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こんにちは、翼祈(たすき)です。
皆さんは維持できている歯はありますか?虫歯や歯周病で抜けてしまった歯もあるかもしれませんね。
歯の病気も余り知られていないものだと、まだ記事が掲載されていませんが、無歯病という先天的に永久歯が生え揃わない病気があって、近年日本では歯生え薬の開発が進み、2024年度中の無歯病の子ども達を対象に、治験も行われます。
この記事では、歯の話でありつつも、認知症の記事でもあります。
毎年6月4日~6月10日は「歯と口の健康週間」です。
奥歯の噛み合わせが失われるとアルツハイマー型認知症を発症するリスクが高まるという研究結果を、九州大学の研究チームが総括しました。
2040年に高齢の認知症患者数が584万人もいるとの推計もある中で、研究チームは奥歯の噛み合わせの維持が認知症予防に結び付くと考えています。
研究結果は2024年1月発行のアルツハイマー病に関連する専門誌に掲載されました。
今回は九州大学が明らかにした、奥歯と認知症の因果関係について特集します。
なぜ奥歯が無いと、認知症になる?
九州大学大学院歯学研究院の、歯科補綴(ほてつ)学に詳しい、鮎川保則教授などの研究チームは、複数自治体が参加した健康関連データベースから、2017年4月~2020年3月の診療報酬明細書(レセプト)を解析しました。65歳以上のおよそ2万2000人に関して、奥歯の噛み合わせがそろった箇所の数と、アルツハイマー型認知症の診断時期を照合しました。
すると、奥歯の噛み合わせが4本、全て揃っている人と比較して、歯の欠損で噛み合わせが一部失われた人は、認知症の症状が1.34倍出現しやすかったといいます。前歯も含めて噛み合わせが全くない人だと認知症の症状が1.54倍出現率の高い傾向でした。
鮎川教授によりますと、食べ物を細かく噛み砕く能力は、奥歯を1本失うと半減し、総入れ歯では通常の3割程度に低下します。
今回の研究で奥歯を失うことと認知症の進行との因果関係が特定されたわけではありませんが、鮎川教授は奥歯を失うことによって、▽栄養状態の低下▽脳血流の減少▽自信喪失や会話困難による社会活動の低下―が進行し、認知症を進行するリスクが高まると想定されています。
参照:歯周病菌感染は全身の脳老人斑成分を脳内輸入させる 歯周病によるアルツハイマー型認知症関与を解明する新しい発見 九州大学(2024年)
私と奥歯
奥歯ですよね?あれは。
私は親知らずを1本も抜いたことがありません。4本とも健在です。
親知らずは抜いた方がいいのかもしれませんが、今のところ、日常生活に支障はなく、生活できています。
私が歯科医院に行っていた時に、先生に「親知らずって抜いた方がいいんですよね?」と言うと、「そうだけど、抜きたくないでしょう?」と言われて、「はい」と言いました。
抜いたことがないので、どうやって抜くことをするのか知りませんが、私には難しいことがさらにあります。
私は医療従事者の方のSNSを何人かフォローしているのですが、その内の1人の投稿に書いてありました。「糖尿病があると、血が止まりにくく、手術する際に、縫うことも難しい」と。
私は既往歴が多く、入院も人生で4回経験していますが、手術の経験はありません。
私は母の通院に付き合った時に知った言葉ですが、輸血には「自己血」と、「他人血」があって、「他人血」を輸血すると、拒絶反応が出やすく、ショック状態となるため、手術には自分の血「自己血」を入院前に取っておいて、それを手術では血漿製剤にして、輸血することが推奨されると。
母も手術前に、「自己血」を取って、1回目は2本、2回目は貧血のない母は1本だけでいいとの判断で、1本のみ取りました。1回で400mlの血液を採血で取るために、2本取っていた時は、1本目から2週間の間を空けて、母は処方された鉄剤を飲み続けて、2日に分けて、2本通常の通院以外にも取りに行きました。
私は採血が必要な内科受診の時は必ず取っていますが、それは僅かな量で、輸血用には取ったことがありません。
親知らずを抜く時にも、血が出ると思います。それを血が止まりにくい糖尿病の私がすることは、心身共に凄く負担のかかることだと思います。
この記事では奥歯の有無が認知症に関係あるとの記事を書きました。親知らずにしろ抜かなくて済むなら、私は身体を労わるために、このままでいようと思いました。
noteでも書いています。よければ読んでください。
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