『防災ゆうストレージ』。災害時、避難所で必要なものが受け取れる日本郵便などの支援。

防災ゆうストレージ

この記事は約 5 分で読むことができます。

こんにちは、翼祈(たすき)です。

能登半島地震が起きてから、7ヵ月が経過しました。

倒壊した家屋のがれきの撤去がなかなか進まないなど、まだまだ課題がある中で、とある市民の足となる道路が、対面通行出来るようになったと、ニュースで観ました。

2024年7月17日の正午、能登半島と石川県金沢市を結んでいる自動車専用道路の「のと里山海道」と「能越自動車道」は、輪島市と七尾市を結んでいる33kmの区間が、能登半島地震の発生で被害を受け、ほとんどの区間で輪島方面への一方通行となっていましたが、ほぼ全ての区間で対面通行が可能となりました。

のと里山空港インターチェンジ」では、正午の時間になるとコーン標識が撤去され、対面通行の再開を待っていた車両が次々と入っていきました。

また、対面通行が再開した区間にある「別所岳サービスエリア」では、金沢方面のみは、トイレの利用が可能となりました。

穴水町にある「能登大橋」付近は、片側交互通行となりましたが、2024年9月末までに対面通行が可能になる予定です。

以前noteの方で、「能登半島は移動する時に、交通の便が解消されていないことで、県外から来る業者が宿泊するにも、できない」と書きましたが、今回の様に少しずつ交通の便が復旧されていくことで、また少しずつ復興が進むのではないか?、と思いました。

この記事では、能登半島地震に限らず、今後災害が発生した時に、役に立つと思う、とあるサービスの話です。

もしもの時のために大切なもの・必要なものを事前に預けられる『防災ゆうストレージ』をご存じですか?

2022年から寺田倉庫と日本郵便が共同企画をして、スタートさせたサービスで、地震など災害が発生した時に、避難所などで預けた物を受け取ることが可能です。

今回は、『防災ゆうストレージ』で行われているサービスの一部を取り上げます。

『防災ゆうストレージ』のサービスの一部をご紹介

画像引用・参考:防災ゆうストレージ 郵便局

『防災ゆうストレージ』は、寺田倉庫が管理する安全な倉庫と、全国に張り巡らされた郵便局の配送網という強みを活かしてスタートしたプロジェクトです。

預けられた荷物は強度の高い専用ボックスに入れられて、倉庫へと保管されます。必要になった時には、インターネットから手続きを行うと、希望する場所に届けられます。

倉庫の場所は入念に選ばれ、災害発生時にも耐えられる様な地盤の固い場所に設置されていますが、セキュリティー対策として、その場所は公表されていません。

『防災ゆうストレージ』の使い方には、【大切なものエスケープ】や、《じぶん用支援物資》などがあります。いずれも、ユーザーが自分で詰める荷物を決定します。

【大切なものエスケープ】は、記念品や思い出のアルバムなど、災害時に無くしたくないものを保管しておくために使用することも可能です。専用ボックスは、避難時に机や椅子、バケツなど、様々な形で利用することが可能なほど頑丈で、持ち手やフタもついています。

寺田倉庫の担当者の男性Aさんによると、「【大切なものエスケープ】に入れてあるだけで、とても安心できるという声が届いています」と述べました。

参考:災害に備え荷物保管…防災ゆうストレージ 読売新聞(2024年)

また、《じぶん用支援物資》では、赤ちゃん用品やコンタクトレンズなど、その人に適したものでないと使いづらい・使えないものを入れておくと便利です。

日本郵便の担当者の男性Bさんは、

「具体的には、いつも飲む薬が手元にあったり、避難所で自分のメガネが使えたりすることで、少しでも被災したショックを和らげることに役立てて頂ければ」

と説明しました。

余り知られていないかもしれませんが、

とても重要なサービスだと思いました。

災害が発生した時には、着のみ着のままで、何も持たずに逃げることがほとんどでしょう。「取り忘れたものがあった」と取りに帰ると、地震だった場合、次の地震で家屋が完全に倒壊し、巻き込まれるかもしれない。

ある程度災害が落ち着いた時に、自宅に戻り、片付けだったり、貴重品を取りに行けます。

片付けの時に、泥など災害で汚れた記念写真などを発見し、それを全国のボランティアが綺麗に、元の状態に近いカタチで、持ち主に返すという取り組みは、聞いたことがあると思います。

私は特に2024年に能登半島地震が発生してから、災害関連のニュースを多く書いてきました。

その時に、「避難所ではなかなか自分が必要としているものが、支援物資として届かない」という話もありました。

災害発生時はみんながパニック状態で、これが必要だと思っても、どうしても声を上げられないというか、我慢してしまうところもあると思います。

ですが、この『防災ゆうストレージ』は、平時に自分が預けていたものが、災害発生時に自分を助けてくれる、優れたサービスです。

この記事を通して、この『防災ゆうストレージ』が広がってくれることを願いますー。

noteでも書いています。よければ読んでください。

→HOME

防災ゆうストレージ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

ABOUTこの記事をかいた人

左耳感音性難聴と特定不能の発達障害(ASD,ADHD,LD全ての要素あり)、糖尿病、甲状腺機能低下症、不眠症、脂漏性皮膚炎、右手人差し指に汗疱、軽く両膝の軟骨すり減り、軽度に近いすべり症、坐骨神経痛などを患っているライターです。映画やドラマなどのエンタメごと、そこそこに詳しいです。ただ、あくまで“障害”や“生きづらさ”がテーマなど、会社の趣旨に合いそうな作品の内容しか記事として書いていません。私のnoteを観て頂ければ分かると思いますが、ハンドメイドにも興味あり、時々作りに行きます。2022年10月24日から、AKARIの公式Twitterの更新担当をしています。2023年10月10日から、AKARIの公式Instagram(インスタ)も担当。noteを今2023年10月は、集中的に頑張って書いています。昔から文章書く事好きです、宜しくお願い致します。