「色弱」「ディスレクシア」について

盲目の感覚、両手で目を覆う女性

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皆さんこんにちは。Pinkです。IDEAS FOR GOODというサイトのニュースの中から、「色弱」や「ディスレクシア」の人たちに関することを紹介したいと思います。

「色弱」「ディスレクシア」とは

そもそも「色弱」「ディスレクシア」とはどのような疾患なのでしょうか。漠然としか知らなかった私は、ネットで調べてみました。すると、「色弱」とは、特定の色の組み合わせが見分けづらい、色の見え方が違うということですが、「障害」としては扱われないことが多いことがわかりました。

また、「ディスレクシア」とは、「学習障害」のひとつのタイプとされていて、全体的な発達に遅れはなものの、文字の読み書きに限られた難しさがあることで、学習の遅れや二次的な学校不適応などが生じる疾患とのことでした。

色弱」「ディスレクシア」のことを知ったうえで思ったのは、どちらも目に見えて分かりにくい疾患だということです。特に、「色弱」は「障害」としては扱われないことが多いと知り、疑問に感じました。

「大多数の人には見えない」看板

2024年9月6日の色覚異常啓発デーに、カナダ・トロントにある地区に、「大多数の人には見えない」看板が設置されたとのことです。私はどういうことなんだろうと思いました。

トロントに本社を置く銀行が設置したその看板は、一見すると緑と赤の点が集まっているようにしか見えないもので、そこに書かれた文字を見ることができるのは「色弱」の人だけだとのことです。

ウェブ上での利用しやすさを向上させる、Chrome拡張機能「TDアクセシビリティ・アダプター」の販売促進として、このキャンペーンを行ったそうですが、突然「大多数の人には見えない」看板が設置されたら、町の人は驚いたのではないかと思いました。

トロント、中心部のビジネス街

参照:ウェブページを見やすく、わかりやすく。色弱やディスレクシアの人用のカスタム拡張機能 | 世界のソーシャルグッドなアイデアマガジン | IDEAS FOR GOOD 2024.10.30

「TDアクセシビリティ・アダプター」とは

Chrome拡張機能「TDアクセシビリティ・アダプター」とは、「視覚障害」「色弱」「ディスレクシア」などがある人たちの、ウェブ体験を向上させる拡張機能のことです。

ウェブページの表示を、それぞれの必要性に合わせて、自分に合うように調整することができるというもので、使用することにより可能になることの中から、いくつか紹介したいと思います。

●彩度/コントラストなどの調整
●ディスレクシアの人が読みやすいフォントへの変更
●リーディングガイド(自分が読んでいる行以外がグレー表示になり、どこを読んでいるのかがわかりやすくなる機能
●行間や文字間のスペース調整
●GIF画像などのアニメーションファイルや動画の自動再生停止

引用サイト:
ウェブページを見やすく、わかりやすく。色弱やディスレクシアの人用のカスタム拡張機能 | 世界のソーシャルグッドなアイデアマガジン | IDEAS FOR GOOD 2024.10.30

これだけのことが可能になるというのは、すごいことだと思いました。私が普段何気なく見ているウェブページも、「視覚障害」「色弱」「ディスレクシア」などがある人たちにとってはそうでないからです。

改めて「TDアクセシビリティ・アダプター」を開発した人はすごいと思いました。このChrome拡張機能が浸透していくことによって、「視覚障害」「色弱」「ディスレクシア」などがある人たちは、今までよりも確実にウェブページが見やすくなるのではないでしょうか。

ウェブデザインをする女性

最後に

今ライティング業務をしている私にとって、パソコンは必要不可欠で、また、記事を書くにあたって、ウェブページを見ることは日々の仕事となっています。

今回、「色弱」「ディスレクシア」という疾患を知ることで、これから書いていく記事について、文章の読みやすさをもっと意識したいと思いました。

noteでも記事を書いているので、よかったら読んでみてください!

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