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こんにちは、ゆたです。
前回、令和6年能登半島地震で被災した方々の避難所での生活について記事をまとめさせて頂きました。
避難所では多くの方が肩を寄せ合い生活をしています。
やはり、家で暮らすよりもストレスが多く、心の余裕もなかなか持てない状況でしょう。
そんな中、障がいを抱えた人たちはかなり生活しづらい思いをしています。
症状によっては、声が出てしまったり、環境に左右される人も少なくありません。
そうなると、周りの方々とあまりうまくいかないのです。
そして、その記事で話していたヘラルボニーの「#障がい者を消さない」という取り組みでは、SNSを通し、#障がい者を消さない で、の投稿により、精度の高い情報を集めていました。
私はこの活動にとても感銘を受け、他にもこのような活動をしている企業や団体があるか調べたところ、とある企業に出会いました。
「#孤独を見過ごさない」プロジェクト
今回ご紹介するのは、ReSowホールディングス株式会社の取り組みである「#孤独を見過ごさない」プロジェクトです。
先ほどの通り、避難所で暮らす方々の中には、周りとうまく付き合えず、「迷惑をかけるから避難所にいられない」と考える方もいます。
一般避難所で暮らすのが特に困難とされているのは、障がい者や高齢者です。
現在の避難所では、サポート体制が満足に整っているとは言えない状況です。
あのような甚大な被害の中、皆が混乱に陥っている状況下で手厚いサポートは難しい、そう言われてしまえば、当事者としても、それ以上はなかなか言いにくいでしょう。
そうなると、障がい者や高齢者の方、またはその家族は自然と申し訳ない気持ちになり、避難所での生活がより一層、苦しいものになってしまいます。
そんな中、ReSowグループでは、能登半島地震の被災された障がい者の支援活動として、大きく三つの取り組みをしています。
ReSowグループの主な支援活動
・1つ目はグループホームの空室の提供です。
グループホームに住んでいた方で被災された方には住居提供を行っています。
それと同時にこの活動に協力して頂けるグループホームを募集し、枠を増やすよう活動しています。
・2つ目は1つ目に該当されない当事者、ご家族の方向けに住宅相談を実施しています。
不動産の紹介には協力会社が無料で仲介して貰えます。
・3つ目は新生活の支援費用の提供です。
転居に伴う費用を補うために、基金を設立し被災された方の交通費、新生活支援費用として提供を行っています。
このように被災者に対し、様々な支援を行っています。
ReSowグループでは、就労継続支援B型ワンダーフレンズをはじめ、グループホーム、訪問介護、訪問看護、相談支援、児童発達支援・放課後デイサービスの6サービス、29の拠点、1000名を超えるハンディを持った方を対象に全国で展開をしています。
グループ内でも被災し全壊・半壊した利用者の方が多数いて、今回のプロジェクトを実施するに至ったようです。
公式ホームページでは、活動について詳しい情報が掲載されています。
更に、今後の詳しい進捗情報は、公式ホームページなどを通して報告があるそうなので、是非、見てくださいね。
参考:能登地震で被災した精神障がい者にグループホームの空室を提供します | 株式会社ワンダーフレンズのプレスリリース
最後に。
私は地震の恐ろしさについて、子どもの頃から沢山学びました。
小学生の頃、職員室で見た東北の津波も、ニュースで報道される崩壊した家や街並みも、鮮明に焼きついて、忘れることはできません。
でも、それが正しいのだと思います。忘れてはならないのです。
多くの被害者やその方たちの大切なものを一瞬で奪い去ってしまう自然の脅威に「私には関係ない」なんて、もう誰も言えないはずです。
あのテレビの画面で起こっている現実と真摯に向き合い、前もって準備を進めておくこと、そして、1人でも多くの方々が次に起こり得る災厄の時、自分と自分の周りの人の命を守ること。
今の私たちは生かされた者である、その覚悟と意味をしっかりと理解した上で、生きていく必要があると私は思います。
この活動が一人でも多くの方に知って貰えることを祈りつつ、今後も何かあれば積極的に情報を発信していこうと思います。
以上、ゆたでした。
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