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連日猛暑が続いていますが、皆さんいかがお過ごしでしょうか? 私が住んでいる福岡県の久留米市では8月3日に、38.4度と暑さランキング全国1位を獲得しました! こんな嬉しくない1位があるなんて……。
おそらく過去平年の暑さや、今までのデータや対策などは当てにならず気温や環境など、地球全体で大きく変わってきてると思われます。そんな環境の変化にソニーが猛暑対策グッズを開発しているという、記事や動画を見つけました。熱中症対策は下記にあるnonoさんの過去の記事を参考にして頂くとして、私は今回の記事の本題である「REON POKET」という商品を紹介していきます。
クラウドファンディングで作られる「寒暖対策グッズ」
SONYが主催する「First Flight」というクラウドファンディングサイトには、さまざまなアイデアによる商品のニーズが可視化されて、商品化が実現できるかもというサイトがあります。SONYの社員だけではなく、個人事業主からもお問い合わせできるようになっています。
着るクーラー「REON POKET」とは
2017年に検討が開始されたこのプロジェクトは2年の歳月を経て、7/22日にクラウドファンディングが開始されました。目標額は6600万円なのですが、なんと6日後の28日は目標金額に到達し異例の早さで、商品化が決定しました。
その性能は特注のインナーの頸椎の下辺りにポケットが空いており、そこにREON POKETという端末を入れてから、Blue toothで自分のスマホに飛ばして操作します。そこから風を出すのですが、冷温両対応なので四季に応じて使用することができ、5段階の温度調節、風量まで調節できます。持ち運べるエアコンといっていいでしょう。
手持ちでも使えて顔に冷風を浴びてもいいですし、両手が塞がっていたらインナーのポケットに入れるというような使い分けもできます。気になる充電池の持ちは1回の充電で90分。想定される通勤時間の片道を15分として1日2回、3日で6回の使用を想定しているみたいです。
肝心の値段ですが、もう締めきっているクラウドファンディングの値段を見てみると、端末1個とインナーのセットで1万6000円ぐらいです。まだ販売する前段階の値段なので、正式に発売となるともう少し上がると思いますが、2万前後だと考えても毎日使用する物なので、そこまで高くないと思います。
スーツ着用のサラリーマンから多汗症などで悩んでいる方から、温度調節が上手くいかないお年寄りや小さなお子さんまで、さまざまなニーズに応えた商品だと思います。発売日は来年の3月ぐらいを目指しているそうです! とても楽しみにしています。
開発のきっかけは「異常気象」
開発者の1人でもある伊藤健二アドバイザーは、2017年7月に中国の上海へ出張したとき、気温が40度を超えていて「この先、地球の気象はどうなってしまうのか」と思いつき、夏の猛暑で働くビジネスパーソンの役に立つ製品を、作れないのだろうかと自身の体験を交えて考えたそうです。
伊藤氏はソニー初の4kビデオカメラの開発に携わっており、「REON POKET」はハンディカムや「ブラビア」で培われたCPUやIC系の放熱処理技術が使われています。熱がこもるのが一番の懸念だと思いますが、ソニーならではの技術力によりカバーされています。
まとめ・変わっていく自然の環境にテクノロジーはどこまで対処できるのか?
決して日本だけが異常気象ではなく、イギリスの東ケンブリッジや欧州などでは最高気温を更新し、フランスのボルドーでは、40度を超えています。この気温が高くなるのは2022年までは続くだろうと言われています。
これからもこういった今までは考えられない環境に、どう人間が対処していくのかという一種の挑戦だと思います。もしかしたらこの異常ともいえる環境を作ってしまったのは、われわれ人間かもしれませんが、テクノロジーを駆使しニーズに合った商品を生み出すのも人間です。
異常ともいえる気温やゲリラ豪雨などは命に影響してきます。人間もですが動物達も危機を感じているのでしょう。この間のコンビニネズミ騒動も急な暑さで、涼しいところを求めて来ているそうです。根本の問題を人間が生み出したのかは定かではありませんが、今後の異常気象問題はどう解決していくのでしょうか……?
参考元・REON POKET TECHABLE BCN+R AFP JCASTニュース
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