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皆さんこんにちは。Pinkです。IDEAS FOR GOODというサイトのニュースに次のような記事がありました。
『磁石でひっつく杖が、両手を使えない不便さを解消』
初めにこのタイトルを見たときに、父のことが思い出されました。父は脳内出血で倒れた後、右半身が不随となり、リハビリをしながら装具を着けることで、最初のころは歩くこともできたのですが、不安定なので杖を使用していました。
車いすをかたくなに拒んでいた父親は、電動カートに乗り、その頃飼っていたゴールデンレトリーバーを相棒に、散歩に行くのが好きでした。
また、一言に杖といっても、自分に合うものを探すのは難しいようでした。「磁石でひっつく杖」という発想に興味を持った私は、今回このことについて書きたいと思います。
新たな杖を開発「Ida」とは
日常的に杖を使用する人にとっては、とっさに両手を使って対応することが難しい場合があり、そのような時に、立て掛けても杖が地面に滑り落ちることがあると、支えが足りない状態でそれを拾い上げることは身体の負担になるといわれています。
また、そういったときの負担が日常的なストレスにも繋がっているとのことです。
イギリスの大学に通う男性によるこの杖の開発は、「多発性硬化症」のあるパートナーの生活に身近に触れる中でアイデアを思い付いたそうです。
「Ida」には次の2つの特徴があります。
- 磁石を服に取り付けて杖を身体に引っ付けることにより、両手を自由にすることが出来て、服に装着する磁石はポケットやベルトなどにつけられる「取っ手つきのもの」と「磁石とカバーで服を挟みこみ装着するもの」の2種類がある。
- 杖の持ち手と、地面と接する底の部分の選択肢が複数あることで、身体のバランスのとりやすさや体重のかけやすさなど、用途に合わせて持ち手と底の部分を付け替えることができる。
以上になります。
参照:(IDEAS FOR GOOD)磁石でひっつく杖が、両手を使えない不便さを解消 | 世界のソーシャルグッドなアイデアマガジン 2024年11月12日
最後に
綿密な調査と開発の過程を経て実現した製品「Ida」ですが、その過程はとても難しいものだと思います。しかし、パートナーが感じる不便さを解消するにはどうすればいいのかという彼の問題意識により開発に至りました。
それはとても素晴らしいことだと私は思います。当たり前であるべきことが当たり前ではない人がいるということに周囲の人がもっと気付くことが出来れば、これからも様々な「障害」を持つ人にとって、生活しやすい世の中になるのではないでしょうか。
参照:(IDEAS FOR GOOD)磁石でひっつく杖が、両手を使えない不便さを解消 | 世界のソーシャルグッドなアイデアマガジン 2024年11月12日
noteでも記事を書いているので、よかったら読んでみてください!
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