『いわたコトバのそうだん室』。吃音で、言語聴覚士の男性が始めた、言葉の支援室。

吃音のある男の子

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こんにちは、翼祈(たすき)です。

私は、小学1年生の初めまで片言で喋っていました。自分の名前を名乗る時、か行が上手く出ませんでした。

同級生から、「この歳にもなって、自分の名前も言えないんだ」と、笑われました。

その数ヵ月後、私は左耳が感音性難聴だと診断を受けました。学校健診で、左耳が聞こえてないと分かり、大学病院で検査した結果、正式に分かりました。

感音性難聴だと診断を受けると、私の片言は、なぜか治りました。

耳が聞こえないと分かったから?あの当時、診断を受けていなかったけど、発達障害だったから?

ずっと、片言だったのに…。それがなぜ治ったのか、誰も分かりませんでした。

今では片耳難聴でも、右耳の聴力が正常なので、私は普通に会話ができます。

もし、皆さんに、吃音だったり、自閉症で、言葉が上手に出なかったら?

神奈川県では吃音の当事者で、言語聴覚士の男性が、当事者の方を支援する相談室を開いています。

どんな場所なんでしょうかー?

日本でも身近に悩みを相談できる場所が少ない中、吃音の当事者の岩田よしきさんが神奈川県川崎市多摩区で『いわたコトバのそうだん室』を開いています。

代表の岩田さんは学生時代、吃音があるために人と話すことを避けていましたが、大学を卒業した後に専門学校へ通い、言語聴覚士の資格を取得しました。専門知識を活かしつつ、自身の吃音と症状に正面から向き合いました。

「私にやれることはあると思いますし、一人で吃音を抱え込まないで」と、同じ悩みを抱える方に向けて、発信を続けています。

参照元:カナコロ 吃音で悩んだ過去「苦しむ子どもを支えたい」 川崎に当事者が運営の相談室(2025年4月24日公開)

『いわたコトバのそうだん室』の基本理念。相談できる対象の障害は?

『いわたコトバのそうだん室』のロゴ、笑顔の男性と子ども

「発達障害、言語障害を気軽に相談できる場所を作りたい」という思いから、ことばの教室を始めました。

また、ことばだけではなく来てくれた人の生活や周囲の環境、未来まで助けになれることを目指しています。どんなお子様も、個々に違う個性と課題を抱えています。

お子様やお家の方の困り感や不安を伺い、その不安をひとつひとつやわらかくして、のびのび安心できるように、ご対応させていただきます。

画像・文章引用元:いわたコトバのそうだん室 いわたコトバのそうだん室について

公式X

https://x.com/iwatasoudan?s=21

公式インスタ

https://www.instagram.com/iwata_kituon?igsh=MXJseHMyMThuZTQxNw==

いわたコトバのそうだん室』は、誰かに勇気を与え、背中を押して貰える場所だと思います。

私は最近、同僚のライターさんが、

『ある障害児を対象にした料理教室では、自閉症の子で、家では包丁を持たせられないと両親が言っている子が、ここでは笑顔で、料理をしたりできるんです』

と言っていたのを聞きました。

自閉症がある子は喋れない子もいるので、自分の意思疎通が難しく、ご両親もその子が考えていることが分からないかもしれません。

それが、同僚の方が言われていた料理教室だったり、『いわたコトバのそうだん室』でも、言葉が話せなくても、笑顔で活き活きと活動できている。

言葉が出ないだけで、その子が感情を表現できないわけではありません。

『いわたコトバのそうだん室』では、吃音以外にも、発達障害などの子ども達といった、幅広い障害を抱えている子を対象にしている、相談室です。

岩田さんという当事者だからこそ、分かる悩みや支援がある。

障害があっても、その子にできる支援がある。

そう、再度障害はハードルではないと、感じさせて頂きました。

その子の個性を大事に。

人は障害があると何もできないと言います。

それとは逆に、知的障害などがあって、主治医から、「学力に遅れが生じている」と判断され、支援級の進学を持ちかけられています。

ですが、親御さんが「うちの子は大丈夫です」と言って、普通級に行かせる子もいます。

主治医が支援級でという言葉が正しく、その子が普通級では勉強についていけず、苦しい想いをしている子もいると言います。

人によって、障害の程度は異なり、その障害の程度に合わせた学校やクラスを選択しないと、その子の障害にあった、学びをできなくなってしまいます。

もしかしたら、支援級に進学していれば、その子もその子なりに学べ、勉強も適切に受けられるかもしれません。

私も両親が「発達障害だったら、特別支援学校に行かせれば良かったのか?」と、大人になって診断を受けて、悩んだそうです。

障害があっても、知的に遅れがなければ、普通の学校にも行けます。

本当に、その子、その人にあった学習法を探すのは大変ですし、私もLDの面だけ観たら、特に数学は普通の学校では通用する理解力はありませんでした。

本当に、どの進路で、学校に通わせるか、それが人生を決めたり、場合によっては、人生を狭めてしまう選択肢もあるかもしれないので、難しいですね…。

noteでも書いています。よければ読んでください。

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ABOUTこの記事をかいた人

左耳感音性難聴と特定不能の発達障害(ASD,ADHD,LD全ての要素あり)、糖尿病、甲状腺機能低下症、不眠症、高眼圧症、脂漏性皮膚炎、右手人差し指に汗疱、軽く両膝の軟骨すり減り、軽度に近いすべり症、坐骨神経痛などを患っているライターです。映画やドラマなどのエンタメごと、そこそこに詳しいです。ただ、あくまで“障害”や“生きづらさ”がテーマなど、会社の趣旨に合いそうな作品の内容しか記事として書いていません。私のnoteを観て頂ければ分かると思いますが、ハンドメイドにも興味あり、時々作りに行きます。2022年10月24日から、AKARIの公式Twitterの更新担当をしています。2023年10月10日から、AKARIの公式Instagram(インスタ)も担当。noteを今2023年10月は、集中的に頑張って書いています。昔から文章書く事好きです、宜しくお願い致します。