TANOSHIKAの支援員:馬渡さんの話を聴く会《前編》

支援員:馬渡さん

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改めまして、M.Jです。

2025年3月21日に「TANOSHIKAの支援員:.馬渡さんのお話を聴く会」という、今までのライター企画とは少しだけ異なるイベントが開催されました。

異なる部分としては「TANOSHIKAの支援員さんのことについてより深く知る」という目的のもとで開催されるということです。

参加することに意義がある」「質問をしなくてもOK」「支援員さんのことについて知りたい」というかたにとって得られるものが多いイベントでした。

 

馬渡さんに限らず「TANOSHIKAの支援員さん」は、熱意をもって「1人1人の利用者に対して温かく」接しています

ですので「TANOSHIKAの利用者の満足度」はすごく高いのです。

その中でも「親しみやすい支援員」である「馬渡さん」からは「勉強になる多くの話」を聴くことができました。

「馬渡さんの講演会」というわけではなかったのですが・・・、今までの「ライター企画」から少しだけ進歩した「馬渡さんのお話を聴くの会」ということで開催しました。

 

前編と後編の「2部構成」で「馬渡さんの素敵なお話」を中心に、以下の式次第で進めていきました。

【式次第】

開会の挨拶➡講師と座長の紹介

座長から講師の紹介➡馬渡さんの経歴の紹介

講師のお話

質疑応答

閉会の挨拶➡時間の関係上できなかったものの・・・

なお、このイベントの参加者は以下の皆様です。

【講師】馬渡さん

【座長】島川さん

【参加者】どんはれ」「piasu」「ゆた」「mako」「さん」《ライター名は敬称略です》

【司会進行】M.J

今回の記事の編集は、「M.J」が担当させていただきました。

サポートメンバーとして「mako」さんに文字起こしをしていただきました。

馬渡さんの経歴

出身は筑後。高校卒業後、関東の大学の文学部に進学。2年次より社会福祉を学び、卒業時に社会福祉士を取得する。就職のタイミングで福岡に戻り、知的障害の施設に入職。1年間介護を経験するが、仕事が合わず、地元に戻る。半年間の就職活動を経て、TANOSHIKAに入社。CREATIVE諏訪野所属の生活支援員となる。入社してまもなく2年半ほど経つ。

馬渡さんのお話

支援員:馬渡さん

〇支援員の役割

TANOSHIKAの生活支援員は、どのような仕事をしているのか・・・。

皆さんもある程度ご存じかなとは思いますが、今、諏訪野町にいらっしゃってるメンバーさんに対して「どういった方かな」というのを面談という時間を設けてお話をさせていただいています。

聞く内容としては生活面や生活リズムのお話やその他で何か困っていることはないかという話、

お仕事をしていく中で「どういうお仕事をされていて、どのようなことがうまくいっているか、いっていないのか」、今後「どのようなお仕事をやってみたいのか」といったお話を聞かせていただいています。

TANOSHIKAのようなA型というと、就労契約を結んで働いて、ここで終わりというわけではなく「ここから先、どのような人生を歩んでいこうかというところ」「今後、お仕事としてどのようなことをしていきたいか」ということを考えていきます。

その中でステップアップとして一般就労を目指す方や、TANOSHIKAで働き続けたい方もいらっしゃるので、皆さんのご希望に合わせて「どのような人生を歩んでいったら良いのか」ということで「何かしらヒントとなるようなお話」をさせていただいています。

〇馬渡さんが福祉の勉強をした経緯

まず、福祉に「興味を持ったタイミングのお話」をできればと思うのですけれども・・・。

実はですね私、関東の大学に行った最初の目的は、英語を勉強しに行こうと思っていて、文学部では色んなコースがあったんですよ。

英語だけじゃなくって他の外国語もあったし、哲学とか、社会学などもあって、その中で社会福祉を学べるコースがあったんですよ。「社会福祉士を取れます!」というコースがあって、そこで初めて「福祉」を知りました(笑)

私の認識からもその当時は「福祉」イコール「介護」ぐらいな感じで捉えていました。

もう「介護が福祉なんじゃないか」って、最初は思っていたんですよ。

それを「社会福祉士っていう資格が取れるらしいし、ちょっと授業受けてみようかなぁ〜」と思って、受けたのが本当にキッカケです。 そこで衝撃を受けたっていうのが1つあって、そのものすごく印象的に残ってる授業が、本当に最初の最初!って感じなんですけど・・・。

「福祉っていう言葉が、どちらも『幸せ』っていう言葉を意味するんですよ~」という話を聞いて「福祉ないしは社会福祉っていうのが、全ての人々が幸せにな生活を送るための学問」というか、「それを考えていったり、制度として整えていったり、制度を知って、どうやったら、皆さんが幸せに暮らせるのかっていうのを考えていく学問ですよ!」というのを聞いて「ああっ、すごいなぁ!」っていう感銘を受けたっていう感じですね(笑)

こういった仕事に興味を持った理由も、実は自分の過去の出来事が理由としてあって、中学ぐらいの話ですが、さっき言ったように結構昔からこう「真面目」とか、何かすごい「人前に出るようなタイプ」でもあったんです。

生徒会とかそういうので「出て行くような感じ」だったからか、ちょっと「目立っていた」っていうので、周りから「イジメ」まではないかもしれないけど「いじられる」というすごく「イヤだった時期」がありました。

本当に、毎日学校に行くのもしんどかった感じで、周りで陰口みたいなコソコソって言われたりとかがあって、ものすごくその時苦しかったんですよ。

「私、学校も行きたくない!」けども「泣きながら学校に行く」そんな感じだったんですけど・・・。

その時、それを結局、学校の先生がそれに気付いてくれて大泣きしながら、私がその先生に話したら、その先生がキッカケでいろいろと言っていた人に対して注意をしてくれて、それ以降、そういうことはなくなったので、出来事としては、落ち着いたんですけど・・・。

本当にその時から、「苦しいな」っていうのをすごい感じていた時期があって・・・、「何のために生きてるんだろう!」ということが、本当にその時から「苦しいな・・・」っていうのをずっと考えていました。

最初はそういうこともあり、「心理学」を学んで「誰かの役に立てる人になりたいなぁ!」って感じた時があったんですが、数学などの理系の科目がものすごく苦手で・・・。 「臨床心理士」って資格があると思うんですけど、臨床心理士は、大学院まで行って勉強しないといけない!ということもあり、「無理だ!」と思ってあきらめて・・・。

だけど実際に授業とか話を聞いて「あっ、自分でももしかしたら役に立てる出来事が学べるんじゃないか!」って感じて、すごく興味を持ったというところです(笑)

〇会社の中での上司や先輩に対する対応の方法

事業所内だけでなく、会社全体を見ても私が一番年齢が下だと思うので、確かにメンバーの皆さんから見たときに「かなり気を遣っているのかな…?」という感じに見えているかもしれないですが….、実は全然そんなことないです!(笑)

周りの方がもしかしたら気を遣ってくださっているのかもしれませんが、ほぼ自分の素の状態で皆さんとお話していますね!

メンバーの皆さんに対してもですが、もちろん言葉遣いには気を付けています!

〇1日の仕事や生活において「重視していること」について

大事にしたいな、と思っていることをお伝えすると、自分の「タスク管理」を今、頑張っております。と言うのも、私は「これをやらなきゃ!あれをやらなきゃ!」と意識が散乱してしまいがちというか「これもやって。あれもやって。これもやって。あ、全部中途半端に終わってる!」みたいな感じで、仕事のやり方としてどれも集中して取り組むことが結構苦手なので、まず「何をしなきゃいけないのか?」ということをとにかく書き出して「今この中での優先順位はこれだな」というのを見つけてそれに取り組むようにしています。

そうでないと、あっちこっちに意識が向きすぎて、結局何もできていないみたいな状態になることが結構多いので、時間も有効活用できるように「とにかく整理をして仕事に取り組む」というのも、意識してやっております。

これも本当に苦手なことなので練習中です。少しずつやっています。

〇平日、仕事などで溜まったストレス解消の方法

「ストレスが解消できるな」って思っている共通点があって、『喋る』もしくは『声に出して発散する』ものが多いです。人と喋るのも、ひとつのストレス解消なんですけど、人は時間もあるから常には喋れないじゃないですか。 そんな時は、通勤が車で結構時間も長いので、車の中で歌を歌っています(笑) 車の中だから人に聞こえないじゃないですか。

多少、人が通っていても気にしないで歌っています。「聞こえてもいいや」と思いながら。意外と気づかないんですよ。 そうしているとスッキリしていることが多いです。

【馬渡さんが聞いている音楽】

『ヨルシカ』さんの曲は、声の高さもそんなに高くもなく、ちょっと低めなので、歌いやすいな、と思ってよく歌ったりしてます。 

『King Gnu』も結構好きです! 男性のほうが歌いやすいので、キー的に「声はちょっと低め」なので、意外とそういうかたが多いですね。「J-pop系」が多くて、洋楽は苦手です。

TANOSHIKAの支援員:馬渡さんのお話は、以上です。

ここからは、利用者さんから馬渡さんへの質疑応答に移ります。

馬渡さん個人について

天使

(どんはれ) 馬渡さんが今はまっている趣味とかありますか?

馬渡さん

はまっている趣味・・・。結構、インドア派ではあるのでお家で過ごすことも好きなのですけども、いろんなものを見たり探したり、洋服を見たりすることもあります。

その中ではまっているのが「ガチャガチャ」で、結構はまっています。

毎週のように新しい商品が出てて、かつ普通にそこら辺に売られている商品のミニチュア版とかガチャガチャにしかないキャラクターのものとか、結構いっぱい色んな商品があるし、たまに実用的なものもあったりするので、それを、ただただ「何があるかな」って見に行って「ワクワクしている」っていう感じですかね。

(どんはれ) それはいくらぐらいのものなんですか?

馬渡さん

大体300円から500円ぐらいが多いです。やっぱり、値上がりしているので、高めには感じるんですけど、その中にポーチとか実用的なものもあるので、ここらへんは使えるなと思っています。

(ゆた) 自分を動物に例えるとなんでしょうか? またその理由は何ですか?

馬渡さん

性格的なところで言うと猫が好きなので、その猫の自由な感じは、好きではあるんですけど、実際自分を例えるとよく「羊」って言ってます。

周りからは、結構話しやすいとか、ほんほんわかしているような雰囲気に見えるけども、実は中身は「小心者」っていう部分が、合致してるかなっていう感じで「羊」って言ったり、自分のメッセージのあとに「羊」を付けたりします(笑)

(piasu) 馬渡さんが好きな本を教えてください。作家さんでもいいです。また、悩んだ時に勇気づけられた本の言葉ってありますでしょうか。

馬渡さん

私は本を読むのは好きではあるんですけど、たくさん読むタイプではないんですよ。で「好きな本ってなんだろう」って一生懸命考えたんですけど、実は出てこなかったというのが・・・。(笑)

学生の頃は、ミステリー作家の本は結構好きで読んでいました。

小学校の頃は「赤川次郎」とかミステリーが好きで読んでまして、「この先どうなるんだろう」ってワクワクする感じが結構好きでした。

(piasu) 差し支えなければ、ご両親がどんな方だったか知りたいです!!なぜなら、ご年齢の割に馬渡さんは、落ち着いた感じで、とても成熟されているのを感じるからです。ご両親の幼少期の教育方針などお聞きしたいです。

馬渡さん

(笑)そうですね。 これもどう説明したらいいかなと結構考えてたんですけど・・・。まず母は、すごい「猪突猛進」タイプで、お節介なタイプです(笑)

でも、顔が結構広くて、いろんな会に参加していました。

例えば、小学校の読み聞かせのグループにも参加して運営しているので「あっ、馬渡さんの娘さんだね!」って私、よく言われます(笑)

本当に社交的な感じですが、さっき言った猪突猛進みたいなところが、止められないんですよね・・・。

分かりやすいエピソードを1つ言うと、うちにクモが出るじゃないですか、母がめちゃくちゃクモが嫌いなんですよ。

嫌いなんだけど、私がちっちゃい頃、結構虫が苦手で、虫が出ると「助けて~!」って母に助けを求めるので、母もおびえながら対処をしようとするんです。

ある時、お風呂場に出たんですが、クモを掃除機で吸って対処しようと掃除機を持ってきたのですが、お風呂場なので、結果的に、クモを水ごとを吸っちゃって、掃除機が壊れるっていう(笑)

それぐらい、結構、おかしいような母ですね。

なので、どちらかというとそれを「なだめている側の立場」でした。ある意味そこでは落ち着いていたほうかもしれないです。

父の話で言うと・・・結構、父は「苦労人」なんですよ。

中学校ぐらいからずっと1つの会社で働いて60歳まで定年まで働いていたので、ずっとお仕事を頑張ってたんですけど・・・、全然喋るタイプではない「寡黙なタイプ」です。

だけど、うちに帰ってくるとよくしゃべります(笑)自分の好きなこととか、テレビを見ていて、ああだこうだみたいなのはよく話すので、そういう意味ではよくしゃべるタイプの父をよく見ています。

でも、外に出ると全然言葉が出なくて、喋れないってような感じです。

なので、性格的には「父に似ているのか」って思っています。

教育方針で言うと、意外と母は結構厳しかったですけど・・・、結構母とはいろいろやり取りをしながら生活していたので、家庭的には「うるさめの家庭」だったかもしれないですね(笑)

なぜ福祉の勉強をしてここに来たのか

馬渡さんのプレゼンテーション

(piasu) 若く優秀な馬渡さん。きっと色々な人生の選択肢があったと思います。(例えば、大学は関東なので、関東のキラキラした都会で過ごすこともできたはず)そんな中、なぜ、久留米のTANOSHIKAに就職されたのですか。きっとTANOSHIKAや久留米に思い入れがあったからかな?と思い、質問させていただきます🙏

馬渡さん

はい、そうですね。最初、すごい持ち上げていただいて・・・(笑)

でも確かにそのおっしゃる通り、大学は関東のほうにいたので、その「関東で就職をする!」っていう選択肢もありました。

ただ、これはもう、本当、私の感覚なんですけど、「方言」でしゃべるほうが個人的にはすごく楽で、関東ではやっぱり「標準語」じゃないですか。

お仕事のコミュニケーションの中でずっと「標準語」を使っていて、「敬語」を使ってお話するのは全然良かったんですけど、お仕事以外の時間も、ずっと「標準語」でしゃべるのがわずらわしく感じてしまって・・・。

福岡の「方言の感じ」とか、皆さんの「人柄の感じ」に「温かい部分」を感じていて、全然関東の方も温かいのは温かいんですけど、ものすごく自分を出しやすかった、言葉として表現しやすかったのもあって、 「福岡に戻りたいな!」と感じて戻ってきました。

(piasu) これは個人的な質問になるんですが、たまに皆さんから言われるであろう「若いのにしっかりしてる」という言葉、私もついつい言ってしまうのですが「馬渡さん」この言葉はイヤじゃないですか?たまに言ってしまったあとに傷つけたのではと思うので、この際に聞かせていただきます。

馬渡さん

もう「若いのにしっかりしてる」っていうこの言葉はですね・・・。

小学校ぐらいから。本当に、昔からよく言われます。

ただ、「真面目」にしてるつもりはなくても「真面目」に周りから見えていたのか、もしくはさっきお話した「母をなだめる」みたいな場面はあったので、そういう意味では、「しっかりしているように昔から見えてた」と言われることは多かったです。

今、言われてるのも、性格から「そういうふうに周りから見えてるんだろうな」と思っているので、全然傷ついたりはしていないです。

(どんはれ) 馬渡さんは「ごきょうだい」はいらっしゃいますか。

馬渡さん

きょうだいはいます! 姉が2人で、年齢も1番上が8歳上と真ん中が5歳上で、離れているんですよ。

だから「末っ子には見えない」「お姉さんっぽい」とよく言われます(笑)よく言われるんですけど、逆に、その姉たちは離れていたのもあって、あんまり小さい頃からずっといる存在ではなかったんですよね・・・。

1番上の姉が18歳くらいにはもう大学に行って別の場所に行ったり・・・、真ん中も18歳でもう就職してたので、中学ぐらいにはいなかったっていうのもあって、割と1人で過ごすことも多かったし、家族と接する時間も長かったので、ある意味そこで『一人っ子』みたいな部分も正直ありました。

それでよく「しっかりしているって言われてるのかな」とも思っています。 

(どんはれ) 大学で社会福祉に興味がわいたそうですが、具体的にはどんな勉強をされていたのでしょうか?何か実習とか、フィールドワーク的なものはあったのでしょうか?

馬渡さん

はい、ありました。大学では普通に社会福祉の勉強もしていたんですけど、ゼミを選ぶ時に「地域福祉」っていうゼミを選びました。地域の中でいろんな方が協力して「福祉を活性化していく」というか、そういう「システムをつくる」ことを考える機会があって、そこで結構いろんなことをしました。

大学生って授業と授業の間に「空きコマ」があるんですけれども、その時間に大学生は少しでも働けたら収入になるから、「少しの時間でも働きたい!」っていう気持ちがあるし、地域は地域で「人が足りないっていう現状がある」じゃないですか。

「この仕事をしてくれたらもう少し楽になるのにな」「けど、誰も人がいない」とか、そういう「地域の困りごと」と「学生さん」を結びつけるってことをやっていました(笑)

実際にやったことで言うと、「特別養護老人ホーム」で 「ベッドのシーツを変える仕事」があるんですけど・・・「全部のベッドをやっぱ替えていく」のってすごい大変なので、その仕事だけも「空いてる時間、1~2時間とかでまとまって学生が行って」、学生だけでシーツを替えて、終わったら帰るという形で、実際働きに行ったりしていました(笑)

そういう「仕組みをつくったり」とか、いろんなところに入っていったり、結構実践的なことはさせていただいて・・・。ものすごく楽しかったなというのを覚えています(笑)

TANOSHIKAに入って生活支援員さんとして働いて感じたこと

TANOSHIKAの内装

(piasu) 実際にTANOSHIKAに入って生活支援員として入るんですが、馬渡さんが好きなTANOSHIKAの部分ってどんなところですか?

馬渡さん

そうですね。TANOSHIKAに実際に来てみて、感じたこととしては、「本当にいろんな人がいるんだ」ということです。これは特に支援員とか会社の人の話ですが、「こんな人いるんだ!」みたいな。

すごい「社交的なかた」もいて「これやったらいいんじゃないか!」「あれやったらいいんじゃないか!」というようなことを実践されてるかたなど「こんなに元気なかたがいる会社って、すごいなぁ〜!」って肌で実感しました。

以前の介護のお仕事では、皆さんの「疲弊(ひへい)してる顔」しか見ていなかったんですよ。

やっぱり現場的にも「知的障がい」を持っているかたがほとんどで「少しでも目を離したら、何か危ないことが起きるんじゃないか!」みたいな、命に関わるようなお仕事だったのもあって、もう皆さんすごい「怖い顔している時」もあったし・・・。

「お仕事ってそういうことなのかな」みたいな・・・、最初はすごい不安になっちゃって「大変なことがお仕事なのかな」っていうふうに思ってたんですけど・・・。

実際、こっちに来たら大変なことも、もちろんたくさんあるんですけど、何か「それ自体も含めて楽しんでるかたが、本当に多いな!」っていう・・・、それがこの「TANOSHIKA」っていう言葉とも合致していると感じました。

でも、そういう方々だからこそ、利用者の皆さんの「生きづらさ」とか「働きづらさ」とか、そこに真摯(しんし)に向き合っているというか、「どういうことができるんだろうか・・・」っていうことを一生懸命に考えているかたが本当にたくさんいらっしゃるので・・・。

そこがすごいし「自分もその一員になれているのは、すごく嬉しいな!」と感じています。

(piasu) 馬渡さんとわたしは年齢が近く、わたしが一個年上ですが、それでも年齢の近い方、年下の方に支援されることに、複雑な心を馬渡さんに持ったことがありません。それは馬渡さんのお気遣いがあるからだと思うのですが、もしよろしければ、年齢が近い人や、年齢の近い年上の方に接するにあたってのその支援のコツを教えてください。

馬渡さん

これは個人的に私も結構気にしてることではあります。

もうそれこそ年齢が近いかたもそうなんですけど、ほとんどのかたが「皆さん年上のかた」なので、「若い子がこんなこと言ってる」「年下のくせにみたいな・・・」感じで「思われる言動をしちゃわないかな~」っていう不安は、心の隅に持ちながら動いてるところはあります(笑)

でも、私が1つ思っていることとしては、「もう年齢とかではなく一対一の個人だし、年齢が上だからといって、何か偉いってそういうわけでもないし」「年齢が下だから自分が偉いことでもないし」・・・そこって本当に「全部対等だな!」と思っているので、これは「支援員」と「メンバーさん」でも言えることなんですけど、これも「対等」だとは思っています。

皆さん対等だから、私も「一個人として対応する」し、皆さんも「一個人としてぶつかってきてほしい!」っていう感じですね。

気をつけていることとしては「言葉遣い」ですね。ほとんどのかたが年上だし、でも、年下のかたでも同じく丁寧な言葉遣いをする。そこは、常に心がけてはいます。

言葉遣いって難しいじゃないですか。「全然、まだ下手くそな言葉遣いはしてるんじゃないかな!」とは個人的には思っているので、そこは、ちょっと気になります・・・。

《前編》は、以上となります。

細かく物事を観察している素敵な支援員さん

愛を届ける人

「TANOSHIKAの支援員:馬渡さんの話を聴く会《前編》」はいかがでしたか。

ふだんは「親しみやすい支援員さん」と思っていたのですが、福祉の仕事をする時に「かなり苦労をされた感じ」だと思って話を聴きました。

TANOSHIKAの利用者も障がいがあって「生きづらさ」「働きづらさ」を持っているのですが、支援員さんも障がい者の「苦労をしっかり受けとめている」ので「ハードな業務」だと感じたのではないでしょうか!

改めて、今回の記事を通して馬渡さんは「障がい者のサポート」の業務が「合っているな」と感じています!

MJを含む利用者にとって、支援員さんは「身近な存在」ではあるのですが、今回のお話を聴くと「重いな・・・」「すごい支援員さんだな・・・」と感じずにはいられません!

《後編》では、「質疑応答」「利用者さんからのメッセージ」などを書いていきます。お楽しみに!

 

【御礼】

この場をお借りして。今回の記事でサポートメンバーとして関わっていただいているmakoさん、厚く御礼申し上げます。どうもありがとうございました。

【推奨記事】

こちらは、今回の編集にご協力いただいたmakoさんの記事です。ご一読いただけると、皆さんの中で新たな発見ができると思います。

推奨:mako:~戦争は2度と起こしてはならない!老親の悲痛な叫び!~ 私が感じていること

 

これまでに私が書いた記事です。ご覧になっていただけると有り難いです。

Noteのほうにも記事を書いています。ご覧になっていただけると有り難いです。

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