分断が起きるアメリカで遠い過去と遠い未来をつなげるために

星条旗

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2020年11月3日アメリカ大統領選挙が行われます。コロナでの対応や、黒人の命が警官に奪われた社会的な問題などが焦点になっています。なかでも人種差別撤廃の運動は広がり抗議活動が行われて大統領選挙にも大きな影響を与えています。アメリカでまだ人種差別があることがとても残念です。人種差別の問題は気にはなっていたんですが書かずにいました。歴史や時代背景さらに日本にいるだけではわからないような根深い問題だからです。今回は自分が考える外から(日本から見た)アメリカの問題点、銃社会にフォーカスして書こうと思います。

アメリカでの銃社会の問題点

①銃を誰が持っているかわからないくらいに出回っている。

・アメリカの国民一人一丁以上は持っている計算の数が出回っていることになります。
 参考 https://news.yahoo.co.jp/byline/iizukamakiko/20181221-00108388/

・猜疑心を持ってしまい、警察官も発砲するのに抵抗がない。

・市民も打たれるかもしれない不安を持つという負のスパイラルが起きています。

②厳重な身元確認で銃を持てる。しかし個人間で銃の売買をする人たちがいるのが問題。 

・銃販売店では年齢確認、身分証明、犯罪歴のチェックが行われるようです。 
参考 https://style.nikkei.com/article/DGXZZO50585560U3A110C1000000/?page=2

・スーパーで売っているところもあります。

③比較的低価格で販売されている。

・日本円で約1万7千円~ (現在は変動しているかもしれません) 
 参考  https://www.businessinsider.jp/post-197031

個人間での銃の売買が行われている一部の州では犯罪歴のチェックなどの条件をクリアした場合、合法化されているところもあります。しかし、個人間で売買が繰り返されることにより銃が犯罪者にわたることもあるそうです。

黒人が受ける不当な差別について なぜ略奪が起きるのか?

①アメリカの警察はどういう基準で発砲するのか?

 ・危険性があると判断した場合発砲する。
 ・カメラがついている理由、警察の責任を明確にする為   
参考:ポリスNAVIチャンネル「日本の警察と海外の警察の違い」
https://www.police-ch.jp/overseas_police.html

②アメリカの警察官は対象が黒人の時に接する態度は違うのか?

CBSニュースと調査会社ユーガブの調査によると、警察は黒人より白人に甘いとする回答が全体の57%を占め、公平に対応しているとの回答は39%だった。これを人種別にみると、白人に甘いと感じる人は白人の52%、黒人では78%に達した。党派別にみると、公平だと答えた人は共和党支持者の61%を占めたのに対し、民主党支持者では17%にとどまった。

同調査で事件や抗議デモへのトランプ大統領の対応を支持すると答えた人は32%にとどまり、支持しない人が49%に上った。また、トランプ氏は白人を優遇しているとの回答が全体の約4分の3を占めた。 
引用:CNN「米世論調査、黒人の警察不信が浮き彫りに」
https://www.cnn.co.jp/usa/35154730.html

 

 警察官による発砲で死者が相次ぐ背景の一つに人種問題が存在することは、疑う余地はないだろう。人種問題以外に目を向けてみると、アメリカ国内で拡大解釈され続けてきた銃の所持や携帯が原因となって、現場の警察官も目の前の相手がどこかに銃を隠し持っているのではないかと疑心暗鬼になる傾向が強まっているように思われる。加えて、アメリカでは大量殺人が発生するたびに、銃規制を叫ぶのではなく、銃の購入に動く市民が増えるのが恒例となっている。ダラスで銃撃事件が発生した翌日、アメリカ国内の主要な銃器メーカーの株価は揃って上昇した。  
 引用:Yahoo!ジャパンニュース「年間1000人が警官に殺される米国 「銃を持つ権利」と市民と警察の間の溝」
https://news.yahoo.co.jp/articles/d9a28dde4666bc972fd3b17e93e913205471dea8?page=4

③なぜデモが起きた時に略奪などが起こるのか? デモに紛れて破壊や略奪を繰り返す一部の人達がいます。騒乱を大きくする扇動者もいます。抗議をする人とは違うと別に考える必要があります。

参考:FRaU「アメリカ黒人殺害事件デモで略奪する「抗議者と違う」暴徒たちの正体」
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/73143?page=3

解決策 米国の人種問題

BBCの記者はドイツのように過去と向き合うこと、奴隷の歴史に関する史跡をつくることを提案しています。過去は変えられないので、これからどう向き合うかが大事と提案しています。

参考:BBC「米国の人種問題 解決の具体策は……記念碑?」
https://www.bbc.com/japanese/video-40652140

最後に

前半では銃社会、後半では人種差別に関わる内容をまとめてきました。銃社会に複雑に人種差別問題が関わってくることがわかってきました。
私見ですが問題の根底には銃社会が大きく関わっていると捉えています。銃の規制が重要だと思います。

また自由の国アメリカで奴隷が存在していたことそして、まだ人種差別が残っていること過去は変えられません。これからどこに向かっていくのか、先進国で多大な影響を持っている国、アメリカ。

現在の大統領の唱える、アメリカを再び偉大な国へという言葉はとても内向きの言葉で世界中の人々から今の現状を見ればとても敬意を払えないのではないでしょうか。

最後に一つ言葉を贈りたいと思います。

強さではなく優しさで、恐怖心ではなく誇りで、人を動かしなさい

                                 ジョン・ウッデン

今どんな夢をもっていますか? 

黒人だけじゃなく白人やヒスパニック系にもアジア系にも問われている。

ここで書いたことは自分が思うことでありまだいろんな考えや側面があるかと思います。寛容な心で読んでいただけたら幸いです。

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