パニック(発作)障害と言う病気を、もっと知って欲しい!

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こんにちは、金次郎です。

 7月19日で1学期が終わり、小中学校では終業式がありました。
 九州北部は24日(水)に例年より15日遅く梅雨明け宣言されましたが、相変わらずどんよりとした曇り空の毎日です。
 21日(日)などは早朝から福岡県・佐賀県を中心とした九州北部は豪雨災害にも見舞われました。
 携帯電話には市役所からの緊急メールが続々と届き「避難所への避難準備をして下さい」と言う状態でした。

 さて、タイトルにもある「パニック(発作)障害」に私が罹ってから32年。当時の昭和時代は、精神的な疾患は隠さないと恥ずかしいと言う感覚が日本全体にありまして、私も父親から「上司には報告しても、会社の仲間には病気の事は言うなよ」と言われました。しかし、今は多数の有名人や芸能人がこの病気に罹っている事をカミングアウトしている時代でして、この病気や病名についてもかなり世間に知られる様になりました。

パニック(発作)障害ってどんな病気?

 心臓や血管に異常は無いのに、急に心臓がバクバクしだして吐き気や目まいを伴った息苦しさに襲われます。
 特に、乗り物に乗っている時にこの症状を起こす人が多く、直ぐに降りたいのに降りられないと言う状況でパニックになります。
 一度これを経験すると「また発作が起きるのじゃないか?」と言う予期不安から、乗り物に乗れなくなってしまいます。
 私がこのパニック発作を初めて起こしたのが、今から32年前、学校を卒業して新卒で入社した会社の東京事務所勤務時代の1987年(昭和62年)で、寮から事務所に向かうために電車に乗っていた時の事です。
 今はどうかは知りませんが、あの当時の東京の朝の通勤ラッシュ時間の電車は、乗車率150%などと言う超満員電車。
 駅では電車に乗っている乗客が「もうこれ以上乗れないから!」と叫んでいるのに、駅員がホームにいる乗客の背中を押して無理やり電車に押し込んで乗せていました。
 こんな状態での通勤なら、どんなに健康な人でも体調が悪くなってしまいますよね。
 で、何故このようなパニック発作が起きるのかは、未だ完全には解明されていません。
 ただ、脳内の不安神経機構の異常によって起きると考えられています。
 人間の脳は、危険を察知すると警告を発するために外敵や有害物質に対する情報を脳に送ります。
 パニック障害は、この警告システムが誤作動して実際には起きていない危険に対して恐怖心が自律神経に伝達され、誤って興奮状態になる事で発作が起きるのでは?と言う説が現在は有力です。
 また、ストレスを感じやすい人やストレスへの対処が苦手な人が発作を起こしやすいと言うデータも有るそうです。

パニック(発作)障害の治療方法

 厚生労働省によると、1996年(平成8年)は約3000人だったパニック(発作)障害での受診者数が2017年(平成29年)には8万3000人に増えているそうです。
 これは、とりもなおさずパニック(発作)障害の認知度が上がって来て専門の病院も増え、病院を受診した人が増えたからだろうとの事です。
 私は、現在でも予防の為に病院でベンゾジアゼピン系の抗不安薬を処方してもらっていますが、過去に自らの意思で行った「認知行動療法」による乗り物に乗る事への慣れが一番の治療法だと思っています。
 最初は、家の最寄り駅から各駅停車の電車で隣の駅までの1駅だけ何回も乗って見て、電車に乗れる自信を付けます。
 そして次は2駅乗ってみて、乗れる事を確認しながら1駅ずつ乗る距離を増やして行きます。
 私は6年かけてこの認知行動療法を行い、今では急行電車まで乗れる様に戻りました。
 認知行動療法以外に、精神科医森田正馬氏が1920年(大正9年)に提唱した「森田療法」と言うのもあります。
 これは「症状は治さなくても良い、あるがままを受け止めよ」と言う療法でして「無理しないで自分が今出来る事だけ行えば良いさ」と言う考え方の療法です。
 時の流れが早く、しなければいけない事が沢山ある現代ではどうかな?と私は思っています。

パニック(発作)障害を公表している著名人

・日本
 堂本剛(KinKi Kidsのメンバー)
 中川剛(漫才師・中川家のメンバー)
 松島聡(Sexy Zoneのメンバー)
 田中美里(女優)
 安西ひろこ(タレント)
 小谷野栄一(元プロ野球選手)
 長嶋一茂(元プロ野球選手・現タレント)

・海外
 チャールズ・ダーウィン(イギリスの自然科学者)
 ブルック・シールズ(アメリカのモデル)
 エルトン・ジョン(イギリスの歌手)
 ビリー・ジョエル(アメリカの歌手)
 マイク・タイソン(アメリカの元プロボクサー)
 アンジェリーナ・ジョリー(アメリカの女優)
 リンダ・ハミルトン(アメリカの女優)
 ジョニー・デップ(アメリカの俳優)

終わりに

 長嶋一茂さんは、プロ野球選手を辞める直前の30歳の時に、パニック(発作)障害に襲われ、移動の為の車・新幹線・飛行機など乗り物に乗れなくなり、突然襲ってくる過呼吸に対応する為にビニール袋が手放せなかったとの事です。
 ダーウィンが生きていた1800年代には「パニック(発作)障害」と言う病名は正式には有りませんでしたが、ダーウィンの行動様式を研究した人たちから「パニック(発作)障害持ちだったのではないか?」との見解が示されています。
 私は自分自身で行った認知行動療法で「パニック(発作)障害」と上手に付き合う事が出来る様になり、仕事もできています。
 発作が出るのが怖くて外出できなくなり「ひきこもり」になる人も多いと聞きます。
 「パニック(発作)障害」が疑われる家族や友人などが居れば、早めに専門医に受診させて、症状が軽いうちに発作と付き合える様にしてあげましょう。
 その為にも、この「パニック(発作)障害」の事を良く知って下さい。

参考

・パニック障害もっと知って、患者らが講演や情報共有
https://style.nikkei.com/article/DGXKZO46852090S9A700C1KNTP00?channel=DF140920160921&n_cid=LMNST011

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