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皆さんこんにちは。Pink です。「会話を促すためのベンチ」と聞いてどのようなものを想像しますか?
IDEAS FOR GOODというサイトのニュースにある記事に出てきた言葉です。私はとても興味がわきました。今まで、ベンチ=椅子という認識だったのですが、「会話を促すためのベンチ」となると、何か工夫があるのではないでしょうか。今回は、そのことについて書きたいと思います。
「A Problem Halved(半分になった問題)」
ロンドンのショッピングストリートに、男性向けの「メンタルヘルスケア」に取り組むチャリティー団体が企画した「会話を促すためのベンチ」が設置されました。突如現れた黒い「シーソー」は、ベンチのように腰掛けることはできますが、二人で座らないと安定しません。
そうすることで、多くの人が行きかう中、親しい人や友人、通行人とも会話を始めるきっかけを作ろうとしたとのことです。
ちなみにベンチの名前は、「共有された問題は、半分になる」ということわざからつけられたそうです。その人が抱えている悩みや不安を誰かと共にすることにより、問題を少し軽くすることができることを伝えようとしているそうです。
とても素敵なことわざだと思いました。と同時に「ふたりなら悲しみは半分に、喜びは倍に」というドイツのことわざが思い浮かびました。
参照:(IDEAS FOR GOOD)“誰か”がいないと、座れないベンチ。会話のきっかけ作りでメンタルヘルス向上へ | 世界のソーシャルグッドなアイデアマガジン | 2024年11月12日
男性の「メンタルヘルス」に関わる問題
イギリスでは、自死によって命を落とす人の4分の3、世界では3分の2が男性であり、チャリティー団体は、「メンタルヘルス」の向上などの啓発に取り組んできたとのことです。
これまで私は、男性特有の疾患について詳しくありませんでした。どこか恥ずかしい気持ちがあり、男性と話す機会もなかったからです。男性にしても、友人に限らず、女性に相談しづらいところがあるのではないかと思います。
しかし私は、年齢を重ねていくうちに男性、女性関係なく悩みを話せるようになりました。きっかけは、自分が「子宮腺筋症」という婦人科系の病気になったことです。とても痛みを伴うもので、働くうえで周囲に知って欲しい気持ちから初めて男性の上司に相談しました。
そういった経験からも、この記事を読んで、様々な疾患をもつ人をもっと理解したい、知りたいと思いました。
また、今回の取り組みの特長となったのは、男性を目的としたPR活動でありながら、誰でも参加できるデザインにした点にあるとのことです。それは、多様性の時代と言われている今の時代にあっていると思います。
男性だけでなく、対象を広げて自然と会話を生むベンチを置くことで、間接的ながらもよりオープンに男性の「メンタルヘルス」への必要性も伝えられると話しています。
参照:(IDEAS FOR GOOD)“誰か”がいないと、座れないベンチ。会話のきっかけ作りでメンタルヘルス向上へ | 世界のソーシャルグッドなアイデアマガジン | 2024年11月12日
下記より、男性向けの「メンタルヘルスケア」に取り組むチャリティー団体がⅩに投稿した記事が見られます。ぜひ見てみて下さい!このような形状のベンチになっています。
Day-to-day life can feel isolating in a busy city, however, our Movember bench can’t balance solo.
— Movember UK (@MovemberUK) October 18, 2024
As we head into the hairiest of seasons, we invited London folk to sit with someone and share a moment, a conversation, or simply some quiet time. Because when we’re… pic.twitter.com/RdvWjouonF
引用元:Movember UK公式Ⅹ2024年10月18日の投稿より
noteでも記事を書いているので、よかったら読んでみてください!
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