ブラック校則について〜どんはれの枕草子〜

校則

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校則について調べている

今、校則について調べている。資料をいろいろ読んではみたが、読めば読むほど校則という名の深い森に迷い込み、途方に暮れるのだった。

「同調圧力とは?〜ブラック校則を通して考える」

同調圧力とは?〜ブラック校則を通して考える〜

この記事は、結末をコロナワクチンまで持っていき、今は科学技術がとても進んでいるので正確なエビデンスに基づいて各自、納得してコロナワクチンを打つかどうか決めましょうって着地点を考えていた。

しかし、校則という名の深い森を知ってしまい、それをやめた。校則には明確なエビデンス、根拠というものがなく、非常に曖昧で不明瞭で、むいてもむいても芯のない玉ねぎのようなものだった。

髪の色

髪色ひとつとっても、はっきりしない。

一回も染めたことがないバージンヘアーでも、人によって見え方が違う。

私はある一人の友人の髪色には深い緑色が透けて見えると言ったら、誰一人としてそうとは見えないと言われたことがある。

知り合いのお子さんも、地毛が赤いと言われ、幼い頃の写真を持ってきなさいと学校側から言われたそうだ。写真自体が正確に地毛を再現しているかどうかもわからないし、人によって見え方も変わる。科学的根拠に基づかない、極めて曖昧で不明瞭なことを周りの主観でいろいろ言われてしまうのはどうしたものか?

教師たちの苦悩

そして、その曖昧で不明瞭なことに基づいて教育をしていかなければならない教師たちも大変である。

地毛証明なるものを発行したとして、どこまでが黒髪で黒髪でないかを誰が決めるのか?

おしゃれで染める子もいるだろう。自意識過剰で、多感な年頃、調子に乗って派手な服装、髪型にしたくなる子もいる。中には、どうしようもない悪質な生徒もいるだろう。

そのような生徒たちをどう指導したら良いのだろうか?

老婆心ながら、やはり目立つ服装によって悪い人間に目をつけられ、搾取される可能性も大いにある。そのリスクを青少年たちは自分自身で回避できるのか?君たちは守られるべき存在であるのだから大人のいうこと聞きなさいよ、と言いたくもなる。

ただ、守られるべき生徒たちのうちの一部が校則により弾かれて心が傷つき、不登校になったりしている事実も起こっている。それでは本末転倒である。一体どうしたらいいのだろうか?

学校の校則を検索してみる

校則を公開しているサイトがあり、各学校の校則をいくつか読んでは見たものの、どれも決まった形式があるわけでもなく、その学校独自の校則が出来上がっている。

髪型、服装、バイク、喫煙、飲酒、バイト、恋愛、問題になるのはこのあたりのことだろう。これを明確に禁止しているものもあれば、明確に定義することさえ難しいものもある。

高校生らしい、中学生らしい、品位、風紀、うーん、どれも抽象的でどうとでも捉えられる。子どもたちを守っているのか、追いつめているのかよくわからない。

料理で例えるなら、素材の旨味を生かした調理をするように、生徒一人ひとりの可能性を引き出すような教育をしてほしいと思うのだが、どうもそうはいかないらしい。

ただ一つ言えること

ただ一つ言えることは、子どもたちの権利を守るために先人たちが闘ってきた歴史がある。日本ではあまりこのことを子どもたちに教えていない。私も大人になってから知った。縄文時代とか弥生時代の歴史を勉強することも悪くはないが、今の社会と直結した近代史をもっと教えたらいいのにと思う。

ちなみに

どんよりと晴れているの名前の由来の一つに、世の中、黒と白にはっきり分けることができないグレーなことが大半で、曖昧かつ不明瞭なことばかり、曇り空のようにはっきりしないという意味も込めてある。



参考資料

校則裁判に関する判例とその評釈  人間科学講座 教授 吉利用宣

東洋経済オンライン ブラック校則問題で裁判所がお茶を濁す事情 人権を侵害し尊厳を踏みにじる「学校の常識」

All About暮らし 校則とは?なぜあるの?理不尽ではと疑問を感じたら

opinion 司法における「ブラック校則」問題と、これからの政治の役割/荻上チキ・真下麻里子 

校則DB

 

noteでも書いています。よかったら、読んでみてください。

TANOSHIKA どんよりと晴れている | note

 

 

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