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皆さんこんにちは。Pinkです。VOGUEJAPANの記事を読んで、ぜひ皆さんにも紹介したいと思い、今回記事を書くことにしました。2025年春夏「コペンハーゲン・ファッションウィーク」でのことです。
ロンドンのブランドのランウェイを「視覚障がい者」の女性が歩いたのですが、彼女は、「新型コロナウイルス渦」でのロックダウンの頃からTikTok投稿を始て以来、さまざまな情報を発信し、自らの力で圧倒的な存在感を見せてきた放送作家とのことです。
コペンハーゲン・ファッションウィーク
今年の「コペンハーゲン・ファッションウィーク」で「盲導犬」に付き添われ、ミニスカートを纏った女性は、モデルを務めた初の「視覚障がい者」として、数秒のうちに歴史に名を残すことになったとのことです。
その一方で、今回の実現にかかわったヘアスタイリストは、これまでの道のりに4カ月もの時間を掛けたそうです。
「視覚障がい」がある人々のために、ファッションと美容の場を広げることを仕事とする非営利団体を運営するヘアスタイリストは、目が見えないからといって、外見を気にしないというわけではなく、むしろ逆だと話しています。また、彼女は、そのことをよく理解しているとのことです。
それは彼女の父が「網膜色素変性症」にかかり視力を失いかけていた時に、ファッションやスタイルを自主性を維持するためのやり方としていたと思うからだそうです。
「セルフケア」にとても熱心で、誰かが手間暇かけて服の解説をしてくれたり、襟の形に手を当てて指で生地の手触りを確認させてくれたりすると、とても誇らしげだったとのことです。
自身の成功は父のおかげだという彼女は、父親を亡くして2年後には、数えきれないほどの「ファッションウィーク」や「キャンペーン」に加え、世界各国の「VOGUE」でも活躍をみせています。
ヘアスタイリストのプロジェクトについて
美容室は、目の不自由な人や「弱視」の人にとって利用しやすい場所ではなく、当事者たちが行くのは本当に大変であると同時に、スタイリストたちへの教育も不足しているとのことです。
彼女の経営するスタジオでは、毎月「スタイリングワークショップ」を開催しており、2021年以来、さまざまな程度の「視覚障がい」がある300人以上の女性を支援してきたと説明しています。
ロンドンのブランドのランウェイを歩いた「視覚障がい者」の女性に初めて会ったのも、こうしたワークショップのひとつだったそうす。彼女は「色素失調症」と呼ばれるまれな遺伝子変異により、17歳のときから「視覚障がい」にかかっているとのことです。
それ以来、幅広いブランドの代表を務め、今年初めには、自分自身を受け止めるまでの過程を書いた自伝も出版してるそうです。
2024年秋冬シーズンではランウェイを歩く計画は実現できなかったそうなのですが、モデル起用のほかにも、次のような初めての試みがあったとのことです。
- 「視覚障がい」のある来場者を招いてコレクションを触って体験してもらう
- 各ルックの音声解説を録音すること
参照:史上初。コペンハーゲン・ファッションウィークで、視覚障がいのあるモデルが盲導犬とともにランウェイを歩くまで | Vogue Japan
以上になります。
最後に
ヘアスタイリストの夢は、イギリスファッション協会と連携して、「視覚障がい」がある人や「弱視」の人々の、利便性を支援する代弁者になることだそうです。
また、先述の「ワークショップ」に参加した女性や少女たちは、変化を感じて帰っていくとのことです。孤独さが減り、公共の場所でもっと活躍する力をもらうことが、人々に目的と自信を与え、自分たちの独自性を生かす機会を与えることだと語っています。
今回の記事を読んで、これから先、日本でも同じような取り組みがおこなわれるといいなと思いました。
参考サイト:史上初。コペンハーゲン・ファッションウィークで、視覚障がいのあるモデルが盲導犬とともにランウェイを歩くまで | Vogue Japan
noteでも記事を書いているので、よかったら読んでみてください!
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