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こんにちは、翼祈(たすき)です。
2024年2月17日、2022年度にうつ病などの精神疾患での「精神および行動の障害」で1ヵ月以上休職した自治体職員が、10万人当たり換算で2143人(2.1%)だったと地方公務員安全衛生推進協会の調査結果で発表されました。1993年度の調査開始以来、過去最高の人数で、20~30代が多いといいます。
この様に多重労働やパワハラやカスハラ、セクハラなどのハラスメントで休職を余儀なくされる人の多い、現代。特にうつ病などの精神疾患の発症率は、どの職業でも多く、社会問題となっています。
私は2023年にうつ病の原因となるものの記事を書きましたが、最近それとは違う原因の遺伝子が解明されました。それは「SITH−1遺伝子」です。
うつ病の原因となるウイルスの遺伝子「SITH−1遺伝子」を見つけたと東京慈恵会医科大学の研究グループが明らかにしました。
また、特定の「SITH−1遺伝子」の遺伝子変異を持つウイルスに感染することで、うつ病がそうでない人と比較して、およそ5倍発症しやすくなるとも明らかになりました。
うつ病の発症は体質と周りの環境の2つが関わり、同じ環境にいても、うつ病を発症しやすい人としにくい人が存在します。
今回はこの度発見された「SITH−1遺伝子」について紹介します。
「SITH−1遺伝子」とは?
東京慈恵会医科大学が発表の近藤一博教授の研究グループは2020年、ヒトヘルペスウイルス6に着目し、ウイルスの遺伝子がうつ病の原因となることを解明しました。近藤教授は映画[スター・ウォーズ]に登場する悪役のシスの暗黒卿に例え、この遺伝子を「SITH−1遺伝子」と命名しました。
ヒトヘルペスウイルス6は小さい子どもの感染症である突発性発疹が原因で、ほぼ全てのヒトが感染し、普段は血液などに潜伏するウイルスとされます。近藤教授らの研究グループの今までの研究で、ヒトヘルペスウイルス6は疲労が蓄積すると唾液の中に急激に増加することが明らかになっていました。
今回、マウスによる動物実験でウイルスが鼻と脳を隔てる嗅球という部分に達して感染し、「SITH−1遺伝子」によって生成される、たんぱく質が嗅球の細胞死を誘発し、脳のストレス状態を強める働きがあることが解明されました。
実際にうつ病ではない人とうつ病の患者さんの血液中に「SITH−1遺伝子」によるSITH−1たんぱく質があるかどうかを示す抗体を解析すると、うつ病の患者さんの8割で抗体が確認されました。その上で、SITH−1たんぱく質が身体内に存在すると、およそ12倍もうつ病を発症しやすいことも明らかになりました。
さらに、東京慈恵会医科大学の近藤教授らの研究グループがうつ病の患者さんの体質に関して63人を調べた結果、特定のウイルスが持つ遺伝子「SITH−1遺伝子」の中で、うつ病の原因となるSITH−1たんぱく質を生成しやすい遺伝子変異が存在することを見つけました。
この遺伝子変異を持ったウイルスに感染しているウイルスによるうつ病の患者さんの中で、家族にもうつ病の既往歴を持つ割合は半数近い47.4%でした。
東京慈恵会医科大学の研究グループは、うつ病を引き起こしやすい「SITH−1遺伝子」を持つウイルスが親から子に受け継がれることで遺伝に関係するというメカニズムも分かったとしています。
近藤教授は、ヒトの遺伝子がうつ病発症のしやすさを決定するものではなく、遺伝的な要素が決定しているのが、特定のウイルスの遺伝子変異によるものだと判明したことは、うつ病の偏見の是正にも繋がる重要な発見だといいます。
参考サイト
“うつ病の原因”となるウイルスの遺伝子を発見 テレ朝news(2020年)
うつ病誘発しやすいウイルス遺伝子変異 慈恵医大研究班が発見 遺伝との関係も判明 テレ朝news(2024年)
東京慈恵会医科大学の近藤教授は、「『SITH−1遺伝子』を研究していくことで、うつ病の新しいメカニズムが解明されつつあって、それで本当にうつ病を完治できる薬の開発に結び付きます」と話し、「うつ病を発症しやすい人は生真面目で働き者だという性質を持っています。その特長を引き出し、活かす生き方を工夫することが社会において大事なことと言えます」とし、
「うつ病を発症しやすい『SITH−1遺伝子』の遺伝子変異に対する理解が社会で深まっていくと、『SITH−1遺伝子』の遺伝子検査の実用化も可能です」と説明しました。
今精神的に参っている、ストレスMAX
私は2024年は2月からずっとあることで生理が来ず、その分PMDDの期間が長くて、精神的にキツい月でした。生理はそのストレスの原因が解消された日に来て、ホッとしていました。
しかし一難去ってまた一難。2月下旬に耳鼻科に通院しました。「この先生、だいぶ長いはずだけど、まさか退職されないよね?」と思っていて、軽めに「先生は新年度もおられますか?」と聞くと、「退職します」と言われて、呆然としました。
耳鼻科の先生は淡々と話される先生で、どこに行くと言われないまま、「今までお世話になりました」と言って、別れました。
自宅に帰って薬手帳を観ると、今まで最長は精神科の主治医だと思っていましたが、実は耳鼻科の先生が、1番主治医として担当歴が長かった様でした。
耳鼻科は途中で薬を貰いに行きますが、検査は半年に1回、年2回しか通院していないので、9月まで次の先生が分かりません。そこから自分にとって辛いことが多くありました。
仕事でも、「仕事の効率を上げるために先にやろう」としていたことが、実はそれが良くなかったと知り、そこから疑心暗鬼になって、人間関係リセット症候群が再発しました。
3月上旬は内科と精神科の通院でした。その時にも、「まさか先生、3人とも変わらないよね?」と不安でした。
精神科は変わらないと言われて、「まだ担当になって1年も経ってないから、多分変わらないと思っていたけど、変わらず、安心」して、内科に行きました。
内科でも「先生は新年度もおられますよね?」と聞くと、「実は異動するんです」と言われて、「エッ⁉」と言葉を失いました。
内科の先生は1回別の病院に移られましたが、また戻って来て、主治医になりました。
先生とは、私が20代基礎疾患で緊急入院を3回した時に、先生が研修医で、顔見知りでは1番長いお付き合いでした。
正直私のことを昔から知っている主治医が、2人同時に居なくなり、ショックを受けていること、仕事で疑心暗鬼になっていることで、メンタルがとても悪いです。
爆弾低気圧も重なって、頭痛や古傷の膝が痛いこともあって、今まさにうつ状態になっています。解決法も見つからず、それが今の悩みです。
noteでも書いています。よければ読んでください。
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