TANOSHIKAの卒業生であるKさんとのトークイベント!~一般就労とそれまでの道のり~

インタビューを受ける男性とその顔にアニメイラスト

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今回は、TANOSHIKACREATIVE諏訪野のメンバーであり、今は卒業し、就労しておられるKさんにトークイベントを開いて貰いました!

就活に向けての話や、私たちメンバーが今のうちにしておくと良いことについて、たくさんのヒントを貰うことができました!

今回はそんなトークイベントの様子を記事にしてみましたので、是非、お楽しみくださいね!

それでは本編です!

卒業生、Kさんによるトークイベント

島川:それでは、早速OBのトークイベントを始めていければと思います。

今回のOBトークイベントでは、以前、諏訪野町でお勤めになっていて、今はデータ入力関係のお仕事をされています、Kさんにお越しいただきました。本日はどうぞよろしくお願いいたします。

Kさん:よろしくお願いします。

島川:今回のトークイベントでは、一般就労のことや今後就労する方にアドバイスなど参考になるお話をメインに話して頂きます。

今の仕事について。

――それではまず、自己紹介のほうからよろしくお願いします。

Kといいます。以前、諏訪野町でお世話になっていまして、今は福岡の会社で働いています。主にデータ入力の仕事をしています。本日はどうぞよろしくお願いします。

――現在のお仕事についてお話を伺っていこうかなと思います。Kさんの職場ではどのような仕事をされていますか?

メインは先程の通りデータ入力の仕事をしています。

大きく分けて二つの業務がありまして、一つはグループ会社のサポートのためのデータ入力業務です。例えば備品の発注であったり、あとは営業部門の方たちが必要としている書類を作成します。営業に向かう先の会社のデータを集めて、それをエクセルに貼ってまとめたりという作業をしています。

もう一つは外部受託の仕事、外部からいただけるお仕事ですね。外部受託のお仕事では官公庁に集めたデータを入力していくお仕事だったりをしています。この作業はマニュアルが緻密で、量もしっかりありますので、習熟度が高い仕事になっています。現在、そちらの仕事を任されるようになっています。

――1か月で3,000件から4,000件ほどの業務をこなしているという話を伺っていますが、結構、時間に追われながらやっていますか?

私たちは障害者雇用のメンバーが中心なので、ノルマはそこまできつくは設定されていませんが、業務はどんどん入ってくるので、ある程度スピード感をもって、業務に当たっているというのが現状ですね。

――今のお仕事でのやりがいに感じている点はありますか?

日々、入ってくる業務を何件熟せるかという点で、少しずつ熟せる件数が増えてきたり、業務に対して理解度が深まっていく感覚は凄くやりがいになりますね。

――この仕事を続けていく中で、気を付けていることであったり努力していることがあればお聞かせください。

心掛けていることはコンディションを整えることを大切にしています。まず、朝起きること。では、朝起きるためには前の日に何時に寝たらいいのか、その設定した時間に寝るにはその前にどんなことを済ませておけばいいのか、そうやって逆算して考えて生活しています。

――そのような生活の中で、体調が良くなったとか、がらりと変わったなと感じることはありますか?

今は仕事にでるってことを第一目標にして、生活を組み立てていますので、色んなことに挑戦していける部分も出てきました。

体調を整えるためにジムに通って体を動かしてみるとか、寝る前にストレッチをするだとか、スマホを寝る一時間前には見ないようにするだとか、そういったことを試してみています。

――自分の体調にあったものを自分の中で試してみるということですかね?

そうですね、いくつか見つけて、できることをできるときにやるっていうようにしています。あんまりこの日に絶対やる、って縛ってしまうと、どうしても続かないと思うので、あまり縛らずにやっていますね。

トークイベントの様子

一般就労するまでについて。

――一般就労までの流れについて伺いたいなと思います。TANOSHIKAの在籍時にどうやって今の職場に出会い、そこから一般就労にたどり着いたのですか?

TANOSHIKA在籍時、私はCREATIVEに所属していましたが、例えば、FARMのほうに何週間か出向し、農業体験をしたことやメンバーサポート制度に挑戦したことが印象に残っています。

FARMでの体験ではそれまで入力とかパソコン業務を中心に仕事を探していましたが、それ以外でも幅を広げるために、FARMの方で農業を体験させて頂きました。

メンバーサポートについてもその当時は新しい取り組みだったので、その中で得られるものがないかなと思ったので、支援員さんともしっかり話して挑戦しました。

――実際、挑戦してみてどうでしたか?

きつい部分もあったんですが、支援員さんに相談して、自分の調子とか気持ちを聞いて頂ける機会もありましたので、そこでコントロールしました。自分の状態を客観的に見れましたし、どういう位置にいるかというのは大事にしていました。

――FARMに行かれた時はどのような気持ちで行かれて、実際行ってみてどうだったのかとか、やってみてわかったことがあれば詳しく教えて頂いてもいいですか?

FARMでお世話になった時に一番、感じたことは、肉体労働だったので、自分はきつかったなと二週間、体験してみて思ったことですね。きついから休みます、ってことは期間中なかったですが、その時に考えていたことが一日を組み立てることですね。

朝起きるためには、前日にどんな生活をすればいいのかを考えて組み立てていました。

――今日はたくさんの人がいますが、農業もありなんだ、と思うきっかけになったと思いますが、何か伝えたいことはありますか?

自分にできることっていうのは自分で決めつけてしまうのは良くないかなと思います。なので、農業に興味があれば、FARMで体験してみるなどしてみてはいかがでしょうか?

――例えばきつくなってきたとか、しんどくなってきたなというときはどのように調整されていますか?

一回立ち止まって、自分の基本としている業務について集中するということを心掛けていますね。

――一般就労をなさる中での自己理解、自分にあった職場内容とか、職場環境、スキル、やりがいこの辺りはどのように理解を進めて行きましたか?

まず、色んなことを試してみるということですね。自分はパソコン業務かなと決めないで、TANOSHIKAにいる間に試してみる、ということですね。

特にTANOSHIKAは色んな業務があるので、自分の特性に合ったものを見つけていけました。

――職場環境とやりがいといった部分はどうでしょうか?

没頭してやる仕事が自分の性分に合っているなと感じていることと、今やっているデータ入力も件数をどうやって上げていくかに重きをおいて業務に当たっています。

また、工夫や改善点を探すことができる業務にやりがいを感じていたので、そういった職場環境がないか、というところに重点をおいて仕事を探していました。

――今のお仕事を見つけた時から就職するまでの流れを教えてください。

支援員さんとの面談で「この仕事はKさんに向いているかも知れないよ」と勧めて貰って、それならチャレンジしてみようと思い、進めて行きました。

面接にも支援員さんに同行してきて貰って、色々な手続きとか、メールの返信の仕方なども相談に乗ってもらいながら、進めて行きました。

最終的に決まって、あとは、初日に出勤するときに怖気づいてしまって、メンバーサポーターになったばかりだったし、賃金の面でもそこまで変化もないし、通勤も福岡市内までになってしまうので、その違い不安があるから、このままここで働いていてもいいかなと支援員さん(田代さん)に相談したところ、「このままTANOSHIKAでメンバーサポーターとして働くことも選択肢の一つだけども、新しい職場にチャレンジしていくことも得るものがあるのではないかな」と言われ、それは確かにそうだなと思いました。

丁度その頃、TANOSHIKAにも3年ほど在籍をしていたので、新しい何かを得るんだったら、一般就労もありだなということで決めました。

――一般就労を探していく中で、ここがネックだったとか、こだわりの部分について聞かせてください。

通勤がどうしてもネックだったんですよね。あとは、スーツを着てネクタイをするっていうのは結構嫌でしたね。

ただ、通勤に関しては、朝、人が少ない時間帯に通勤することができていますし、服装に関しても、障害者雇用をしている人たちが長く定着して行けるようにということでかなり緩くなってきてはいて、オフィスカジュアルに寄せてくれているので、ネクタイもしなくて良くなったので、そこは改善してくれる会社なので、かなり居心地がいいですね。

――通勤も自分で時間をずらしたり、福利厚生の部分もかなり良いと。

特に通勤の部分は、仕事をする前に疲れてしまうと勿体無いので自分が気楽にできるのがいいなと思っています。

嘉村社長:仕事場を探される時から、今日のお話でもそうですけど、通勤であったりする部分をとても大切にされているのかなと思っているんですが、その中でここは自分にとって優先すべきことだとか、もしくは過去にここが大変で仕事が続かないことがあったとか、逆にここは上手くいっているからこそ、続けれる理由があるかとか、しっかりKさんの希望とがっちりハマっているじゃないですか?そういったところはご自身で見つけることができましたか?

通勤に関してはがっちりハマったわけではなく、自分でそういう時間を調整して見つけたということですね。

以前、クローズで働いていた時は通勤がかなり苦痛だったので、そこを解消したほうが仕事を長く続けられるなと思ったので、重視していましたね。

私たちへのアドバイス。

嘉村社長:誰にでも働く上で譲れないポイントだったりがあるじゃないですか?そういうポイントというのは、しっかりご自身で確認しつつ、どういう求人があるのかの答え合わせをしていくっていうのはしっかりやっていた方がいいかなと思いますね。

正しくその通りで、全て完璧にマッチしている求人というのは待っていてもなかなか来ないですから、その中で自分の何を優先させたいポイントか、仕事を続けるうえで、これができていれば何とかなるというポイントを自分自身で理解を深めて、優先順位をつけておくことはとても大事なことかなと思います。

ただ、優先順位をつけていく中で、自分一人で考えなくて良かったなと、こちらに在籍していて感じたことですね。

支援員さんに相談や質問をする中で自分の理解が深まっていくなと思いました。自分の中で何を重要視しているのかをたくさん話し合って、また傍から見たら意見を聞いて、進めて行きましたね。

――仕事を選ぶうえで重要視しているポイントについて教えてください。

今の会社でどうしてもダメになってしまったとき、TANOSHIKAに戻って来れますか、と質問したんですね。その時に支援員さんは「それは可能ですよ」と答えてくれたので、それは自分の中で凄く楽になりましたね。

企業を探す際、待遇面で特に給料面をかなり気にしていたんですけど、そこは一旦置いといて、どうしたら長く仕事を続けることができるかというところに重きをおいて選ぶようにしました。

待遇は確かに重要なポイントではあるんですけど、それよりはバリアフリーがしっかりしているとかのほうが自分にとっては大事なポイントだったりするので、そういった部分にも目を向けることが大切かなと思いますね。

あとは、支援員さんに色々話を聞いてもらって、時間を割いてもらったりしていましたね。

その中で信頼関係が止まってしまうこともあるかも知れませんが、私の目標は一般就労だったのでその目標を達成するためには、色んな人の意見は必須だったので、支援員さんには本当に感謝しています。

――環境の面でもそうですよね。例えば音がガンガン鳴っている場所で働きたいですか?というとやっぱり気になる人も多いでしょうし、あとは、それだけ、周りに頼れるか、という部分ですよね。ここもポイントだなと思いましたね。

今、音の話がありましたけど、丁度、ここ二週間ほど私自身体調が悪かった部分もあったんですけど、周りの方の発する音が気になってしまっていて、それがかなりきつくなってしまっていたんですが、今の会社の上司に相談することができたんですね。

そういう相談ができる環境である、という点も就活を進めていく中で大事なポイントになるんじゃないかなと思います。

――TANOSHIKA在籍時に一般就労するために心掛けていたことはありますか?

TANOSHIKAにお世話になる前に、市役所の臨時職員として働いていまして、ビジネスマナーの点では問題ないだろう、と思っていましたが、こちらから一般就労する際には、面接練習などでマナーからしっかり学び、何度も練習を重ねていました。

あとは、支援員さんに頼ることも多くあったんですけど、そのうえで自立するところはちゃんと自立して、そのために相談のあとは自分で振り返りしたり、ここまでならやれるという範囲を広げる作業をしていました。

――今、思い返して、TANOSHIKAにいるうちにやっておいた方が良かったなと思うことはありますか?

今思うと就職活動の準備をしていく中で、何でもかんでも時間をかけてやればいいってわけじゃないなとは思いますね。

仕事をしながらの就職活動なので、時間も限られているし、その中で、必要なものを拾っていくことが重要だなと思います。

あとは、コミュニケーションの部分ですね。人との距離間というのはもう少し学んでおくべきだったなと思います。

――近すぎたり、遠すぎたり、ってことですか?

TANOSHIKAにいるときは距離間をあまり詰め過ぎないことを重要視していましたね。TANOSHIKAには色んなことを抱えている方もいらっしゃるので、TANOSHIKAではそれでも間違いではなかったのかも知れませんが、一般就労してからの感想だと、その距離間っていうのを探り探りですけど、近づく努力もあって良かったのではないかと思いますね。

あまり離れてしまうとよそよそしい感じがしたりとか、丁寧にはなるんですけど、何となく壁を作ってしまっているような気がしてしまうと思うので、一般就労ではそこが課題になっていましたね。

トークイベントの様子

一般就労という未来へ

――今、就職されて一年だと聞いていますが、任される仕事であったり、責任だったりとかは入社当初と比べてどうですか?

入社した当初は、グループ会社のサポート業務がメインだったんですけど、今は官公庁からの外部受託の仕事を任されるようになっています。

仕事量は毎月毎月、増えていますが、それが結構大変ではありますね。

今任されている仕事というのはある程度習熟度が高くないと任されない仕事なので、責任ももちろんありますし、上司からの取りまとめを任されることが増えましたね。

――仕事を任される中で、お給料に変化はありましたか?

そうですね、契約更新の際に少しずつ上がっていっています。あとは時間ですね、労働時間が伸びていますね。最初は10時から4時までの6時間だったんですけど、今は9時30分から5時30分までの7時間の一時間休憩で働いています。

――新しい自分を発見した瞬間、新しい趣味や楽しいことが増えたりなど、良い変化があれば教えてください。

良い変化はコンディションを整えるためにジムに入会をして、そこで水中ウォーキングなどをしている時は、とても気持ちよくて。

水に触れておくとかなり気分転換になって、日中もやもやしたことがあっても考えがまとまっていく感覚になるんですよね。

あとはジムにはサウナもあるので、そこでリフレッシュすることもできますね。

――一般就労に向けてどんな風にモチベーションを上げていけばいいですか?体調や気持ちの面でも参考にしたいと思います。

自分も3年間、こちらでお世話になって、体調などを整えていきました。なので、時間というものはたっぷりかけていいものだと思います。TANOSHIKAではサポート体制がかなり整っていますし、今はしっかり体調を整える時間と割り切って考えたほうがいいかなと思います。

モチベーションとしては、まず、自分が一般就労をしたいと思った理由は、結構漠然としていて、周りとかはあまり気にしてなかったですね。

自分がやりたいから、いつか一般就労できるようにという気持ちを念頭に置いてやっていって欲しいなと思います。

まずは、絶対焦らないことだと思います。

私がTANOSHIKAに在籍していた時に重要視していたのは、支援員さんとの信頼関係ですね。

信頼関係を築いていって、助けてもらうようにしていました。

周りと比べてしまうと、どうしても自分で全部決めてしまおうとしてしまいがちですけど、そこで客観的に自分を見てくれる人、支援員さんだったり、お医者さんだったりがいると、意見を求めて、その意見がすっと入ってくる時は問題ないかなと思うんですけど、そうじゃない場合は、一旦、落ち着いて待ってもいいかなと思いますね。

――今、ここにいる皆さんの多くがCREATIVEのメンバーさんだと思うんですけど、就活する中でPC業務がメインの仕事をしたい方も多いかなと思うんです。就活をする中でTANOSHIKAにいる時に作業していたPC業務で役に立ったことや逆にもっとこういう業務をしておけば良かったなと思うことはありますか?また、入社した後のギャップなどがあれば教えてください。

まず、TANOSHIKAにいる時に私が囚われていたことの一つに、パソコン関係の仕事、入力関係の仕事をしたいのであれば、マイクロソフトのオフェス、エクセルとかワードなどの資格を取っていた方がいいのではないかというのを考えていました。

マクロ関数なども使えた方がいいのかもって、思っていました。

ただ、私がTANOSHIKAにいる間に資格取得はできなかったんですけど、今の仕事をする上でその資格は全く必要ないものになっています。

資格は確かに武器にはなるかもしれないけど、それよりもまず、走り出してからどんどんどんどん、武器を拾っていくことができる自分であることのほうが大事ですね。

どのみち完璧な準備はできないので、上手く自分の中で整理整頓して、戦えるかってことが大事です。

――一般雇用を考えていたけど、障害者雇用に変えたのは、そこに壁のようなものがあったからですか?

まず、私もTANOSHIKAに伺う前は、市役所の臨時職員をしていまして、そこではクローズで働いていました。クローズで働いていたのは、自分の中で障害を持っているということをなかなか受け入れられなかったからです。

ですが、クローズで働くことが、どうしても自分の中で負い目のようなものを感じていました。

自分が病院に通っていることを負い目にも感じたし、それを言い訳に使ってしまうこともありました。急にドタキャンで休んだことも度々ありました。

あるときにどうしても体が動かなくなってしまって、市役所のほうに「実は病院に通っています」とオープンにしたんですね。すると凄く楽になりました。

その経験から障害者雇用で仕事を探すときも、自分の中での理解が開けたように思いました。

それが私のとって、今後どんな風に働いて行こうかと考えるきっかけになりましたし、ある意味転機だったのかなと思います。

――どうしても超えられない壁であったり、悩みがあったときはどのように対応されていますか?

一日一日をどう乗り越えて行けるかという点で見ていますね。明日はもしかしたら行けないかも、とか思わないようにしています。それと、もし、休んだとしても、昨日休んでしまった、どうしよう、とか思わないようにしています。

長いスパンとか未来についてはあまり考えないようにしています。

――初任給で何を買われましたか?

親孝行した、とか綺麗な話は全くなくて(笑)

TANOSHIKAにいるときと同じような生活をしていたらいつの間にか、全部消えた、って感じですね(笑)

トークイベントの様子

トークイベント参加者の感想

以下は、トークイベントの参加者の方が伝えてくれた感想です。

人事中島さん

凄く貴重なお話というか、Kさんとは打ち合わせはしたんですけど、こう答えてくださいというのは何も言っていないんですよ。ですけど、やっぱり、実感されている話が、一般就労を通して、私たちも伝えていきたいと思っているような内容を伝えてくれたので凄く嬉しく思います。

一年間努めてきて、これからまだまだたくさんできることが増えていくと思います。

私たちも後二年半、定着支援がありますので、そこで話を聞けることを楽しみにしてます。

みんなにお仕事をする楽しさとか、お仕事の本来のしんどさみたいなものもきっと自分の成長に繋がっていくところだと思うので、そういったところもこれから感じて頂きたいなと思って、こういう会を開いているので、是非また、Kさんにも質問していただきたいですし、こういう会には積極的に参加して、色んな情報を吸収していって欲しいなと思います。

実際にKさんと一緒に就職活動をする中で、何社も受けておられましたね?

Kさん:8社、ですね。

本当に色んなところを検討して、その度にしっかり書類も、ご自身でどの会社に出すかも考えて、作って、その中で色んな質問をして頂いたり、面接の練習もたくさんしましたね。

練習の度にご人身で振り返りをされていて、「この時にこう答えた方が良かったのではないか」とか「もっと、違った答え方があったのではないか」など、本当に勉強熱心だなというイメージがありますね。

一緒に就職活動をしながら、本当に続く会社に行って欲しいなと思いながら就職活動をしていて、最後に悩まれた時も、今振り返れば、その時は悩んでいたとは思うんですけど、実際、踏み出してみて、「あ、なんとかなったな」っていう気持ちだと思うんですよね。

やっぱり新しいことをしてみようかなっていうときって、新しいってだけでハードルがちょっと高いので、そちらに行ってしまうと傷つくのではないかとか、後戻りができないのではないかとか、今の安定した状態を手放すことと、新しい仕事を比べてしまうと思うんですけど、その不安の中で一歩踏み出したというのKさんの凄いところだなと思いますし、今、実際お仕事されている先の担当の方にお話を聞いていて、「Kさん凄く頑張っています。本当に役に立っています、有難いです」と言って頂いています。

Kさんが行ったあとにTANOSHIKAから同じ職場に何人も就職していまして、それはKさんが頑張って下さっているから「TANOSHIKAから頑張ってくれる方が来てくれるんだな」って思って貰えているんだろうなって思います。

なので、そういったところは本当に素晴らしいと思っています。

嘉村社長

実際、TANOSHIKAで安定して勤務ができているとか、新しいポジションを得るという段階で新しい就職先が見つかるってことは皆さんにも全然、起こりうる状況ではあります。

その時に何が自分にとって大事かというのを考えなければなりませんね。

こういう時ってどうしてもどっちかしか選べないんですよね、同時にはできなくて、どっちかを得るためにはどっちかを手放さなければならない、そういう選択を迫られるときは来るので、そのときに、自分がどういう価値観をもっているかというのは大事になってきますね。

Kさんの場合は一般就労することで新しい得るものがあるのではないか、ということで選んだ形ですね。そこで一回、辞めようと思ったというのはかなりリアルですね。傍から見たら上手くいっているように見えますからね。本音を語っていただいてありがとうございます。

就職に行かれた方を見ると、どうしても順風満帆に進んでいるように見えがちなんですけど、たくさんの面接があったりとか、自分の希望のところに出会うまで妥協せず進んでいって、そこに時間をかけてしっかりやられているし、当日、辞めようかというようなリアルな声も聞けて、裏側を説明して頂けたのかなと思います。

ここにいるメンバーの皆さまは就職に興味があって集まった方たちですので、Kさんを見て、私もできるかも、と思ってもらえれば幸いです。

FARM阿部さん

CREATIVEから農業へのチャレンジというは、室内作業が施設外作業になるということで凄く大変だったとは思うんですけど、よく頑張っていたなという印象があります。

今、一般就労をされて、コミュニケーションの部分で悩んでいるということで、人との距離間、コミュニケーションを上手く取れたらいいなと思いますし、ほかの人へのヘルプ、そういった部分で成長されているなと感じますし、今の職場が合っているのかなと思いますね。

メンバーさん①

私は入社して一年ぐらい経つんですけど、自分の病気がもう、これ以上良くなることがないんじゃないか、と思って一般就労はまだ、難しいかなと思っているんです。だけど、周りの人は一般就労の準備とか、就活を進めていく姿を見て、どうしても焦ってしまって、私も早く就活をしなくちゃいけないのではないか、と思うんですけど、まだ、病気的なところで難しく、お医者さんからも止められている状態です。お話を聞かせてもらって、ありがとうございました。

メンバーさん②

私は一つのことに集中しちゃうとほかのことが手につかなくなってしまったりすることがあるんですよね。Kさんの話の中でまずは行動して、その中で情報や必要なものを拾っていくことが大事、その過程で準備を進めていくことも大事なのでないか、という言葉が聞けたのが私は勉強になりました。就職してからジムに行ったりとか、体を動かしたりとか私はできていないのでしていきたいなと思います。ありがとうございました。

最後に記念にパチリ!皆さんに成長した姿を見せられました!

TANOSHIKAの卒業生と支援員の集合写真

まとめ

以上、トークイベントでした!

私たちにとって、凄く勇気の出る内容でしたし、一般就労に対して、明確なイメージができたように思います!

お忙しい中、貴重な時間を割いて、トークイベントを開いていただき、ありがとうございました!

Kさんから学んだことを一般就労に向けて生かしていこうと思います。

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