下車する駅に駅員不在、車椅子の女性が直面した不適切な現実

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こんにちは、翼祈(たすき)です。今回は車椅子の女性が直面した駅員不在での下車拒否や、その後のこの問題に関する配慮など、この社会的な問題について深掘りしていきたいと思います。車椅子の構造や動作、介助での注意点などもお話ししていきます。

“駅員不在”を理由に下車希望の車椅子女性を拒否…国土交通省はJR九州に口頭注意

昨年2020年9月、長崎県のJR九州の駅で、県内に住む車椅子の女性が事前に乗車予定を伝えてホームでの介助をお願いした際、JR九州は女性に対し、下車する駅には駅員のいない時間帯であることを理由に、女性の介助を理由に断っていたことが分かりました。

女性は常日頃の日常から車椅子を利用しており、列車の乗降の際はホームと車両の間にスロープを渡しておく必要があります。

今年2021年7月にも女性は再度長与駅で乗れる様に介助を予約していましたが、JR九州はこの件に対し、当日倒木の発生で列車が遅れていることを女性には知らせていなかった上に、その後来た後続の列車では女性があらかじめ予約していた列車ではなかったため、車椅子用のホームと車両の間に渡す板を用意してもらえず、女性は列車に乗車出来なかったといいます。

女性は昨年2020年10月に介助を希望する場合、JR九州に「車椅子の利用者が乗降時に介助を希望する予約しないと鉄道を気軽に使えない」という、社会の不自由な現実への改善を求めて署名活動を開始しました。

今年2021年10月、女性はJR九州に全国から集まった2907人分の署名を提出し、国交省に見解を求めました。国土交通省は障害を抱える利用者に対しての配慮が不十分だったと判断し、2021年11月18日にJR九州に口頭で注意しました。

女性は「多様性が求められる現代において逆行した対応だ。私の身に起ったことが今後他の人に対しても繰り返されないよう、JR九州には利用者が安心して乗車出来るような体制をしっかり整えてほしい」と話しました。JR九州は取材に対し、「国の指導を真摯に受け止め、再発防止に努めます」としています。

JR九州の管理する568駅のうち、無人駅は半数以上の304駅に及びます。車椅子の利用者を介助する際は駅員をホームに派遣するほか、2015年には無人駅にはインターホンなどを設置し、介助を希望する利用者のいる駅から離れた場所にいる駅員とも連絡が取れるシステムが導入されましたが、その方針は一部の駅に留まっています。

「駅員が手助けしなくても車椅子の利用者が駅を気兼ねなく利用できるようにホームに段差をなくすなど、工夫すれば駅員がいなくとも対応できる」という有識者からの指摘もあったそうです。

参考:車いす女性への介助、JR側「駅員不在の時間帯」と断る…国交省は不適切対応と判断 | ヨミドクター(読売新聞) (yomiuri.co.jp)

ホームと車両の段差を埋める装置が試作・導入される。

こういった状況を改善するために、車椅子の方が電車を利用する際、ホームと車両の段差を埋めるスロープが出てくる装置も試作・導入され始めています。

このスロープは、電車がホームに到着したことを検知すると、センサーが車両との距離を計測し、自動的にホームと車両との間の段差や隙間を埋めることができます。乗客の乗り降りが終わり、電車のドアが閉まるとまた自動的にホームに収納される仕組みで、数年後の導入を目指しているそうです。参考記事にニュース映像があります。

参考:ホームと車両の段差を埋める全自動スロープ試作機公開 JR西日本

車椅子の構図

車椅子はこの様な構造になっています。もしかしたら今後車椅子を使う・介助する機会があるかもしれないので、基本的な構造など知っておくと、実際に使う際に更に便利でしょう。

引用:あずみ苑

車椅子〜基本的な動作〜

こちらは楠間椅子の基本的な動作を紹介した動画です。

引用:沖縄県教育委員会 教育支援ビデオ

介助時の注意点

手や足を巻き込まないようにする

足の巻き込みや転倒を防止するために、フットサポートに足がしっかり乗っているか確認します。フットサポートに足がうまく乗っていなかったために下肢マヒがある方が足を巻き込んでしまうという事故も起きています。上手く足が乗らず安定しない場合、足を安定させるための福祉用具の使用が効果的です。

座りすぎにならないようにする

長時間乗っていると床ずれを起こす可能性もあるので、耐圧分散性の高いクッションがおすすめです。

座位を確認する

座位が正しい姿勢でないと、褥瘡や嚥下への影響があることもあるので、移動前に確認するようにしましょう。

坂道や段差は特に慎重に移動する

坂道など傾斜がある道では車いすに勢いがついたり、力が要ることがあるということを忘れないようにしましょう。坂の途中で止めるなど危険な行為は避け、慎重に移動しましょう。

パンクしていないか必ず確認する

もし確認してパンクしていたら、事故のおそれがありますので、使わないで必ず修理を依頼しましょう。

参考:ケアスタイル

私の考え

私も入院中検査に行く度、看護師さんに車椅子を動かして貰い、検査に行っていた時がありました。車椅子って足元全く分からないですし、私は看護師さんが介助して連れて行ってくれたので移動もスムーズに出来たんでしょうけど、周りにそういう介助して下さる方がいない場所で、助けを求められないのはとても大変だと思います。

何かあっても助けを求められず、何かあれば自己責任だと言われかねないですし。駅員さんの無人駅もまだまだ沢山あるのですね、この問題を通して、そういう問題が解消されたらいいんですけどね。改善すべき部分は改善されて、良い方向に向かいます様に…

私の話なんですが、数年前母に車椅子を買いました。すると「本当に使う事になったらどうするんだ‼︎」と怒られました。(苦い経験だわ)

その後、

一方、JR九州は、車いすの利用者などへの介助をスマホのアプリで申し込める仕組みを来年2022年夏ごろから新たに導入するほか、これまで駅員が行っていた介助を運転士などの乗務員が行えるように、来年2022年2月から一部の路線で試験的な導入を始めるということです。

引用:JR九州、新たに福岡県内9駅で無人化に切り替えへ、25の駅で有人のきっぷの販売窓口を廃止 福岡のニュース(2021年)

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左耳感音性難聴と特定不能の発達障害(ASD,ADHD,LD全ての要素あり)、糖尿病、甲状腺機能低下症、不眠症などを患っているライターです。映画やドラマなどのエンタメごと、そこそこに詳しいです。ただ、あくまで“障害”や“生きづらさ”がテーマなど、会社の趣旨に合いそうな作品の内容しか記事として書いていません。私のnoteを観て頂ければ分かると思いますが、ハンドメイドにも興味あり、時々作りに行きます。昔から文章書く事好きです、宜しくお願い致します。