「ビジネスカジュアル・オフィスカジュアルは、どの程度が適切?

様々なオフィスカジュアル

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はじめに

発達障害のある方の中には、他人から見た自分の見た目の印象や、場面に応じて望ましいとされている服装や振る舞いなどを想像することが難しく、服装選びに困ってしまう人もいます。

「洋服の青山」で知られる青山商事が、ビジネスカジュアル・オフィスカジュアルは、どの程度が適切か?という疑問に答えるために、「ガイドマップ」を作成し、10月19日に公式サイトで公表しました。

今回はビジネスウェアとは、ビジネスウェアの種類、フォーマル度を変える3つのポイントなどをガイドマップを参考にお伝えしていきます。

ビジネスウェアとは?

そもそもビジネスウェアとはなにかご存知でしょうか?

ビジネスウェアとは、広い意味では、「仕事で着る服」すなわち仕事服です。

男性だと、ネクタイを締めたスーツ姿を多くの方が連想されると思いますが、ビジネスウェアはその職業によって様々です。

病院などで働いている看護師さんや、医師の先生は白衣やナース服の制服を身にまとっています。工事現場で働く人は丈夫で動きやすい作業着だったり、レストランのコックさんは料理し易い服装であったりします。

上記の様に「指定の制服」など、ある程度制限があれば考えなくていいのですが、ことビジネスウェア・オフィスカジュアルとなると、こちらにゆだねられる部分が大きくなります。

自由と言えば聴こえはいいのですが、何のガイドラインもないとどこまで自分を出していいのかなど、困ってしまう方もいると思います。そんな方が参考にしていただきたいのが今回のガイドマップです。

公開されたビジネスウェアガイドマップ

ビジネスウェアガイド レディースビジネスウェア

画像引用:ビジネスウェアガイドライン|メンズ | 紳士服・スーツ販売数世界No.1 – 洋服の青山【公式通販】

ビジネスウェアのガイドラインを、フォーマル度を基準に、ビジネスからカジュアルまで、様々なビジネスシーンで活用できるスタイルをガイドマップ化して紹介しています。

ビジネスウェアの種類

ビジネスウェアには、大きく分けてスーツスタイル、ジャケット&パンツスタイルがあります。

スーツスタイル

スーツとは、上着とパンツを同じ生地で仕立てた上下揃った衣服のことです。

男性は、えりに芯がはいったシャツに、ネクタイを締めて革靴を履くことで、多くの場に適応できるカチッとした印象になります。

スーツは昔から、「ビジネスの象徴」として、日本のビジネスマンのほとんどがスーツを当たり前のように着て、仕事に出かけていく文化が根付いてきました

また近年では、女性の社会での活躍が推進され、スーツを着る女性も増加してきています。

一方で、「テレワーク」「COOL BIZ」「働き方改革」など、働き方の多様化に伴い、ビジネスウェアの軽装化の流れもあり、スーツを着用するシーンは、以前よりも限定的な傾向も見られます。

ジャケット&パンツスタイル(ジャケパン)

スーツとは異なり、上下異なる生地を組み合わせたスタイルです。

男性では「ジャケスラ」などとも呼ばれ、スーツよりもカジュアルダウンした印象になります。

また、昨今「ビジカジ」や「オフィスカジュアル」と呼ばれる、ビジネスウェアとカジュアルウェアの融合スタイルはこのスタイルを指すことが多いです。

ジャケパンスタイルのコーディネートの幅は広く、素材、色柄、着こなしなどでスーツスタイルに匹敵するフォーマルな印象から、リラックスしたリゾートカジュアルな印象まで、組み合わせ次第で大きく印象が変わります。

ジャケパンスタイルをビジネスに取り入れる場合には、「どこまでカジュアル要素を取り込むか?」の足し引きが大切になります。

フォーマルとは?

私は、普段はカジュアルな服装で仕事をしています。

日頃、思っていたのは、一般就労の面接のときや、会社説明会、職場見学などに行くときは、どのような服装でいけばいいのだろう?どこまでが、カジュアルでどこまでがフォーマルなのだろうということでした。

『フォーマル度』とは?

フォーマル度は、「色柄」「デザイン」「アイテム」「素材」「着こなし」など様々な要素で変化します。

フォーマル度を変える3つのポイント

1、カラー、色合い

スーツに多い、黒・ネイビー・グレーは明るさや鮮やかさともに低いカラー、色合いになります。

これらのカラーは落ち着きや、厳かな雰囲気を与えることから、ビジネスを含めた様々な、フォーマルなシーンで活躍するカラーといえます。

2、素材

洋服に使われる素材は大きく分けて、化学繊維と天然素材があります。天然素材の中では、シルクやウールを使った服はフォーマル度が高いといえます。

シルクは上品な光沢が、ウールは独特のハリやしなやかさがフォーマル度を高める要素となります。

3、露出度合い

ハーフパンツのように、肌の露出が高ければフォーマル度は下がります。

トップスにおいても、えり元が広く開いたデザインや、ノースリーブやタンクトップは露出度が高く、フォーマル度を下げてしまうアイテムです。

またパンツスタイルの場合、裾の長さもフォーマル度を変える重要ポイントとなります。

着用シーンに合わせた長さ調整がおすすめです。

さいごに

こちらの図表を使えば、発達障害や障害の特性によって、カジュアルとフォーマルとの区別がつきにくいという方でも、分かりやすく理解できるかもしれません。

個人の好みもありますが、フォーマルな組み合わせ、カジュアルなど、用途別の服装や組み合わせをご家族や支援者に相談し、スマホの写真にとっておくなどの工夫も考えられます。

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参考サイト

ビジネスカジュアル、何を着れば?⇒「洋服の青山」の表が分かりやすい【画像】 | ハフポスト LIFE (huffingtonpost.jp)

ビジネスウェアガイドライン|メンズ | 紳士服・スーツ販売数世界No.1 – 洋服の青山【公式通販】

どんな服を着たらいいのかわからない:困りごとのトリセツ(取扱説明書)|発達障害プロジェクト

 

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ABOUTこの記事をかいた人

TANOSHIKAライター。うつ病、AC(アダルトチルドレン)、機能不全家族育ち。現代詩を勉強中です。セクシャルマイノリティ当事者。読みやすい、わかりやすいをモットーに様々な記事を書いていきます。