか。APAは科学的に証明された以下、8つのことを挙げています。
1.エクササイズ
科学的に最も実証されている効果のあるもので、トップクラスの方法です。短期的にストレスを和らげ、長期的にもストレスに強い脳を作ってくれます。
2.瞑想やヨガ
血圧を下げてストレスホルモンを減らし、ネガティブな感情も消し去ってくれます。手軽な方法で、高い効果も期待できます。
3.読書
APAの調査によると68%のストレスを軽減できると判明しました。本のジャンルは自分が好きなものなら何でもよく、1日30分が好ましいです。
4.音楽
テンポがスローな音楽を聞くことによって、心拍数と血圧が下がりストレスホルモンのレベルも下がります。ジャンルや曲調は自分好みでいいですが、とくにない場合はクラシックがオススメです。
5.散歩
外を歩くとストレスが30%も下がります。APAの調査ではPTSDや失職のショックを和らげ、記憶力や注意力もアップします。また自然のなかを歩くときに緑の量に応じて、ストレスレベルも下がることがわかっています。
6.友人や家族と過ごす
友人や家族と仲がよいと自尊心、安心感が高くなりストレスレベルが大きく下がります。
7.マッサージ
APAの調査では90分の施術を受けた後に、心拍数やストレスホルモンのレベルが減少することが判明しました。
8.お祈り
日本ではあまり馴染みがない宗教的儀式ですが、神社などに行って祈るときはあるのではないでしょうか。人間は祈っているときに、脳は快楽物質を出してストレスに効果があります。
まとめ・非日常より日常で楽しめることを
いかがだったでしょうか? 上記の効果があるものはなんだか当たり前の感じもしますが、逆にこのようなことをしていない気もします。忙しさに追われていると、休みの日に家でダラダラ過ごしてしまい、あっという間に時間は過ぎて「結局なにもしていない」と心労に繋がってしまいますよね。
結局は心が求めるものが1番のストレス発散になると思いますが、日常でもちょっとしたことでも効果がある、という結果だと私は感じました。お酒もショッピングもゲームもいいけど、周りを見渡してみると意外と、ストレス発散は転がっているかもしれません。日常的な睡眠も、効果の高いストレス解消になります。
また日本人は凝り性なので趣味を突き詰めてしまう傾向があります。楽しんでやり始めたことが、いつの間にか「やらないといけない」というふうになってしまうことがありませんか? 趣味はほどほどに、そこそこ楽しめるぐらいで発散やリフレッシュしていきましょう。
参考・キナリノ 働く人の心ラボ フクロウの書斎 広島医師会速報
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