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ichihimeです!今回はハーブのあれこれについてです。様々な種類があり、それぞれのハーブは日常に役立つ効能を持っているんですよ!細かい情報から、お悩み別のハーブのご紹介まで。活用法もご紹介していきます。どうぞ最後までお付き合いください。
ハーブの歴史
今では日本人のわたし達にとっても馴染みになったハーブですが、その歴史は紀元前5000年にまでさかのぼります。
古代エジプトでは、貴族が香油や化粧水として使用していました。
その後古代ギリシャで一般庶民が入浴剤として使用したのがきっかけで、ハーブの研究がなされます。
そしてハーブは古代ローマ帝国へ広まり、十字軍が国外へ侵攻する際に兵士の薬として使用されていました。
中世には王侯貴族の嗜好品となり、大航海時代に各国が争うように海を渡り、世界のハーブやスパイスがヨーロッパに伝わりました。その後庶民の間に広まり、移民する際にアメリカへも広がったと言われています。
日本にもハーブが入り、現在に至ります。
ハーブと漢方の違いって?
ハーブの中には、メディカルハーブといって、医療にも活躍するものもあります。それぞれ心身に作用する効能もあります。
体に良い植物と聞くと、漢方と何が違うのか気になります。実は、漢方として使われているハーブもたくさんあります。例えばカレーによく使うターメリックは、漢方では「ウコン」と呼ばれています。最も大きな違いは、ハーブは食品で、漢方は薬事法で定められた医薬品という点です。また漢方には動物由来の材料もありますが、ハーブは植物だけを指します。
ハーブとスパイスの違いって?
ハーブとスパイスに明確な区分はありません。世界最古のハーブとも呼ばれているシナモンは、肉料理のスパイスとしても使用することがあります。スパイスは、広い意味でハーブの一種と考えていいでしょう。ハーブの中で、特徴的な味や香りを持つ植物・加工品を特にスパイスと呼ぶことが多いです。
ハーブを日常に!
それでは、私たちの生活に身近なハーブを紹介します。生活に取り入れやすいように、用途別でご紹介します。馴染みのあるハーブもあれば初めて聞くハーブもあるかと思います。ご興味のある方はぜひ調べてみてください!
安眠・リラックスには
小さなもの音でも目が覚めてしまったり、気持ちが高ぶって眠れない夜には、心を穏やかにして安眠を誘うハーブを。ラベンダーやカモミールが最適です。
<ラベンダー> ピローやポプリにして寝室に置くと、心を静かにしてくれる効果があります。
<カモミール> 寝る前にハーブティーにして飲むと、やさしい香りと味が心を落ち着かせてくれ、安眠効果抜群です。
↑画像はラベンダー
風邪の諸症状には
風邪の引き始めには、鎮静効果のあるハーブをティーにしたり、お風呂に入れたりするとよいでしょう。ドイツでは、特にカモミールティーが有名です。
<カモミール> 風邪の引き初めに
<エナセキア> 弱った免疫力を強化し、病気に対する抵抗力を高め、直接ウイルスを攻撃する抗ウイルス作用もあります。
<ユーカリ> 抗ウイルス作用や解熱・消炎作用に優れているとされ、風邪の予防や鼻水、咳、痰にも効果があると言われている。
<タイム・アスニヒソップ・ヒソップ・コモンマロウ・マシュマロウ> 殺菌力があり、のどの痛みやせきを鎮めるのに効果的。
↑画像はタイム
アレルギー・花粉症には
くしゃみや鼻水、目の充血など、花粉症の症状はとても不愉快ですね。
そんな時は、清涼感のあるハーブやアレルギーを和らげるハーブを用いましょう。体調は食べ物にも左右されますから、普段の食生活にも気を付けてください。
<ペパーミント> すっきりとした香りが、鼻づまりを軽減します
<カモミール> アレルギー症状をやわらげます。
<ユーカリ> ユーカリの鉢植えを窓際などの室内に置いておくと、花粉症の症状を緩和する作用があるとのこと。
<ローズ> 殺菌力があり、のどの痛みやせきを鎮めるのに効果的。炎症を鎮めます。
↑画像はペパーミント
筋肉疲労には
一日中デスクワークをしていると、肩や背中、首などの筋肉に疲労がたまります。痛みが生じる前に、それをほぐしてあげましょう。
<マジョラム> 炎症やけいれんを抑える働きがあります。
<ローズマリー> 疲労回復に効果があり、筋肉を柔らかくしてくれます。
<ラベンダー> アレルギー症状をやわらげます痛みを和らげて、炎症を鎮めます。
↑画像はローズマリー
肌トラブルには
殺菌・抗菌作用を持つハーブローションで肌を清潔に保ったり、ビタミンCを含むハーブティーを飲むとよいでしょう。
<カモミール> 毛穴の汚れを落としたり、肌を引き締める作用があります。
<ローズ> ローションは乾燥肌もオイリー肌も整えてくれます。
<ホットマリーゴールド> 皮膚や粘膜を保護します。
↑画像はカモミール
リフレッシュには
すっきりとしたミント系の香りや、さわやかなレモン系の香りが効果的です。フレッシュなミントの葉っぱを浮かべれば、よりリフレッシュできます。
<ミント> メントールのすっきりした香りが効果を発揮。ペパーミントもスペアミントもハーブティーにして飲むと気分がリフレッシュします。
<レモングラス・レモンバーム> ハーブティーにすると、レモンの香りで元気が出ます。
↑画像はレモングラス
リラックスには
寝る前や食後にゆっくりとハーブティーを飲んだり、ハーブバスにのんびりつかるとリラックスできす。
<ラベンダー> 鎮静効果や疲労効果があり、ハーブティーやハーブバス、ピローと幅広く使用できます。
<ローズ> ハーブティーにすると、レモンの香りで元気が出ます。華やかでエレガントな香りは、不安な気持ちを抑えます。
ハーブを使って心身を健康に
効能とハーブの特徴を詳しくご紹介しましたが、他にも抗菌作用があったり、貧血や生理痛に作用するものがあったり、ハーブに期待できる効果は様々です。
・不眠・うつ・鎮静には ━━━ アンゼリカ、サフラン、ディル、ボリジ、ラベンダー、レモンバーム、
・殺菌・抗菌 ━━━ オレガノ、センテッドゼラニウム、タイム、ローズマリー
・健胃・整腸作用・消化促進 ━━━ サラダバーネット、セージ、タンデライオン、チコリ、チャイブ、バジル、ベルガモット、
・咳・去痰 ━━━ アニスヒソップ、クローバーレッド、コモンマロウ、コリアンダー、ハーツイーズ、ヒソップ、ミント
ichihimeも今回のブログを書くにあたって調べましたが、よく耳にするものや初めて名前を聞くものもあります。中でも知ってるとお得だなーと思うハーブを羅列しました。わたしもメジャーなものから試してみようと思います。
どうやって使用するの?
~料理の香りづけに~
ハーブの使い道で最も幅広いのが料理。普段のレシピにちょっと加えるだけで、一味ちがった味わいになりますよね。淡白な味わいの白身魚にもハーブを加えると、うまみが出ます。また、スープや野菜の煮込みなど、いつも同じ味になりがちなときにも、ハーブを使うとアクセントが出ます。ソースにも変身しますし、オリーブオイルに香りをうつすこともできます。
~ハーブティーにして~
生のままで使い切れなかったハーブは、ぜひドライにしてください。お湯をそそいでしばらく待てば、ハーブティーになります。ミントやレモングラス、ラベンダー、カモミールなど甘くさわやかな香りのハーブが好きな方には特におすすめの活用方法です。ブレンドするハーブによって味わいが変わるので、色々なハーブで試したくなってしまいますよ。もちろんフレッシュでもOK!
~ハーブのエキスを抽出して化粧水に~
ハーブの葉っぱや香りには体によい成分もたくさん含まれています。そんなエキスを抽出して化粧水に加えれば、オーガニックコスメになります。香りも強すぎず、弱すぎず、スキンケアタイムをちょっとリッチな時間にしてくれます。
~入浴剤として~
1日の疲れを流し、気持ちをリフレッシュさせてくれるバスタイム。もっと豊かな時間にするなら、ハーブの入浴剤がおすすめです。リラックス効果のあるラベンダー、ジャーマンカモミール、スペアミントをドライにしたら、そのままティーパックに加えてお湯に入れてもよいですし、バスソルトに加えて香りをうつしてから使ってもよいですよ。
~ポプリとして~
ドライハーブの香りを長く楽しめるのがポプリのよいところ。オシャレな透明の瓶やポットに入れてトイレに飾ると、オシャレなのに消臭効果も期待できて一石二鳥です。複数のハーブを混ぜ合わせて自分好みの香りを探す楽しみもありますね。ラベンダーやミント、ローズマリー、レモングラスが使いやすいです。
こうしてみてみると、種類も豊富で活用方法も様々なハーブ。フレッシュな香りを楽しみたい方は、自宅で栽培するのもひとつの楽しみです。ichihimeの家の庭でも、ミント、ローズマリー、レモングラスを育てています。寒さに弱いからとか、湿気や乾燥に弱いからとか、注意をしたほうがいいのかもしれませんが、うちの庭のハーブたちは特になにも手入れしていませんが、すくすく育っています。意外と育てやすいのかもしれません。
身体に不調を感じる方は、ぜひ試してみてください。
No herbs, no life!
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