【かんぷれ】障害者も弾ける楽器、購入した90%は健常者〜福祉用品のあり方を変える新たな視点とは〜

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こんにちは、どうも、ゆたです。

私は昔から楽器に興味があって、学生の頃からギターを練習しています。

ただ、ギターって結構練習していても急激に弾けるようになったりしない楽器なんですよね。

というより、ほとんどの楽器が長い期間練習を重ねてやっと弾けるようになるものばかりだと思います。

それだけ、演奏する、ということは難しいことだと私は思っています。

ただ、練習していると、もっと簡単に楽器が弾けるといいなー、ってふと思うのです。

実はそんな願いを叶えることができる電子楽器があります!

この電子楽器は簡単な操作で演奏することができるので、障害を持った方でも音楽を楽しむことができる設計になっているようなのです。

それでは本編へ!

「楽器を弾けない人ゼロ」

今回ご紹介しますのは、「楽器を弾けない人ゼロ」を目指して開発されました「かんぷれ-KANTAN  Play core-」です。

参考:小型ゲーム機風の音楽ガジェット:かんぷれ -KANTAN Play core-

InstaChord株式会社が開発しましたこの製品は、弾き語りや音楽制作など幅広く使える電子楽器です。

ただ、操作方法を自由自在にカスタマイズできるため運動機能障害、視覚障害、知的障害など、様々なハンディキャップに合わせて、プレイスタイルを変更できるのが大きな特長です。

引用元動画:「かんぷれ」携帯ゲーム機みたいな楽器 – KANTAN Play core

見た目は小型ゲーム機のようですが、その性能は凄まじく、本体には様々なコントローラーを接続でき、補助スイッチ、タッチセンサー、視線入力機器、モーションセンサーなどのインターフェースを接続すれば自由なスタイルで演奏できるオリジナルな楽器が作れます。

元々は障害を持つ人にも音楽を楽しんで欲しいという思いで作られましたが、購入者の9割は健常者でした。

これが実は今後の福祉業界を照らす、一筋の光になるのです。

福祉業界の今

実は障害者向け製品の開発は昔から活発に進んでいました。

しかし、どんな良い製品を開発しても生産するにはかなりコストがかかってしまいます。

その理由はマーケットが小さすぎるからです。

特定の障害を持つ人向けに開発をしている場合、購入してくれる人の数は、他のマーケットに比べ遥かに小さく、大量生産どころか、黒字にすることすら難しい状態になってしまいます。

ただ、今回、紹介しました「かんぷれ」は購入者の9割が健常者ということで、障害者のためだけに作られた製品とは違い、健常者も障害者も使える商品だったのです。

こうなると、持続可能な製品として発売し続けることが可能になります。

かんぷれがここまで支持されているのは、従来の電子楽器にはない価値を加えたことによるものだと思います。

操作が簡単で、音楽経験がなくとも演奏ができる。その上、ギター、ベース、ドラムなど様々な楽器を演奏することができる。更に健常者でも音楽制作に役立てたり、色んな機能を追加することもできるのです。

このように今までの電子楽器にはなかった価値があり、それは障害の有無の壁を超えてしまうほどの力があったといえます。

引用元動画:誰でも弾ける理由 かんぷれ

引用元動画:DTMユーザー向け 「かんぷれ」解説動画

参考:障害者も弾ける楽器、購入の90%は健常者

発売に向けて。

発売に向けて、クラウドフェンディングを8月上旬まで行っています。

気になる方は下記のURLから是非、確認してみてくださいね!

参考:小型ゲーム機風の音楽ガジェット:かんぷれ -KANTAN Play core-

終わりに。

福祉業界の人たちが障害を持っていても生きやすくなるための製品を開発するため、日々頑張っていることは皆さんもご存知かと思います。

しかし、制作費も然り、利益が出ないこともあって、なかなか進まなかったり、提案だけで流されてしまうことも多くありました。

しかし、かんぷれのように健常者にとっても便利であれば、多くの人が必要とし、持続可能なので製品として世の中に浸透するのではないでしょうか。

もちろん、直接問題解決できるわけではありませんが、何かのきっかけになったのではないかと、私は強く思います。

興味があれば、WEBなどでも体験できるものがあるので、一度、プレイしてはいかがでしょうか?

参考:小型ゲーム機風の音楽ガジェット:かんぷれ -KANTAN Play core-

参考:KANTAN Play 体験版

今回はここまで。以上相手はゆたでした!

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