「果物をよく食べている人はうつ病になりにくい」

果物をよく食べている人

この記事は約 4 分で読むことができます。

皆さんこんにちは。Pinkです。私には「適応障害」と「双極性障害」があるのですが、最近「双極性障害」の「うつ症状」がひどい為、気分の落ち込みや、不安が強く、情緒不安定な日々が続いていました。

そんな時に、Yahoo!ニュースの「果物をよく食べている人はうつ病になりにくい」国立精神・神経医療研究センターが発表」という記事を読みました。初めは「私も果物は好きでよく食べているんだけどなあ」という気持ちでした。

しかし、「なりにくい」と「ならない」は違うわけで、どういったことなのか気になったので、今回はこの記事について書きたいと思います。

研究・研究内容と結果について

国立精神・神経医療研究センターなどの研究グループは、「果物をよく食べている人はうつ病になりにくい」という研究結果を報告したとのことです。それは、どのようなことなのでしょうか。

研究について

① 研究対象…長野県南佐久郡に住む、1990年時点で40歳〜59歳の男女の内、1995年と2000年の「食事調査アンケート」に回答し、更に2014年~2015年に実 施された「こころの検診」に参加した1204人

② 研究結果…93人が「うつ病」と診断されている

研究内容と結果について

① 野菜や果物の摂取量を5つのパターンに区別(1)し、それぞれの摂取量を五分位で分けたうえで、第1五分位群と比べて第5五分位群の「うつ病」罹患(りかん)(2 )率がどの程度変化するか、分析をおこなった

(1)…野菜と果物・野菜・果物・ジュースを除いた果物フラボノイドが豊富な果物

(2)…病気にかかること

② ジュースを除いた果物と、「フラボノイド」が豊富な果物に関しては、年齢や性 別などを整理した上で著しく「うつ病」の危険性を減少させることが示された

③ ジュースを含めた果物・野菜・果物と野菜の摂取量と、「うつ病」発症の危険性 に、重要な関係は認められなかった 

④ 野菜や果物に含まれるビタミンCなど、それぞれの栄養素と発症の危険性につい ても、統計的な関係はなかった 

⑤ 果物に含まれる「フラボノイド」というポリフェノールの一種が、「うつ病」防 止に効果的だとする確率が高い

以上となります。

 

フラボノイドについて

国立精神・神経医療センターなどの研究グループは、「フラボノイド」は「うつ病」発症の仕組みとされる、脳との繋がりのある「由来神経栄養因子」の増加や、「酸化ストレス」「神経炎症」を抑える可能性があると考えられているとのことです。

しかし、「フラボノイド」の有効性については、ジュースを除く果物全てと、「フラボノイド」の豊かな果物の両方で、予防効果があったことから、「うつ病」になりにくくなるのは、「フラボノイド」というより、果物全般が持つ「抗酸化作用」などによるとの見解を示しています。

果物を自発的に食べる人達は、普段から健康意識が高い人だという可能性が考えられる為、「フラボノイド」などの栄養素が、どの程度「うつ病」発症を減少させるかは、今後の研究が待たれるとのことです。

 

最後に

国立精神・神経医療センターなどの研究グループは、「果物をよく食べている人はうつ病になりにくい」という研究結果を報告しました。また、果物を意識的に食べることは心の健康管理に役立つと話しています。

しかし、ジュースだと「抗酸化作用」が低下するので、加工されていない果物を食べる事を勧めているとのことです。

参考サイト:「果物をよく食べている人はうつ病になりにくい」国立精神・神経 …

関連記事

「双極性障害について」

 

noteでも記事を書いているので、よかったら読んでみて下さい!

HOME

果物をよく食べている人

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です