女性アスリート外来やジュニアアスリート外来など、全国でスポーツ特化の病院が開設! 

女性アスリート外来

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こんにちは、翼祈(たすき)です。

今、女性アスリート外来など、スポーツ選手のための外来が病院にどんどん開設されているのをご存知ですか?

信州大医学部付属病院では、小児科がメーンとなり、産婦人科や子どものこころ診療部、臨床栄養部の担当者らと共同で対応します。対象者は小学校から大学でスポーツ活動をする男女です。競技の種類やレベルは問いません。

信州大医学部附属病院の小児科長の教授の男性は「本当なら、産婦人科や精神科が行うべきことではありますが、中高校生にはそれでは行きにくいといいます。病院の行きやすい入り口として大学にスポーツ専門の外来を設置することに意味があります。成長期の疾患を予防し、どのレベルであってもスポーツを楽しんで貰うために、身体や栄養のことを認知して頂きたい」と語りました。

東京大学医学部附属病院女性診療科では、健常者だけでなく、障害者アスリートへの支援も積極的に行う予定だということです。

今回は変わりゆくスポーツ外来のことについて、具体的に病院名を挙げながら、お知らせします。

女性アスリート外来in佐賀県

無月経や生理不順という女性アスリート特有の健康相談に応じる「女性アスリート外来」が、佐賀県内で初となる佐賀市の佐賀中部病院に設置されました。

「SAGAスポーツピラミッド(SSP)構想」のプロジェクトで佐賀県が県医師会、県スポーツ協会と共同して活動し、2022年12月には県スポーツ協会が「女性アスリート外来」のWEB相談窓口も開設しました。治療と対応の両面で女性がスポーツを行いやすい環境をサポートします。

佐賀県の支援を受けて、同佐賀中部病院の婦人科内に設置した「女性アスリート外来」は、部活動やクラブチームに取り組む中学生から大学生をはじめ、月経に関連する症状を罹患している女性アスリートが対象。予約制で毎週月曜の14時~16時に開設しています。

2023年1月16日から運用をスタートしました。電話で事前予約を受付しています。

WEB相談窓口は、県スポーツ協会が新しく結成したサポートチームが対応します。医師や栄養士、理学療法士らがメンバーとなり、県スポーツ協会のWEBサイトに届いた相談にメールで答えます。佐賀県では、アスリート本人だけでなく、保護者や指導者でも、気軽に相談可能な体制づくりに向けて認知度を高めることに取り組むことにしています。

「女性アスリート外来」は、無月経や月経困難症、PMS、摂食障害、骨粗しょう症、低栄養、スポーツ貧血、オーバートレーニング症候群などといった、激しい練習などによって女性アスリートが罹患する特有の健康問題で診療に応じます。

同佐賀中部病院の婦人科医長の女性によりますと、無月経を持つ女性アスリートは骨折する頻度が高いことが徐々に判明したり、長引く無月経の症状が体調に影響をきたし、競技で不調に陥る人もいるということです。

人によって色々ですが、酷いケースでは生理が何年も来ておらず摂食障害を罹患している選手もいました。精神的にも追い詰められ、競技成績が落ちてしまい、チーム全体でみんなが生理がないのが当たり前となっているケースもあったということでした。

病院ではその人の症状に照らし合わせて、婦人科や小児科などの医師が治療します。

佐賀県が2022年8月に開催した講演会後の参加者アンケートでは、女性アスリート特有の健康問題に関して「誰かに健康問題を相談したいと思ったことがある」との回答が53%に達しましたが、その中で63%が「相談しなかった」と回答しました。

理由では「誰に相談を寄せていいか分からなかった」などで、継続的に相談、受診可能な体制づくりを求める意見も寄せられました。

同佐賀中部病院の婦人科院長の女性は「エネルギー不足が無月経に直結するなど、月経異常が何らかの身体のサインになっていることもあります。部活動に取り組んでいる中学生や高校生など、今まで相談できなかった人も気軽に相談しに来て貰いたいです」と話します。

女性特有の健康問題をアスリートが自ら発信する取り組みが徐々に拡大し、競技環境改善などへの関心が向上しています。

県SAGAスポーツピラミッド推進グループは「女性アスリートが健康問題や精神面での女性特有の悩みを男性指導者には相談できないと感じているケースも起こっています。相談しやすい体制づくりを整え、認知度を高めていきたい」と語りました。

知事は「SSP構想の1つの核として女性アスリートを応援していく」と説明します。

参考:女性アスリート外来開設 佐賀県内初、佐賀中部病院に 佐賀新聞(2023年)

電話番号は0952-28-5311です。

ジュニアアスリート外来in長野県

若いスポーツ競技者の心と体の悩みに対応しようと、信州大医学部付属病院(長野県松本市)が、スポーツ関連による内科疾患を専門的に診療する外来を8月から始めた。同病院は、大学病院での開設は全国初としている。

女性の無月経や骨粗鬆症(こつそしょうしょう)、低栄養、スポーツ貧血、オーバートレーニング症候群など幅広く対象とする。

引用:若いアスリート専門の外来を設置 全国初、信州大病院 朝日新聞デジタル(2021年)

診察日時は第1、第3月曜の午後で、完全予約制。お問い合わせは、信州大病院予約センター(0263・37・3500)へ。

アスリート全般の外来in鳥取県

鳥取県米子市にある鳥取大病院は2022年4月4日、アスリートの心身どちらの治療や疲労回復などへ特化させた「スポーツ医科学センター」を鳥取大病院内に開設し、診療をスタートしました。

整形外科がメーンとなり、小児科や女性診療科など9診療科8部門の専門医ら約25人で構成されたサポートチームが、プロ選手や社会人、中学・高校生アスリート以外にも、小さい子どもから成人まで幅広い年代のスポーツ障害や関連疾患に応じ、早期復帰をサポートします。アスリートに特化し、多角的な診療を提供する専門外来は全国的にも珍しいケースだといいます。

同「スポーツ医科学センター」では、肉離れや捻挫での腫れを迅速に引かせる高気圧酸素治療や、使い過ぎで痛めた筋肉や靱帯、腱の組織を手術を行わず治癒可能な再生医療、野球肘などに適用される再生医療のPRP(多血小板血漿(けっしょう))治療、身体のダメージが軽い低侵襲手術などを提供。アスリートの身体的な負担が軽減され、競技への早期復帰を目指せます。

外傷以外にも、摂食障害や抑うつ状態、無月経というストレスや過度のトレーニングによって罹患する問題にもサポートし、ベストのコンディションで競技に挑戦できる様にします。治療後には、専用アプリを介して日本各地からリモートで相談を受け付けており、自宅でのリハビリや再起もサポートします。

現場で調整を続ける選手やトレーナー、指導者とリモートでやり取りをし、質の高い医療サポートを提供できます。診療予約はホームページから行って下さい。

スポーツ医科学センター長に就いた整形外科の准教授の男性は「多診療科多部門の医療スタッフが関係するセンターは全国的にも類を見ない。『スポーツ医科学センター』はいわゆるアスリートのための総合病院です。全身に渡る運動選手の怪我や病気に対応可能です。地元アスリートをきちんとサポートできるモデルケースにし、得た知見を高齢者やジュニア、障害者にも拡大したいと思います。スポーツ診療の理想型として頑張っていきたいです」と気持ちを込めました。

参考:アスリートの故障復帰を支援、鳥取大病院に専門外来 日本経済新聞(2022年)

私が思うスポーツ。

私は1つだけ今も時々テレビで観るスポーツがあるのですが、スポーツ選手は本当に怪我がつきものです。その観ているスポーツの選手で、凄い選手がいたのですが、足を怪我して、怪我以来上の順位に行くことが出来なくなりました。あんなに凄かったのにーと思う反面、怪我をして休んでいる間にどんどん別の選手が出て来て、世代交代が起きる。華やかな世界ではありますが、良い時と悪い時の落差が激しいなと、改めて思いました。

女性スポーツ選手で生理が不順なのも知っていました。こういう外来が増えれば、通院するにも敷居が低く、通院しやすいと思います。私自身はスポーツは出来ませんが、このスポーツ外来がもっと全国にー、と強く願います。

noteでも書いています。よければ読んでください。

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左耳感音性難聴と特定不能の発達障害(ASD,ADHD,LD全ての要素あり)、糖尿病、甲状腺機能低下症、不眠症、脂漏性皮膚炎、右手人差し指に汗疱、軽く両膝の軟骨すり減り、軽度に近いすべり症、坐骨神経痛などを患っているライターです。映画やドラマなどのエンタメごと、そこそこに詳しいです。ただ、あくまで“障害”や“生きづらさ”がテーマなど、会社の趣旨に合いそうな作品の内容しか記事として書いていません。私のnoteを観て頂ければ分かると思いますが、ハンドメイドにも興味あり、時々作りに行きます。2022年10月24日から、AKARIの公式Twitterの更新担当をしています。2023年10月10日から、AKARIの公式Instagram(インスタ)も担当。noteを今2023年10月は、集中的に頑張って書いています。昔から文章書く事好きです、宜しくお願い致します。