オンラインカジノ -日本では、海外の宝くじや賭け事に手を出すのは御法度です-

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こんにちは、金次郎です。

皆さんは、宝くじなどを買って遊んだ事は有りますか?
ライターズインタビューでも答えた様に、私は「サッカーくじ」と言うのを楽しんでいます。
日本には、みずほ銀行など銀行が販売している「ジャンボ宝くじ」や「スクラッチくじ」、またスポーツ振興協会が販売している「サッカーくじ」更には、競輪・競馬・競艇・パチンコなど色々な賭け事が有ります。

しかし、海外で販売している宝くじや、日本以外の国で開催しているギャンブルに日本国内からお金を賭けるのは、法律違反と言うのは、ご存知でしょうか?

今回は、最近話題になっている「オンラインカジノ」について書いてみます。

「オンラインカジノ」とは?

スマートフォンやパソコンからインターネット経由でオンライン上でのゲームを楽しみ、その結果に対して現金や電子マネーなどを賭けて楽しむものを「オンラインカジノ」と言います。
「カジノ」と言うとスロットゲームやトランプ等のカードを使ったゲームをイメージするかと思います。
でも、現代の「オンラインカジノ」では、パズルや格闘技ゲームと言うおよそ賭け事とは違う感じのものもあります。

「オンラインカジノ」のサイトは、海外で運営されているものがほとんどです。
運営されているその国では合法かも知れませんが、日本国内から海外のサイトにアクセスして賭け事(賭博)を行うのは、「賭博罪」と言う犯罪になります。

近年は、日本語で作られたサイトも多くなっており、日本人もターゲットにされている感じです。
しかし、先ほども書いた様に海外の賭博に手を出すのは犯罪です。
2023年(令和5年)には、このオンラインカジノに手を出して107人が検挙されています。

参照元:(政府広報オンライン)オンラインカジノとは?(2025年01月09日)

芸能人やスポーツ選手がやっていて一躍有名に

スマートフォンの普及でインターネットが手軽になり過ぎたせいでしょう。
芸能人やプロ野球選手が、この「オンラインカジノ」をして摘発され「活動を自粛する」と言うニュースが絶えません。

参考元:(DIAMONDonline)吉本芸人も聴取!オンラインカジノに「違法と知らず」ハマってしまう3つの理由(2025年02月15日)

参考元:(サンスポ)オンラインカジノ利用者、8球団15人に NPB事務局長「短い選手生命なので、選手に寄り添ってあげたい」(2025年02月28日)

相撲やサッカーなど他のスポーツでも、「オンラインカジノは法律違反」と言う事を選手に周知する為にセミナーを開いたりしています。

参考元:(サンスポ)日本相撲協会、カジノ問題に注意喚起 年寄総会で(2025年03月07日)

参考元:(サンスポ)Jリーグ、オンラインカジノの違法性を周知 セミナーに45クラブから120人以上参加(2025年03月11日)

「オンラインカジノ」の実態調査

事態を重く見た警察庁が、オンラインカジノの利用実態把握調査を2024年7~10月に実施しまして、この度結果が公表されました。

それによりますと、
・オンラインカジノ経験者 約336.9万人
・現在も利用中      約196.7万人
との事でして
国内で年間約1兆2400億円が賭けられていると推計されるそうです。

利用者は
・男性 67.6%
・女性 32.4%
と男性が多く

年代別に見ますと
・20代 30.0%
・30代 28.8%
この2つの世代で6割近くになります。

また
・海外のオンラインカジノが違法だと認識していますか?
と言う質問には、
・「認識していた」と回答した人は全体で56.5%
と違法性を認識していた人が多いですが、4割近くの方は違法性を認識していなかった事も分かりました。

参照元:(nippon.com)オンラインカジノ337万人が利用経験、4割違法性認識せず―警察庁が初調査 : 20代、30代の若年層に広がる(2025年03月13日)

終わりに

今回「オンラインカジノ」がこれだけ注目を集めたのは、
・海外のギャンブルは日本では違法
と言うのも有るでしょうが
・芸能人やプロスポーツ選手が多数やっていた
という点でしょうね。

メジャーリーガー大谷翔平選手の元通訳が、大谷選手の給料を使ってギャンブルをやっていて逮捕されたのをご存じだと思います。
この方は、逮捕された後に自分で自分の事を「ギャンブル依存症です」と言っていました。

私が買っている「サッカーくじ」ですが、正式にくじの販売が始まったのは2006年(平成17年)ですが、当時は色々な政党や弁護士会をはじめ、スポーツ選手からも「スポーツをくじの対象にするのか?」と、政府の「スポーツ振興くじ(サッカーくじ)法案」に反対する意見が多くでました。

参考元:(東京弁護士会)スポーツ振興くじ(通称「サッカーくじ」)法案に対する声明(1997年05月12日)

しかし、スポーツ振興の為の財源確保の観点から法案は成立し、現在の様に販売されています。

 私はテレビやパソコンでサッカーの試合を見ながら「よしよし、このチームが勝った」とか「う~む、このチーム負けちゃうか」と思いながら楽しんでいます。
 くじを買うにあたっては「毎週いくらまで」と、金額を決めて買っています。
 お金を使う事に対して自己制御が出来ない方は、宝くじをはじめ日本で出来る公営ギャンブルもするのは止めておいた方が良いです。
「ギャンブルで自己破産した」と言う目に合わない様にね。

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2 件のコメント

  • 記事を読ませていただきました。オンラインカジノが違法だということがニュースで時々流れていました。知らないままやっていた!とあとで後悔される方があるようです。ギャンブルなどをやめられない人をどう守るかだと思うようになりました。次の記事も楽しみにしています。

  • コメントありがとうございます。
    インターネットが手軽に出来る様になったのは良い事ですが、反面「ネットの怖さ」を知らないで使っている人も多くいます。
    「オンラインカジノ」を含めて、海外のサイトにアクセスする場合は「合法かどうか?」を考えてから使用した方が良いですね。
    また、おっしゃる通り「ギャンブル依存症」の方を、どう立ち直させるかも考えなければならない問題ですね。

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