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こんにちは、金次郎です。
前回、認知症の症状や種類と予防策について書きました。
しかし、認知症と違って防げないのは、年齢とともに身体の機能が衰えていく「老化」です。
でもこの「老化」ですが、人に寄って老ける速さが違いますよね。
歳より若く見えたり、逆に老けて見えたり、行動力も活発な人と衰えている人と。
今回は、この「老化と進み方の違い」について書いてみます。
「老化」とは?また、その原因は?
人間を含めて地球上の動物は、生まれてから発達しながら成長して行き、身体が成熟します。
成熟した後は、身体の生理機能が衰えて行きます。
これが、一般的に「老化(生理的老化)」と呼ばれています。
本来であれば、働きが低下した細胞は排除されて新しく作られた細胞に置き換わりますが、年齢を重ねるとともに細胞が入れ替わりにくくなり、その結果古い細胞が多くなり生理的な老化が進行します。
老化のスピードには個人差が有りますし、また同じ人でも体の中の組織や細胞によってもスピードが異なります。
一般的には、中年期(40〜64歳頃)から多くの身体機能の低下が見られるようになります。
細胞が老化する原因と考えられている1つが「活性酸素」と呼ばれる物質です。
活性酸素は呼吸して吸い込んだ酸素の一部が変化する事によっても発生しますが、
・車の排気ガス
・タバコ
・紫外線
・激しい運動
・心理的ストレス
といった日常生活でも「活性酸素」が増えてしまい、老化を進める原因になると考えられています。
参考:(メディカルノート)老化
「老化」の特徴アレコレ
老化の進行によって生じるのが、以下の様な変化や衰退・低下です。
外観上の変化
・皮膚のしわ
・シミ
・たるみ
・白髪
臓器の機能の衰退や低下
臓器の衰退では、次のような自覚症状が現れます。
・もの忘れをする
・就寝時に、トイレに行く回数が増える
・耳が聞こえづらくなる
・夕方に目が見えにくくなる
・坂道や階段をのぼると息切れする
これら外観上の変化や機能の衰退や低下は、年齢を重ねれば誰にでも起こるものです。
「老化の特徴」を表すもので、アメリカの生物学者バーナード・シュトレーラー氏が提唱した「シュトレーラーの4原則」と言うのが有ります。
1.普遍性:老化は、誰にでも普遍的に起こるもの。
自分だけ不老不死を願っても、老化を避ける事はできない。
2.内在性:老化は、遺伝的にプログラムされているもの。
老化が進行しないよう環境を改善しても、限界がある。
3.進行性:老化が進んだら、元に戻ることはない。
4.有害性:人にとって、老化は有害であり、一般的に有益とは考えられない。
参考:(サントリーウエルネスonline)老化の4つの特徴とは?老化にともなう体の変化について解説
人によって「老化」の進み方が違うのは何故?
「老化の進み具合や寿命は、親からの遺伝によって決まるのでは無いか?」と考える人が多いのではないでしょうか?
この考えを試す為に、デンマークの研究者達が「一卵性双生児」や「二卵性双生児」で調べてみました。
もし親からの遺伝情報で老化の進み方や寿命が決まるのであれば、二卵性双生児よりも一卵性双生児の方が、同じ様な老化の進み方をして寿命も変わらないと言う仮説を立てる事が可能だからです。
その結果、老化の進み方や寿命に関しては、遺伝子の影響はほとんど受けておらず、遺伝情報に左右されるのは25%ほどと試算されました。
では、残りの75%は何でしょう?
イタリアでの研究で、100歳まで生きている男性と女性の比率を検討した報告では
・サルデーニャ島では、性別の男女の比率が 1 : 2
・北イタリアの都市マントバでは 1 : 7
と、性別の比率だけでも住んでいる地域で大きく差があることから遺伝子とライフスタイル(生活環境)の間に、何らかの相互的な作用があるのではないか?と考えました。
日本でも沖縄県は、100歳を超える方が多い地域の1つですが、沖縄県の長寿の理由の1つとして、最適な栄養の食事によるものと言う見解が有り、これが遺伝子にも影響を与えているのではないかと考えられています。
このように、ライフスタイルと遺伝子は、密接に関連しているのかも知れません。
つまりは老化の進み方や寿命を左右するのは、25%の遺伝情報よりも75%も有るライフスタイルが決めていると言っても過言ではないでしょう。
参考:(東洋経済)「老化の進み具合」はなぜ人によって違うのか
見た目老けている人は、食事に注意
「なんかあの人、最近疲れてるみたい」
「あの人、急に老け込んじゃったよね」
と、見た目の老化は食べている物に問題が有ります。
老けるスピードが速い人は、身体の中で以下の様な問題が起きています。
1.細胞の置き換わり(新陳代謝)の乱れ
2.身体の酸化
3.身体の糖化
4.胃腸の不調
問題の対策として、一番簡単なのが「食事」です。
老化を早めてしまう大きな原因が、3番目の「身体の糖化」です。
糖化を招くのは、言うまでもなく過剰な糖質摂取です。
糖質たっぷりな、スイーツなどのお菓子は、食べすぎには要注意です。
また、パンやおにぎり、麺類など炭水化物に偏った食べ物ばかり食べていると、糖質が多くなり過ぎます。
その為には、食後の血糖値が上がりにくい食べ物を一緒に食べれば、身体の糖化を抑えてくれます。
以下の様なものを積極的に食べましょう。
・葉もの野菜、きのこ類、ピーマン、ブロッコリー、タマネギ
・大豆、ナッツ類
・リンゴ、イチゴ
・牛乳、チーズ、ヨーグルト、高カカオチョコ
また、水分摂取もお忘れなく。
・水分たっぷりの血液は、血流が良くなります
・血流が良くなると、栄養がスムーズに運ばれて細胞が活性化します
・新陳代謝が良くなる事で、老廃物もどんどん排出されます
・腸に十分な水分が届けば、便通も良くなります
・新陳代謝が良くなれば消費エネルギーが増え、カロリーの消費も増えます
参考:(DIAMOND online)見た目の老化が速い人は「食事」に問題、老けない人が食べているものは?
終わりに
私は、一昨年60歳になりましたが、その年のネットニュースで
・還暦(60歳)を迎えた人には見えない芸能人
と言うのが載っていまして、男女とも1位は、事業所が有る、ここ福岡県久留米市出身の芸能人でした。
・男性1位 藤井フミヤ(元:チェッカーズのボーカル)
・女性1位 松田聖子 (松田さんは3月生まれなので、学年は私より1つ上です)
このニュースを見て私は「久留米の人間は、老けて見えない人が多いのかな?」なんて思いました。
老けて見られない事は、嬉しいですが年相応に見られない事で損をする事も有りますので、どっちもどっちかな?なんて感じています。
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