スペシャルオリンピックス。知的障害者が参加し、スポーツの勝敗を競う国際大会。

バスケをする少年

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こんにちは、翼祈(たすき)です。

皆さんは、障害者のスポーツ大会って、何を思い出しますか?

1番に思い浮かべるのは、パラリンピックではないでしょうか?

私もそんなに数を知らないのですが、2022年に自社メディアに記事を書いて、今でも覚えているのが、デフリンピックです。

聴覚障害者の世界大会のことで、2025年11月15日から26日まで、[2025年東京デフリンピック]として、日本で開催されます。

デフリンピックに向けて、例えば聴覚障害があっても、競技を楽しめる様に、ラケットのスマッシュ音とかを可視化して、その音が画面に表示されるシステムも開発され、みんなで楽しめる、デフリンピックを目指しています。

これも最近読んだ内容だったのですが、実2025年3月8日から15日まで、イタリア・トリノで、世界から102国・地域の約1500名が集まって、8競技を行った【2025年スペシャルオリンピックス 冬季世界大会・トリノ】という、

4年に1度夏季、冬季に行われる、知的障害を抱えている方のみが参加できる、『スペシャルオリンピックス』(略称: SOWG) があったことをたまたま知りました。

今回は、『スペシャルオリンピックス』ってどんなもの?というところから、公式の動画も交えて、この世界大会のことを特集します。

『スペシャルオリンピックス』って、どんな世界大会ですか?

スペシャルオリンピックスの公式ホームページのTOP

スペシャルオリンピックス(英語: Special Olympics、略称:SO)とは、知的障害のある人たちに様々なスポーツトレーニングとその成果の発表の場である競技会を、年間を通じ提供している国際的なスポーツ組織です。

スポーツをしている男性

“Be with all”をスローガンに、知的障害のある人々とのスポーツを通じた様々なユニファイド活動により、多くの気づきと行動を生み出します。

そして、2025年までに「多様な人々が活きる社会の実現」を目指し、 Be with all事業を展開していきます。

金メダルにピースして喜ぶ、女性二人

画像・文章引用元:公益財団法人 スペシャルオリンピックス日本 スペシャルオリンピックス

動画・引用元:Special Olympics Special Olympics World Winter Games Turin 2025 – media registration now open!(2024年11月26日公開)

『スペシャルオリンピックス』の公式X(旧Twitter)

https://x.com/so_nippon?s=21

『スペシャルオリンピックス』の公式インスタ

https://www.instagram.com/specialolympics_nippon?igsh=Z3VtYjl6bDkwaGt0

『スペシャルオリンピックス』の公式Facebook

https://www.facebook.com/so.nippon/

『スペシャルオリンピックス』の公式YouTube

https://m.youtube.com/user/SONippon/feed

この記事を書いて、改めて感じたこととは?

私はずっと思っていることがあります。それは、「どうして、精神障害の国際大会がないのだろう?」と。

精神障害があると、身体障害や知的障害など別の障害ではパラリンピックに出場できるのに、精神障害があると、同じ障害者なのに、出場することができません。

それは、日本の小さな障害者向けのスポーツ大会でもそうです。

私がそれを初めて知ったのは、今から10年以上前、訓練所に行っていた時のことでした。

『今度、スポーツ大会があります。うちも出る様になりました』。

確かみんなでフリスビーを投げて、どれだけの距離から丸い輪に通せるかっていう種目があって、それを訓練所内の体育館みたいな施設で練習しました。

私は結構投げるのが上手くて、輪っかに入る率も多かったのですが…。

当日会場に行くと、私はゼッケンを配られても、『貴方は精神障害があるから、出場できませんよ』と大会側の人から言われて、あんなに練習したのに、応援席で応援することしかできませんでした。

フリスビー投げでは、訓練所の多くの人が入賞し、メダルを貰っていました。

私はポツリと呟きました。「私もメダルが欲しかった、羨ましいなぁ…』って。

発達障害の二次障害で、運動することが苦手な私でももしかしたら入賞できて、人生で初めてメダルをかけて貰えたかもしれませんでしたが、それは叶わず、メダルを貰って喜ぶ人が多い中で、複雑な顔をして観ていました。

この時から、精神障害があると、スポーツ大会に出場できないと知っています。

本題に戻りますが、『スペシャルオリンピックス』があることで、知的障害を抱えていても、スポーツができて、それを披露する場面があるって、素晴らしい経験を積めますね。

今回の『スペシャルオリンピックス』が終了してしまいましたが、またどこかでこの熱戦を繰り広げてくれることでしょう。

『スペシャルオリンピックス』のさらなる発展と、いつか精神障害の世界大会が開催する日を願って、この記事を〆させて頂きます。

noteでも書いています。よければ読んでください。

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ABOUTこの記事をかいた人

左耳感音性難聴と特定不能の発達障害(ASD,ADHD,LD全ての要素あり)、糖尿病、甲状腺機能低下症、不眠症、高眼圧症、脂漏性皮膚炎、右手人差し指に汗疱、軽く両膝の軟骨すり減り、軽度に近いすべり症、坐骨神経痛などを患っているライターです。映画やドラマなどのエンタメごと、そこそこに詳しいです。ただ、あくまで“障害”や“生きづらさ”がテーマなど、会社の趣旨に合いそうな作品の内容しか記事として書いていません。私のnoteを観て頂ければ分かると思いますが、ハンドメイドにも興味あり、時々作りに行きます。2022年10月24日から、AKARIの公式Twitterの更新担当をしています。2023年10月10日から、AKARIの公式Instagram(インスタ)も担当。noteを今2023年10月は、集中的に頑張って書いています。昔から文章書く事好きです、宜しくお願い致します。