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こんにちは、翼祈(たすき)です。
最近の認知症関連のニュースで喜ばしかったのは、やはりアルツハイマー病の薬、[レカネマブ]が日本でも了承されたことではないでしょうか。
2022年から[レカネマブ]の動向を見守ってきた私も、ようやく日本でも用いる目処が立ったので、嬉しく感じました。
そんな認知症ですが、新たな最新研究が、先日明らかになりました。
排便の回数が少ない人ほど、認知症になるリスクが高くなるとの研究結果を、国立がん研究センターなどがおよそ4万人を追跡した調査から明らかにしました。
研究チームは今回、認知症の当事者に便秘の人が多いという報告に着目してみました。
今回の認知症と便秘の因果関係を明らかにした研究を国立がん研究センターなどがまとめた論文は、欧州の専門誌で発表されました。
今回は認知症と便秘の因果関係を調べた研究について、お話します。
国立がん研究センターなどが調査した、認知症と便秘の因果関係。
2000年と2003年に秋田と沖縄、茨城、長野、高知のいずれかの県に在住の50~79歳の女性およそ2万3000人と、男性およそ1万9000人を対象とし、普段の便通の回数と便の状態を質問しました。
それから、この質問した集団を2016年まで追跡して、要介護の認定情報から認知症を罹患した割合を調査しました。その結果、女性の11.7%、男性の9.7%が認知症と診断を受けていました。
このまとめたデータから排便の回数と認知症との因果関係を解析すると、排便が週3回未満の女性では、毎日1回排便がある女性より認知症になるリスクがおよそ1.3倍高かったといいます。同様に、男性もおよそ1.8倍高く、排便の回数が少ない人になればなるほど認知症のリスクが高くなる傾向だと分かりました。
便の状態で解析した結果、便が硬い人になればなるほど認知症になるリスクが高いという結果が出ました。「特に硬い便」と答えた人では、「普通の便」と答えた人に比較しても、女性でおよそ1.8倍、男性でおよそ2.2倍高くなっていました。
参考:排便頻度少ない→認知症リスク高く 腸内細菌が影響 国立がん研など 毎日新聞(2023年)
従来の研究では、腸内細菌を介した腸の機能と認知症との因果関係を現した報告もありました。
研究チームのメンバーで、国立がん研究センターがん対策研究所コホート研究部長の沢田典絵さんは「便が腸に留まる時間が長くなると腸内細菌の機能に影響を与えて、それが全身性の酸化ストレスや炎症を引き起こし、認知症になるリスクを高めている恐れがあります」と危惧しています。
私は、
まだAKARIには掲載されていませんが、私が罹患している甲状腺機能低下症について見つめ直すために改めて記事を書いて、それを最近見返した時、甲状腺機能低下症の症状には、
「下腹部の膨張や、便秘」
と書いてありました。
私はどちらも当てはまります。下腹部の膨張に関しては、トイレに行ってもスッキリしない感じで、いつもお腹が張っている感じですし、一度トイレに行くと、何回も行きたくなる位長いです。
下腹部の膨張からか便秘もあって、そんなに毎日出る訳でもありません。
今回は認知症と便秘との因果関係の記事でしたが、私は色々な病気などで、認知症のリスクが元々高い上に、こんなところにまで認知症のリスクがあるとは思いませんでした。
今から年を取ったらどうなるんだろう…と、不安は絶えません。
noteでも書いています。よければ読んでください。
記事を読ませていただきました。認知症に関わりがあるなんて思いもよらなかったです。
お腹の張りやお通じが影響することを教えてくれてありがとうございます。食生活も大事にしていきたいと思います。これからもいい記事を楽しみにしています。
ハリネズミ様。
返信するの遅くなりました。コメントありがとうございます。
患者数が多いことで研究もさらに進むのでしょうけど、色々自分に該当するものが多くて、それが悲しくなる時もあります。
それでも様々な研究結果があることで、もっと気を付けなきゃと思いますし、私も健康管理頑張ります。