退職代行サービスの利用者、急増しているのはなぜ?~お互いが歩み寄る意識が必要か~

退職代行サービス

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こんにちは、どうも、ゆたです。

皆さんは仕事を辞めたいと思ったことはありますか?

私の考えでは多くの人が「YES」と答えるのではないでしょうか?
どんなに自分とマッチした仕事だろうと、嫌になる瞬間はいくらでもあるでしょう。

ただ、あまりにも嫌すぎて、心が病んだり、体調不良に陥ってしまう事もあります。

仕事を辞めたい、そう思っても会社から辞めないでくれ、と言われそれ以上何も言えなくなってしまい、体調が優れないまま、仕事をし続けることになることも。

そんなとき、役に立つのが退代行サービスです。

二年ほど前から話題になり、最近、利用者数はかなり急増しているといいます。
その中には新卒で就職をしてからまだ、半年も経っていない若者が多くいます。

このような現状はなぜ、起こってしまうのでしょうか?

今回は退職代行とこれからの仕事について考えていこうかなと思います。

退職代行サービスとは?

まずは、退職代行サービスとは何か、軽く説明します。

退職代行サービスとは、会社が辞めさせてくれない」といった悩みを抱える労働者に代わって退職届を提出するというものです。

実は意外と昔からあるサービスで、10年前には既にしっかりした法律をもとに弁護士などが依頼を受けていました

しかし、ここ最近ではもっと、簡単に退職代行をしてくれる会社が増え、その手軽さも相まってか、利用者は急増しています。

流れとしては、労働者から依頼を受けた代行業者が辞めたい理由や有休の日数など、ある程度の情報を精査します。

その後の依頼した労働者と日程を取り決め、退職の代行を進めていきます。

やり方としては電話で行うことがメインで、直接顔を合わせることはほとんどないそうです。

このような流れで退職代行サービスは行われるのですが、なぜ、今の若者は退職代行サービスを利用するのでしょうか?

退職代行サービスを利用する理由。

退職

退職代行サービスを利用する多くの理由は「仕事を辞めさせて貰えない」からです。

もしかしたら、「退職代行サービスなんて、ただの甘えでしょ?」と思っていた方もいるかも知れません。
かくいう、私も、退職代行サービスは失礼かも、と思っていた節がありました。

しかし、実際は「一度、退職したいという意思を伝えたが辞めさせて貰えなかった」ので退職代行に頼むしかなかった場合が大半を占めているといいます。

もちろん、会社側の意見もわかります。

入社したばかりの新人がいきなり辞めたら、会社としても損害しかありません。

とはいえ、退職希望者を無理に引き止めたり、脅したりすると、法律違反になり、最悪の場合、損害賠償請求なども考えられます。

会社側もしっかりとした対応が求められます。

そのほかにも「説明されていた仕事内容と全然違った」「求人に書かれていた給料とかなり差があった」「パワハラを受けた」などの理由もあります。

調べていく中で退職代行サービスの利用者は甘えや面倒だからといった理由ではないことがわかりました。

参考:退職代行とは?【メリット・デメリット】代行の流れ

今後の社会

会社を退職したい理由を探していくと、多くは人間関係にありました。

人間関係についてインターネット上で調べてると、世代間での悩みが尽きません。

上司としては若者とどうコミュニケーションを取ればいいのかわからなかったり、新入社員だと上司が鬱陶しい、空気を読めないなどの悩みがあるそうです。

ただ、私が思うに、このまま、お互いがいがみ合っていてはますます若者が仕事をしなくなって、日本全土が貧困になっていきます。

なので、どうにか、お互いが寄り添う必要があるのです。

ただ、ここで重要なのはどちらか一方に寄り添うのでは良くなくて、お互いが歩み寄る意識が必要なのです。

そのためにも会社内で強制的に話をする時間を設けてやる必要があります。

昔はそれが飲み会でした。

ただ、今のご時世飲み会は難しいし、ルールも多くて、さらにああいう大勢の場では話しにくいことがあるでしょう。

なので、上司と部下がしっかり対等に話し合う時間が必要なのだと思います。

実は今、指導者向けのOJT研修ではこのように部下とのコミュニケーションについてかなりしっかり指導があります。

いつもこの手の話題だと、上司や会社の対応が悪い、という結論を出してしまいがちですが、私はそうだとは思いません。

そういう場合もありますが、そんな会社や企業ばかりではないのです。

それと、私ももう、微妙に若者ではないのでわかりますが、年を重ねたからと言って、いきなりコミュニケーション能力が向上するとは限りません。

何が言いたいかというと上司も若者とのコミュニケーションや関係性に悩んでいるということです。

だからこそ、お互いが譲歩し合う必要があるのです。

例えば、上司の脈絡のない話でも部下として話を聞いてあげたり、部下の昔とは違う、甘い考え方をしていたとしても上から怒るのでなく、そういった考え方もあるんだな、と受け入れる必要があると思うのです。

とはいえ、どうしようもなくブラックで、人間関係も破綻しているような会社であれば、退職代行を使うか使わないかは置いといて辞めて、転職しても問題ないとは思います。

終わりに。

少し話が逸れましたが、退職代行サービスを利用する若者は決して、甘えだけが理由ではないことがわかってもらえたかと思います。

これから日本を良くしていくためには「人間関係の構築」を企業努力で上手くやっていく必要があるのではないかと思います。

若者の意識としては少し苦手な上司や先輩がいてもすぐに嫌いだ、と突っぱねるのではなく、少し歩み寄ってみると見える景色も変わるかも知れません。

もちろん、逆も然りです。

この部下、使えないな、とすぐ諦めるのではなく、もう少し長い目で見ていただけるともしかしたら評価が変わるかも知れませんよ。

一人でも多くの若者が働きやすい企業に出会えるような社会になっていくことを願い、今日はここまでとします。

以上、相手はゆたでした。また、次回の記事でお会いしましょう!

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