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こんにちは、金次郎です。
視力が1.0未満の小中高生の割合が、過去最多の人数になったことが、文部科学省の行った「学校保健統計調査」でわかりました。
11月28日に公表された、2022年度の学校保健統計調査では、5歳から17歳までの幼児・児童・生徒が調査対象になっていまして
・発育状況については 69万5600人
・健康状態については 322万0411人 が調査対象です。
近視の子の割合
その調査の視力の項目を見てみますと、裸眼視力が1.0未満の小中高生の割合は
・小学生 37.88%
・中学生 61.23%
・高校生 71.56%
となっており、中学生で既に過半数の生徒が、裸眼視力が1.0未満です。
特に、メガネをかけないと黒板の字も見えない、視力が0.3未満まで落ちてしまう高校生の増加が著しくて
・2012年度は 33.36% だったのが
・2022年度には 42.75% と10年間で10%近くも増えています。
参考:(FNN プライムオンライン)子どもの視力が低下…1.0未満の割合過去最多に 身長体重は横ばいで「肥満傾向」男子は8歳以降1割超 文科省調査
原因は「アレ」の見過ぎ
スマートフォンが販売されだしたのは2007年の事ですが、日本に普及し始めたのは2011年頃です。
普及し始めた当初は「携帯電話より画面が大きくて、電話番号や相手の名前が見やすい」くらいでした。
でも最近のスマートフォンは電話するよりも、動画を見たりゲームをしたりと言う昔の「テレビゲーム」の様な使い方をしている人の方が多いと思います。
子どもの視力低下が著しく増えている主な原因は、
ズバリ!「スマートフォンの見過ぎ」です。
「スマートフォンが子どもの視力低下を招いた」とされる理由には、下記が挙げられます。
・インターネットを使用する子どもが増えた
・1日あたりの利用時間が長い
・インターネット利用時の使用機器が、パソコンよりもスマートフォンで見る子が多い
参考:(生活クラブ)子どもの視力低下はスマホが原因?視力以外の影響と対策法も
禁止する学校も
国連の「教育科学文化機関(ユネスコ)」は、生徒による学校内でのスマートフォン使用を禁止にするよう呼びかけています。
これは、スマートフォンの利用が学習活動を妨げる可能性があるからです。
ユネスコの調査によりますと、既に世界の4ヶ国に1ヶ国は「学内ではスマートフォン禁止」と定めていると言います。
ただユネスコは、新型肺炎流行期間にリモート学習が効果を上げた事に触れ
・スマートフォンは状況によっては学習効果を向上させることが可能
とテクノロジーが教育の助けになった事は認めていますが
・着信音や携帯端末が近くにある事で生徒は気が散ってしまい、目前の課題に集中できなくなる
それゆえに「原則禁止」と述べています。
参考:(Forbes JAPAN)国連の教育機関ユネスコが「学校でのスマホ禁止」呼びかけ
「シリコンバレー」の、著名人たちも後悔している
多数の著名なIT企業が集まる、アメリカのカリフォルニア州に有る「シリコンバレー」。
そのシリコンバレーで、いま一番の話題は
「スマートフォンは、1日どれくらいの時間なら使っても大丈夫か?」
と言う事です。
・シリコンバレーに有るIT企業各社の人々の、スマートフォンについて
1 フェイスブックで秘書を務めていたアテナ・チャバリアさんは以下の様に話します。
「私は確信しています。
悪魔はスマホのなかにいるのだと。
そして子供たちを破滅させているのだと。」
2 IT技術誌「ワイアード」の元編集長で、現在はロボット技術やドローンを扱う会社のCEOを
している、クリス・アンダーソンさんも後悔している1人です。
「私たちはスマートフォンをコントロールできると考えていました。
でもそれは、私たちの制御能力を超えていたんです。」
アンダーソンさんは、自分の子供たちにはスマートフォンに関して、以下の様なルールを与
えています。
アンダーソン家の「スマートフォン・ルール」
・中学校に入る前の夏休みまで、スマートフォンは持たない。
・寝室では、見ない。
・SNSは、13歳まで禁止。
・iPadの使用は、一切禁止。
3 マイクロソフト社のビル・ゲイツ氏も
「自分の子供たちに携帯電話を持たせたのは、ティーンエイジャーになってからだったが、妻
のメリンダはもっと遅らせればよかったと言っている」と言います。
4 アップル社の共同創業者で「iPad」生みの親であるスティーブ・ジョブズ氏ですら、幼い
自分の子供たちには「iPad」には近寄らせないそうです。
参考:(COURRiER JAPAN)スマホを禁じるシリコンバレーの親たちの「家庭内ルール」
終わりに
私が視力を悪くしたのは、親が寝た後にスタンドライトだけの光の中で、当時流行っていた小説家の文庫本を読んでいたからです。
携帯電話が出てきたのは、ここ20数年の話ですから、私の視力低下とは関係が有りません。
でも、現在のスマートフォン人気は異常だなとは思っています。
通勤時だけでなく、私用で電車に乗って移動している時にも他の乗客を見ては「皆さん、スマートフォンで何を一生懸命に見ているのだろう?」と思っています。
特に揺れる車内では、「揺れる画面を見ていたら乱視になってしまうぞぉ〜」なんて思いながら皆さんを見ています。
ここ数年の新型肺炎の規制された生活で、小学生にも非常連絡用にスマートフォンを持たせる学校が増えていますが、あくまでも非常用と言う事を忘れない様にして下さいね。
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記事を読ませていただきました。スマホの動画やユゥチュウブを子どもが親の携帯で見ているからでしょう。退屈や動きをとめるために使っている人もいます。学校もipatを優先すればこれ以上の目の視力はもっと落ちる可能性もあるかもしれませんね。
コメントありがとうございます。
私が住んでいる自治体では、新型肺炎が流行り出してから「緊急連絡用」に小学校が生徒にスマートフォンを持たせるようにしました。
私自身は、携帯電話を買い替える時に店員さんから勧められましたが断りました。
母は、店員さんに押し切られてスマートフォンにしてしまいましたけど。
本にしろ、パソコンやテレビ・スマートフォン、見過ぎは良くないですね。