北海道で予想最高気温40℃、災害級の暑さに対して「暑さ手当」を支給する企業も-

水に浸かっている熊

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こんにちは、金次郎です。

近年の夏の暑さは、本当に異常を通り越して「災害」と言っても良いですね。

記事を書き出した7月23日は、ここ福岡県久留米市の最高気温は38℃の予報ですが、福岡県境のお隣大分県日田市は更に高い最高気温40℃の予報が出ています。
今年の九州地方は、あっという間に梅雨が終わってしまいまして、6月の終わりから30℃を超える真夏日が有りました。

特に今週は、日本各地で気温が35℃を超える予報から、「熱中症特別警戒アラート」が出ている都道府県が毎日30ヶ所以上もありまして、それは夏でも涼しいイメージのある北海道ですら例外ではありません。

今回は、「災害級の暑さ」と言うことで記事を書いてみます 

どうして、北海道も暑くなるのか?

真冬は零下20℃まで下がり暑いと言うイメージの無い北海道が暑くなる原因ですが、それは太平洋高気圧の張り出し具合が今週は特に大きいからです。
今週の日本上空の気圧配置は、太平洋高気圧が日本海を超え朝鮮半島はおろか一部は中国大陸にまで張り出しており、更にその太平洋高気圧の張り出し部分の縁をなぞる様に南からの偏西風が吹いていまして、その熱を帯びた風が北海道にまで届いているからです。

参照元:(日本気象協会 tenki.jp)北海道で統計史上初40℃超か!? 万全な熱中症対策を(2025年7月22日)

参照元:(日本気象協会 tenki.jp)今日23日 各地で猛烈な暑さ 北海道で40℃に迫る所も 熱中症に警戒を(2025年7月23日)

この傾向は、今後も続く見込みとの事ですが、涼しいイメージとおり北海道のエアコン普及率は他の都府県が90%台なのに比べて、40%台とかなり低いです。
なので、現在電気店にエアコンの取りつけ注文が殺到しているそうです。
しかし、豪雪地帯特有の問題でエアコンから排出される水が冬場は凍ってしまい、地面から氷の柱が伸びて行く「逆氷柱(ぎゃくツララ)」現象が起こります。
この現象から室外機を守るために、高い土台の上に室外機を設置すると言う工事が発生しますので、中々エアコン取付工事の件数がさばけないそうです。

参考元:(ウェザーニュース)連日35℃超え猛暑の北海道 しかしクーラー保有率は約4割(2021年7月29日)

故に、こんな事故も起こってしまいました。

参考元:(FNNプライムオンライン)熱中症疑いで90代女性死亡…室内に”エアコンなし_窓はしまった状態「呼吸していない」と家族が消防に通報_午前中に34.2℃の北海道斜里町(2025年7月23日)

暑さに対する「手当」を支給する企業も

この様な暑さの中、屋外で働いている方たちの為に「手当」を支給する会社も現れています。
建築作業員など、怪我を防ぐ為にこの暑さのなか長袖長ズボンで働いている人たちへ、気温に応じて500円~1000円の「暑さ手当」を支給している建設会社もあります。

また、物流会社でも配達員の暑さに対する負荷を軽減するために「手当」だけでは無く、まとまった休みを取らせる様にしています。

どちらも、人手不足の業種ですから従業員の熱中症予防はもちろんですが、仕事へのモチベーションアップのためとの事です。

参照元:(テレ朝NEWS)暑さ手当導入企業が増加 35℃以上で1000円支給 建設現場に製氷機やAI現場監督(2025年7月22日)

参照元:(NHK NEWSWEB)熱中症予防へ 宅配サービス まとまった休業 設けるなど動き(2025年6月30日)

熱中症にならない為に

熱中症予防の為に厚生労働省は、下記の様な情報サイトを設けています。

サイトの中には、以下の4つの項目で「熱中症対策」の情報を発信しています。

1、熱中症を防ぎましょう
  熱中症に罹らないために屋内・屋外ですべき事が書いてあります。

2、熱中症が疑われる人を見かけたら
  熱中症に罹っている様な人を見かけた場合の対処方法が書いてあります。

3、障害のあるかたへ
  障害の程度によっては自分の身体状態を伝えられない人がいます。
  それぞれの障害の方への対処法が書いてあります。

4、普及啓発用資材(リーフレット・ガイドライン等)
  こちらでは、予防や対処法の各種リーフレットやガイドラインが見られます。  

参考元:(厚生労働省)熱中症を防ぐために知っておきたいこと 熱中症予防のための情報・資料サイト

終わりに

私は過去にも、新型肺炎と熱中症が重なった夏は救急隊員が消防署に帰る暇もなく救急出動している上に、救急とは関係ない事で安易に119番に電話をかける人が多く救急指令センターが混乱している事を書きました。

この猛暑は、日本だけでは無く世界共通の悩み事なんです。

参考元:(NHK NEWSWEB)欧州各地で熱波 スペイン・フランスなどで最高気温40度超える(2025年7月2日)

参考元:(TBS NEWSDIG)アメリカは10年に1度の暑さ! ヒートドーム現象で…1億6千万人に猛暑警報(2025年6月25日)

ですから地球温暖化は、世界共通の課題なので国境の垣根を取って地球規模で話し合わなくてはならないのですが、今はそんな世界情勢ではないですよね。
「アメリカ第一」と言って、世界各国に税金をかけている人で世界中が大わらわですし、ロシアのウクライナ進攻も終わる気配がありません。

日本も選挙で3連敗した党の党首が総理大臣を続けると言って党内からも「責任取って辞任せよ」の声がでる始末で今後の国政がどうなるか?分からない状態です。
このまま、地球は破滅へと進んでいってしまうしか無いのでしょうか?

 

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1 個のコメント

  • 記事を読ませていただきました。年々気温があがって昼間は外に出れないくらい日差しを感じます。北の地方でも感じたことの暑さに戸惑っていることでしょう。部屋の中を涼しい環境で過ごして快適に暮らすことが必要となったのでしょう
    。これからも記事を楽しみにしています。

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