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今回、私が統合失調症でもっともキツかった副作用「眼球上転」についてまとめてみました。
1.一番キツかった症状
この病気になっていろんな副作用が出てきましたが、私の中で1番嫌な副作用があります。それが目が上に上がることでした。その副作用はリスパダールという統合失調症の薬を飲んで出ていました。今でもごく稀に出ることがあります。この副作用が出ると一気に沈んでしまいます。
2.副作用で目が上がるとは?
この副作用は本当に厄介で目が上に上がると前を向けず、ずっと上を向いたままなので身動きが取れません。この副作用が出た場合、頓服を飲んで目をハンカチで押さえただおさまるのを待つしか出来ません。
交通機関を利用しているときは親と一緒の時が多かったので大丈夫だったのですが、友人と遊んでいる時になると、友人に目が上がったから少し休むねと言えばいいのに恥ずかしくて言えず、気分が悪くなったから休憩させてと言って休んでました。
車を運転している時はコンビニを見つけて駐車場で休んでました。周りに友人や親など誰かいる時はいいのですが、これが1人の時に出てくるととても不安になり心細くなってました。目を開けても上しか見えないし、前が見えないっていうのはとても辛かったです。すぐに落ち着いて戻ればいいのですが長い時は30分以上おさまらない時があってその時は、不安、怖さおまけに上を向いているせいか目が疲れて頭痛まで襲ってきてました。
ここで私だけの体験ではなく専門的な意見も調べてみました。
リスパダールでは、お薬を増量していく過程で錐体外路(すいたいがいろ)症状が認められることが少なくありません。
錐体外路症状とは
運動調節に関係する神経系の異常による症状のことをいいます。私たちは、特に意識せずにスムーズに体を動かすことができます。その背後には、錐体外路を通っている神経が、筋肉の働きなどを勝手に微調整してくれています。
錐体外路の働きにはドパミンが重要な役割をしていて、ドパミンが過剰にブロックされてしまうことで、以下のような症状が認められます。
ジストニア:筋肉の異常な緊張(眼球上転・首がつっぱる) パーキンソニズム:筋肉のこわばりや振戦(ふるえ)
服用をはじめて増量するにつれて、副作用のリスクが高まります。いずれもお薬の飲み始めが多いですが、服用を続けて行く中で少しずつ症状が目立ってくることもあります。
引用元・元住吉こころみクリニック
体性運動系の障害を指すが厳密にはその他の運動系や非運動系にも錐体外路症状は現れる。例えばパーキンソン病における動作緩慢は眼球運動系にも認められそれは大脳皮質ー大脳基底核ループの障害による事が判明している。この他の非運動症状が近年パーキンソン病では注目されていて、これらも厳密には錐体外路症状であるが一般的には以下に示す運動に関連する症状を錐体外路症状としている。
引用元・脳科学辞典
3.自分なりの前兆と対処法
最近になって、目が上がる前兆が少しずつわかってきました。私の場合何にもしてない時に徐々に目が疲れてきて目が少しずつ上がってきているなっていうのがわかるようになってきました。
私はこの副作用が出てきてから常に飲み物を持ち歩くようになりました。この症状が出たらすぐ頓服を飲んで目を押さえると同時に水を飲むようにしています。この副作用は私の場合、水分をあまりとってないときになった時が多かったです。
脳の神経が興奮し、全体のバランスが崩れてしまって脳が上手く機能しなくなっているため幻覚、妄想、自我の障害、興奮または昏迷といった所謂「陽性症状」が中心となりますが抗精神病薬がよく反応する時でもあります。しかし、薬がよく効く反面、急性の副作用も起こり易く、ジストニア、アカシジア、過鎮静、めまい、立ち眩みといった症状が多くみられます。急性のジストニアは眼球上転がよく見られます。ジストニア等の錐体外路症状に対しては予防的に抗パーキンソン病薬が投与されている場合が多く、急性の副作用は徐々に改善することもあります。
ただ、抗パーキンソン病薬により、せん妄を引き起こす可能性が多いことも理解しておく必要があります。過鎮静やめまい、立ち眩み等は転倒等の事故に繋がる可能性が高いため注意が必要な副作用であり服薬中断リスクが高くなります。
4.最後に
この副作用に限らずなんらかの副作用が出たときに素早く対処できるように常に飲み物をもっていた方がいいのかなと思います。
病状と向き合っていくのは当然のことなんですが薬を飲んでいる限り副作用も出てくるので共に上手に向き合って行かなければいかないなと思いました。
こちらの返信の方に残っていたようですね。先ほど削除いたしました。
何度もすみません。。。
このコメント類はすべて、削除お願いできますでしょうか?
お手数おかけいたします。