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皆さんこんにちは。Pinkです。いつも読んでいるWomen’s Healthの記事を読んで、私は驚きを隠せませんでした。
無断で患者の卵巣を摘出した英医師に「適格性問題なし」との判決。一体なぜ?
といったタイトルになります。というのも、知り合いや友人に病気で卵巣を「摘出」した人がいるので、「無断で」という言葉に怒りも感じました。
「医師」に下された判決
2人の女性の卵巣を同意なしに摘出したにもかかわらず、法廷では医師としての「適格性に問題はない」との判決が下されたとのことです。裁判所は、医師が「自身の過ちを深く理解している」と評価し、処分は警告にとどまったとのことです。
どうしてこのような判決になったのでしょうか。
臨床医としての優秀さを証明する証言が数多く寄せられているものの、医師には、100件の不適切行為の申し立てを受けており、24件にわたる不適切行為が認められているとのことです。
これだけのことがわかっているのに、警告にとどまったとはどうしても理解できないと思いました。医師は、現在も別の病院で産婦人科のコンサルタントとして勤務を続けているからです。
記事にもありましたが、被害にあったのが男性だったとしたら、判決も変わったのではないかと私も感じました。「男女平等」「多様性」と言われながらも、未だに差別的なところは否めないのではないでしょうか。
参照元:(Women’s Health)無断で患者の卵巣を摘出した英医師に「適格性問題なし」との判決。一体なぜ?2025年4月30日

「オンライン署名サイト」について
裁判所の決定を受けて、イギリス国内では医師の処分を求める署名活動が広がっていると言います。現在「医師免許の剥奪」を求める署名運動が行われており、現時点(2025年4月30日掲載)で2万2,000件以上の署名が集まっているとのことです。
また、署名をした人たちからは、病院に勤務する医師や病院に対して、様々な意見が出ているそうです。これは私見ですが、医療問題は特に難しいと思っています。日本でも「医療過誤」の裁判はとても難しいと聞いているからです。
今回の問題は、「医療過誤」とはまた違うと思いますが、おかしいことをおかしいと、オンライン署名をもって訴えることができる人たちは素晴らしいと思います。
現在、GMC(一般医事委員会)はこの判決に対して上訴することを決定し、審理の過程でいくつかの事実認定に間違いがあったことや、「適格性に問題はない」との結論も適さないと主張しているとのことです。
この記事が書かれた(2025年4月17日現在)では、上訴の結果はまだ下されていないということで、今後の進展に注目が集まっています。
参照元:(Women’s Health)無断で患者の卵巣を摘出した英医師に「適格性問題なし」との判決。一体なぜ?2025年4月30日

最後に
私も、今後どうなるのか注目したいと思います。今回は、イギリスでのことを紹介したのですが、日本でも同様のことがおこなわれていないとは限らないからです。問題を起こした医師が別の病院で働くなど、あってはならないと思います。あらためて手術について考えさせられました。
私は医師では無いので、もし手術になった場合、あとは医師に判断をゆだねることになると思います。そのため、あとで問題にならないように「承諾書」書かなければをならないかもしれません。その時がきたら、医師を信頼することができるでしょうか。
一度「摘出」したものは、もとに戻せません。そう考えると、怖くなります。医師とのコミュニケーションは大事なことではないでしょうか。
また、「セカンドオピニオン」を考えたり、自分で病気のことを知ることで、未然に防げる場合もあるのではないかと思います。昔から「自分の身は自分で守る」という言葉がありますが、まさにそうせざる得ない時代になったのだと思います。

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