血液中のたんぱく質「ガレクチン10」を、気管支ぜんそくの診断などに活用!

気管支ぜんそく ガレクチン10

この記事は約 6 分で読むことができます。

こんにちは、翼祈(たすき)です。

気管支ぜんそくとは、呼吸の通り道である気管支が、ウイルス感染や喫煙、アレルギーなどに感染して炎症を起こす病気のことを言います。慢性的にたんや咳が繰り返し出ます。

気管支ぜんそくによく見られる主な症状は咳や発熱、たんです。また呼吸をする時に「ヒューヒュー」「ゼーゼー」といった喘鳴も見られます。呼吸困難を伴う喘息発作も特徴です。 

発作の程度が酷い場合、胸の中央や肋骨の間にある胸骨の上下がぺこぺこ凹む陥没呼吸が見受けられます。これは息を吸っても肺の中に空気が入りづらいことから、胸の中が陰圧になるからです。

呼吸困難が重くなると、起坐呼吸という、寝られず、座った方が楽な体勢になり、 また唇が紫色になるチアノーゼが現われますが、こうなるとかなり重症の症状と言えます。

気管支ぜんそくには呼吸器関連の病気の場合に使用される吸引薬があって、発作が起きた時の息苦しさを改善する効果や、発作が起きない様にする予防効果があります。気道を広げる気管支拡張薬、炎症を抑え込む吸入ステロイド薬などが、吸入薬として使用されています。

吸引薬は口から薬剤を吸い込んで、直接、気管支や肺に作用させることで、飲み薬と比較しても、少ない量の薬でも効果が早く出ること、局所に作用するので薬の効きが早いこと、副作用が少なくて済むこと、薬の効果が早く出ることなどの多くのメリットがあります。

そんな気管支ぜんそくですが、ある最新の研究成果が明らかになりました。

血液に含まれる分泌物質内の「ガレクチン10」と呼ばれているたんぱく質が、気管支ぜんそくの診断や進行の予測に活かせることを確認したと、大阪大学などのチームが明らかにしました。今までの診断方法より精度が高まるとされ、数年後の実用化を目指したいといいます。

この論文が2024年3月29日、世界的なアレルギー分野の雑誌であるアメリカの科学誌[Journal of Allergy and Clinical Immunology]にて発表されました。

今回は大阪大学が突き止めた「ガレクチン10」について紹介します。

「ガレクチン10」とは?どんなもの?

画像引用・参考:“血液1滴”から複雑多様な気管支喘息を診断! 大阪大学(2024年)

気管支ぜんそくは、WHOなどによりますと、世界の患者数は2億6200万人、日本では推定で1000万人の患者さんがいるとされます。血中の白血球の一部「好酸球」の量などで気管支ぜんそくだと診断していますが、肺の機能が低下する「慢性閉塞性肺疾患(COPD)」との区別が難しいなどの大きな課題もありました。

大阪大学の武田吉人准教授など研究グループは、採血で獲得した血液中の分泌物質「エクソソーム(細胞外小胞)」が身体内の情報を伝達している役割に着目しました。「エクソソーム」を解析し、含まれるおよそ3000種類のたんぱく質と気管支ぜんそくとの関連を解析しました。

その結果、炎症などに関与するたんぱく質の「ガレクチン10」の量が増加すると、気管支ぜんそくの傾向が強いことを確認できました。診断の精度を解析すると、好酸球の73%に対して80%に高まったといいます。

参考:気管支ぜんそくの診断、血中の分泌物質検査で高精度に…阪大などのチームが実用化目指す 読売新聞(2024年)

気管支ぜんそくが専門の近畿大学教授の男性は、「重要な研究だと言えます。『ガレクチン10』の量に応じて適切な薬が選択できれば、気管支ぜんそくの治療の効率化に結び付きます」と述べました。

最近悩んでいること

2024年3月に私の親戚のお母さんが、長年重度の貧血に悩まされて、入院すると十二指腸から出血していて、入院先で倒れて次の日、亡くなりました。

本来ならお通夜やお葬式に行くべきでしたが、私の父が風邪をその時に引いていて、行けませんでした。

2024年4月に入って、母が祖母に電話をすると、祖母は声が枯れていたそうです。

祖母は「花粉症なんじゃない?」と母に言いましたが、母は「ずっと山の近くで生活しているのに、今花粉症になるかな?」と思ったそうです。

また違う日祖母に母が電話をすると、電話口から声が何もしない。

おかしいと思って、近所に住む母の弟、私の叔父さんに電話すると、叔父さんもどこかキツそう。電話で聞くと、「この間『お母さん、声が枯れていたよ』と言われてから、病院に連れて行っても、コロナとかインフルとか感染症は陰性で。それでも治らないから、また病院に連れて行って、胸のレントゲンを撮ったら、肺が真っ白で、肺炎だと言われたよ。僕も少し前から肺炎にかかっていて、抗菌薬を飲み続けているけど、まだ治らない」と言われたそうです。

祖母は90歳を超えていることや、肺炎の症状がかなり酷いらしいです。

私の叔父さんは小さい頃から気管支ぜんそくを持っていることや、数年前に初期の肺がんが分かって、肺の一部を切り取って、持病の気管支ぜんそくがあるだけでもキツいのに、肺がんの手術をしてから、余計に呼吸が苦しそうに、よく咳をしています。

祖母の世話は叔父さんがしていますが、もしかしたら叔父さんの肺炎が祖母に移ったかもしれません。

母からその話を聞いて、母から「お母さんのところに行かなきゃならないかも」と言われた後、肺炎はやはり空気感染すると検索で書いてあって、私は次の日の夢で、母が祖母のところに行って、肺炎にかかり、入院して、帰って来れないという悪夢を観て、うなされて起きました。

気管支ぜんそくとは違う肺炎の話となってしまいましたが、同じ呼吸器疾患であること、叔父さんが気管支ぜんそくの持病があることで、肺炎を絡めながら、この話をさせて頂きました。

祖母らの肺炎の話を聞いた後で、この記事を知ったので、他人事には思えませんでした。

noteでも書いています。よければ読んでください。

→HOME

気管支ぜんそく ガレクチン10

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

ABOUTこの記事をかいた人

左耳感音性難聴と特定不能の発達障害(ASD,ADHD,LD全ての要素あり)、糖尿病、甲状腺機能低下症、不眠症、脂漏性皮膚炎、右手人差し指に汗疱、軽く両膝の軟骨すり減り、軽度に近いすべり症、坐骨神経痛などを患っているライターです。映画やドラマなどのエンタメごと、そこそこに詳しいです。ただ、あくまで“障害”や“生きづらさ”がテーマなど、会社の趣旨に合いそうな作品の内容しか記事として書いていません。私のnoteを観て頂ければ分かると思いますが、ハンドメイドにも興味あり、時々作りに行きます。2022年10月24日から、AKARIの公式Twitterの更新担当をしています。2023年10月10日から、AKARIの公式Instagram(インスタ)も担当。noteを今2023年10月は、集中的に頑張って書いています。昔から文章書く事好きです、宜しくお願い致します。