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こんにちは、翼祈(たすき)です。
この記事の本題は子どもの湿疹なのですが、まずはその説明をさせて頂きます。
子どもの湿疹とは、赤ちゃんでは生後2週間から6ヵ月頃までに多く見受けられ、お母さんから受け継いだ皮脂分泌やホルモンの影響、刺激、乾燥などによって発症します。
症状としては頭皮や顔、首のしわなどに黄色いかさぶたや、赤いポツポツなどの湿疹ができ、適切な保湿ケアを行えば自然に治癒していくことが多い傾向です。
子ども、特に赤ちゃんの肌は非常にデリケートなので、保湿をしたりとかで湿疹から予防していくわけですが、最近子どもの湿疹に関する研究成果が発表されました。
子どものおよそ10%が発症すると言われている、アトピー性皮膚炎や新生児中毒性紅斑など小児湿疹に関して、北海道大学などの研究グループが発症リスクに関連する新しい研究結果を総括しました。
1歳半までの乳幼児が発症する小児湿疹には妊娠中のお母さんが過ごす室内の環境が影響している可能性があるとし、多くの住宅で使われている複合フローリングの床材も、発症の要因になるといいます。
2024年4月、この研究成果は、国際学術誌[Environmental Research]にて発表されました。
今回は北海道大学が総括した、子どもの湿疹について紹介したいと思います。
子どもの湿疹が起こる原因とは?
北海道大学の研究グループなどによりますと、遺伝的要因や子どもが過ごす環境要因が小児湿疹の発症に繋がることが指摘されていて、結露やカビが発生する様な湿度環境も発症要因となることが多くの研究で報告されていますが、妊娠中のお母さんが過ごす室内環境が産後の乳幼児に与えるリスクに関しては、今までほとんど研究されていませんでした。
研究グループは、環境省が2010年度から全国の親子を対象に実施した「子どもの健康と環境に関する全国調査(エコチル調査)」を用いて、2011~2014年に生まれた子供と母親に関して、1歳半(7万1883組)と、3歳(5万8639組)まで追跡しました。
質問票への回答から、カビの発生した部屋の多さで示す「カビ指数」が高い▽複合フローリング床材を使用している―といった環境にお母さんが多く接してきた場合では、1歳半時点の小児湿疹の発症リスクが1.2~1.4倍高くなりました。3歳児では、妊娠中の環境よりも喫煙者やカビの有無という産後の室内環境が影響していると認められたことも明らかになりました。
参照:北大、母親が妊娠中である際の住居のカビが小児湿疹につながる可能性を発表 マイナビニュース(2024年)
研究グループの、環境疫学が専門のアイツバマイ・ゆふ北海道大特任准教授によりますと、下地材の表面にシートや天然材を張り合わせた複合フローリング床材は多くの住宅で使用されています。水漏れや結露で劣化すると鼻や目などの刺激症状を引き起こすアルコール類を発生させることなどが知られていて、小児湿疹の発症にも関連している可能性があるとします。
アイツバマイ特任准教授は、「フローリング床材の改修は難しいかと思いますが、出産前からカビの発生を防止するために、適切な湿度環境の維持を意識することで、小児湿疹の予防に結び付く可能性があります」と説明しました。
治療法について
①子どもの肌には汗やほこりなどの汚れが付着します。これらの汚れがかゆみや湿疹の原因になる場合があります。お風呂で体を洗う時には、泡立てた石鹸で優しく洗い流しましょう。また、布団や衣服も清潔にしておきましょう。
②子どもの肌は乾燥しやすいことから、沐浴後にベビーローションやワセリンなどの保湿剤を塗って肌の水分を維持しましょう。保湿することで、肌のバリア機能を高めて外部刺激から守れます。
病院受診の目安では、自宅でのケアだけでは湿疹が拡大している時や、改善しない時には、皮膚科や小児科に行って下さい。
私の手の荒れ
1つ記事として書こうとして書いていない話題がありまして、それは「表皮剥離」というものです。2回なりました。2回目は現在進行中です。
1回目、2023年9月に、長年使っていた自宅の洗濯機が壊れた日です。洗濯機の水道と、お風呂の水道が同じで、お風呂には入れなくなりました。
それでも父は何が何でもお風呂に入ろうと、ホースを使って水をお風呂に入れようとして失敗し、何度も水浸しになりました。
特に最初の水浸しの時、水が溜まり過ぎて、何回も強い力で雑巾を絞らないといけない位、水がありました。
何度か雑巾を絞った後、「バチッ」という音がして、よく観ると、右手親指の内側が、数cm皮が剥がれていて、激痛が走りました。
私が持つ基礎疾患、糖尿病があると肌が弱くなります。そして、水浸しで拭いた雑巾は埃も混じり、バケツの水も黒く、かなり汚いです。
「このままじゃばい菌が入って、敗血症になるかも?」と思って、焦って病院に駆け込みました。
その時に保湿剤を処方して頂き、ちょっとジンジンしましたが、1週間位で治りました。
病院受診の際、ついうっかり病名を聞くのを忘れていましたが、表皮と真皮と話も上がりましたし、帰宅途中に検索をして、多分「表皮剥離」ではないか?と思いました。
2回目は、2024年6月の話です。6月は寝落ちが酷くて、1週間の内、半数以上を何度も寝落ちで過ごしました。
寝落ちをすると、手のハンドクリームとか塗っていなくて、よくまめができるのですが、6月にまめができた時は、「少しできたか」程度にしか思っていませんでした。
その後、右手の人差し指にできたまめは拡大し、完全に皮が剥けた状態にまでなっていました。
この記事を書いている現在、2週間以上治らず、「糖尿病の悪化か?」と思って、血糖検査をしても正常範囲。「どうして?」と思いました。
母に2週間経ってから、「未だにここが治らず、ズキズキ、ジンジンする」と言った後で、「そう言えば、私利き手ではないけど、右手の人差し指、ずっと使っているな」と思いました。
その日の寝る前になって、「もういよいよ皮膚科行きか。はぁ…(溜め息)。ん?でも何か忘れている様な…」と思って、「あっ!」と、去年内科で頂いた、「表皮剥離」の塗り薬について思い出しました。
思い出して塗って寝ると、2週間以上かかっても治らなかった「表皮剥離」が、この2日で、凄いスピードで治っています。多分、もうすぐ治ります。痛みも無くなりました。
私は今月まで、小さなまめができて、2週間近くも治らない、自身の治癒能力の低さに、落胆しました。
この記事の本題は、湿疹でしたが、湿疹にならない様に、保湿対策も大事なものとなります。
汗や埃などの汚れでも湿疹になると冒頭に書きましたし、私の「表皮剥離」もそれに近いものがあったのでしょうね。
こうやってなる原因が分かったことで、親御さんはお子さんの湿疹対策をしやすくなるのではないか?と思います。
noteでも書いています。よければ読んでください。
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