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今年も終わりに近づいてきましたが、いかがお過ごしでしょうか? 12月はイベントも多々あって、なんだか心がソワソワします。そんな12月になるといつも思うのが、なんだか忙しく、危ないと感じることが多いと感じます。
どういうことかというと、私は職場まで主に自転車で通勤しているのですが、車や人などがいつもより速く動いているように思います。寒いのもあって速くという気持ちが、体にそうさせているかもしれませんが、あまりスピードが出ない自転車でも急ブレーキの回数が多いと感じます。
調べてみると12月は事故件数が、1年のなかで最も多いのです。今回はなぜ12月が事故件数が多いのか、その警報として紹介していこうと思います。
1.そもそも事故の原因になりやすい要素をまとめてみる
まずは事故が多発してしまう要素をまとめて紹介しようと思います。
通勤と帰宅時の注意点
まずは朝と夕方から夜にかけての時間帯、つまり通勤時の朝8時ぐらいから、帰宅時の17時~18時が事故件数が多いのです。これは単純に交通量が増える時間帯というのもありますが、朝はボーっとしていることや気が焦ってしまったり、帰宅時は疲れや視認性の低下も考えられます。
朝の通勤時、自動車で通っている方は明るい方が運転がしやすいと思っているのは、頭の回転も早くスッキリしている時間帯だからです。逆に帰宅時などの暗い時間帯は運転が難しいと、感じてしまいがちですがライトは点灯し、街灯が歩行者を照らし、反射板などを利用した標識もハッキリ見えます。かえって集中できる環境だと思う人もいます。平成30年度の昼間と夜間の交通事故データを見てみましょう。
年代別グラフ
(資料・警視庁 平成30年中の交通死亡事故)乗り物別グラフ
(資料・警視庁 平成30年中の交通死亡事故)こうやって見ると年齢によって偏りが出てますよね。お年寄りは夜は出歩きませんし、若い人が逆に夜間に出歩く機会は多いですよね。自動車の事故は昼間が多いというのは驚きのデータです。思い込みで夜間の方が多いと思っていましたが、昼間の方が交通量は多いですもんね。お年寄りの昼間が多いというのも気になりますが、最も事故で多いのは「漫然運転」です。
高齢者だけじゃない「漫然運転」とは
なかなか聞きなれない漫然運転とは考えことなどで意識が他の事にいって、ボーっとして事故ってしまう運転です。よそ見でもなく、安全を確認していないわけでもない、1番の事故原因です。
法令違反別死亡事故件数
(資料・警視庁 平成30年中の交通死亡事故)去年の死亡事故原因別でデータを見ると飲酒運転10件、信号無視113件、スピードの出しすぎは133件、運転ミス412件、このようなデータが出ているなか漫然運転は518件にものぼっています。
お年寄りの免許返納ばかりが注目を集めていますが、漫然運転は誰でも起こりうることです。高齢者だけではなく、全ドライバーは気を付けなければいけません。
2.事故件数トップの12月「交通事故」の死者数は1.7倍
警視庁が公開している交通死亡事故の統計表によると、最も少ない5月は253人に対し12月は410人と、約1.7倍に増えています。死者だけではなく発生件数、負傷者数も12月がトップです。
月別死者の状況グラフ
(資料・警視庁 平成30年中の交通死亡事故)12月というのはあっという間に過ぎる感覚があり、自分の時間があるかどうかではなく「忙しい」という感覚に、どうしてもなってしまいます。これが1番の問題かもしれません。
季節的要因も注意
12月は日照時間が最も短く、夜間の時間も長くなって自動車の運転に影響を与えるほど、寒い季節でもあります。どういうことかというと1月2月は大雪が降ったりして、自動車による外出がそもそも減りますが、12月は橋などが凍結してしまうということです。早朝や夜中はとくに気をつけなければなりません。
スタッドレスタイヤ、チェーンなどの早めの準備を心がけて急な降雪や路面の凍結に備えましょう。心構え、しっかりとした準備が交通事故を減らす何よりもの方法です。
まとめ・余裕を持った行動で心のゆとりを持とう
12月とはそもそも交通量が増大して事故は増えてしまいますが、年末に向けた仕事収めやクリスマスなどのイベントや忘年会など、普段の月にはないことでバタバタしているというのも、1つの要因になっていると分かりました。
「普段と違う」という心理的な要素が体に影響を与えて、いつもと違うということが拍車をかけ忙しくさせたり、運転中に物思いにふけたりしてしまって事故が増えてしまうということでしたね。
もうすぐ1年も終わり、新たな1年が始まろうとしているからこそ、健康に年明けを迎えたいものです。そこで少し余裕を持った行動を心がけると、メンタル面での焦りや忙しさも少しは軽減するのではないでしょうか。5分、10分前行動をこの時期は私もとくに意識してやろうと思いました。皆さんも事故には気を付けて、無事に1年を終えましょう!
参考元・交通事故弁護士相談広場 CarMe FNN PRIME 警視庁
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