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こんにちは、どうも、ゆたです。
最近、旅行に行ってみたいなと思うことが増えました。
日本の色んな場所を調べていましたが、私が今、最も興味があるのは大阪です。
私の好きなアーティストの聖地でもあるので、是非、美味しいものでも食べながら色々見て回りたいものです。
そんな大阪ですが、中心部の繁華街では夜になると賑やかさは一層増してきます。
特によく聞くのは道頓堀のグリコの看板付近ーー通称「グリ下」ではSNSなどを通じて若者や子どもたちが一同に介します。
そういった若い人たちは悪い大人にとっては格好の餌食になります。
犯罪に巻き込まれたり、性被害にあったり、薬物に手を出したり。
一歩間違えば命の危機に晒されることだって考えられます。
今回はそんな大阪の現状を変えるべく、新しい視点で若者と繋がる取り組みをご紹介します。
認定NPO法人D×P(ディーピー)
参照:
大阪ミナミ。
繁華街が広がり、夜になるとどこか大人な雰囲気があるこの場所に多くの若者が集まっています。
その中にはまだ、幼い子どもの姿もあるようです。
虐待や家庭状況の悪化により、家には居場所がない者たちがSNSを通じ、集まると言います。
この子達にとっては夜の街こそがセーフティーネットになっているのです。
しかし、先ほども言ったように夜の街には危険もたくさんあって、幼い者たちにとって安全とはやはり言えないでしょう。
そういった少年少女を救うべく、公的機関は尽力して保護活動をしています。
ただ、そういう背景を抱えた子どもたちは大人に対して、不信感を持っている場合もあります。
そんな中、過度に保護しようとすると、若者が現状求めるものと既存の制度やルールにズレが生じることがあって、若者からみると「もう保護されたくない」という経験になっているようです。
「髪の毛を黒に戻された」「スマホが使えなくなる」「話を聞く気がない」「文句を言われる」
そんな対応では子どもたちの心はなかなか開くことはないでしょう。
そこで立ち上がったのが認定NPO法人D×P(ディーピー)(以下D×P)さんです。
D×Pの職員はまず、若者と関わりを深めたい、そう思いグリ下に集まる若者たちに向けフリーカフェを事業をスタートしました。
2022年8月、路上にテントを張ってスタートしたフリーカフェでは「否定されず関わることができる大人」がいて、お菓子や軽食なども用意されています。
この場所のコンセプトは『来たい人は来ればいい。』なので無理やり呼び込んだりしません。
しかし、初日で既に20人ほどの若者が訪れました。
それから週に一度のペースでフリーカフェを開催していくと、徐々に滞在時間が増え、相談をしてくれるようになったと言います。
そればかりか、テントの片付けまで手伝ってくれると言います。
私はこの話を聞いて、子どもたちが求めている支援の形はこういうものではないか、と思いました。
確かに緊急性が高いこともあるでしょう。
しかしそうではなく、一緒に時間を共有して、話を聞いてくれる大人の存在が子どもや若者にとって必要なのではないか、そう考えさせられました。
そして話を聞いていく中で関係性をつくり、病院へ一緒に行ったり、生活の立て直しや仕事の相談などに乗ったりしています。
無理やりではなく、関係から作り上げていくことの重要性を強く感じました。
その後も続くD×Pの活動。
その後、テントでは不便さを感じ、グリ下から徒歩5分の場所に若者が安心して利用でき、主体的に活動できる居場所として「ユースセンター」をつくりました。
そこでは大きく3つの機能があります。
1、エネルギーをためられる
食事を摂ったり、睡眠を取れたり、そういった意味でエネルギーを貯めることができます。
2、自分のこれからについて一緒に考えてくれる人とつながる
ユースセンターでは個別で相談できる相談員さんがいます。なので、信頼できる大人と関係を作りこれからについて考えることができます。
3、自分の意見が尊重され、主体的に活動ができる
安全で安心できる空間に守られているので、自分の意見を素直に話せるようになります。ここにいる間は否定されず、主体的に動くことができます。
ユースセンターの開所日には平均して54名ほどの若者が訪れます。
若者にとって、居心地の良い空間になっているのは間違いないかなと思います。
お願い。
D×Pでは地域の方や商店街の方、専門家の方や自治体などとも一緒になって、繁華街全体を巻き込み、若者が安心して過ごし自立に向けて動ける場所をつくっていきたいと思っていて、目指すのは、ひとりひとりの若者が自分の未来に希望を持てる社会です。
そのため、この活動に共感してくれた方々からの寄付を募っています。
専用のサイトからクラウドファンティングしていますので、下記のURLから見ていって下さい!
クラウドファンディングでいただいた寄付の使い道は大きく3つあります。
・食事提供:ユースセンターに来る若者がいつでも食事を取ることができるようにするために
・給付支援:相談者のニーズに合わせて利用可能
・スタッフの採用・人件費:多くの若者に必要な対応(相談・同行支援等)をするために
詳しい内容はURLから確認ください。
皆さんも一緒にこの活動を支援してみてはいかがでしょうか?
終わりに。
若者や子どもたちのために、こうやって動ける大人たちの姿は私自身感銘を受けます。
家に居場所がなく、外の世界に意味を見出す若者は少なくないのが現状です。
もちろん、その時に自分の生きる道を見つけることもあるでしょう。しかし、時として大人が守ってあげる必要があることもあります。
そういった時に安心して休める空間があるのは本当に心強いと感じました。
SNSを通してこの活動はどんどん広がっていくと思います。
私も陰ながら応援しようと思います。
以上、お相手はゆたでした。
また次回の記事でお会いしましょう。
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