発達心理学から見る学童期、児童期(6~13歳)の発達と支援の方法

桜の木に囲まれて笑い合う夫婦と子ども

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前回はエリクソン・ハヴィガーストの発達段階の乳児期・早期児童期(0~5、6歳頃)について書いていきました。

エリクソン・ハヴィガーストの発達段階とは

前回の冒頭やその中でご説明しています。

 

今回はその「学童期、児童期」という部分に着目して書いていけたらいいなと思います。

学童期、児童期の育児方法やその時期の心理学

学童期、児童期は6~12、13歳の歳にあたり、小学校入学から小学校を卒業する頃の歳にあたります。

画像引用:(キャリコン) ハヴィガーストの発達課題【6つの成長段階を解説】

ハヴィガーストの発達段階では全部で8つの発達課題が提唱されています。

児童期」の特徴は「社会性」で学校が生活の一部になることによって大きく関係してきます。幼児期までは家庭や親が中心の生活によって育ちますが、小学校では学校という集団の中で過ごすことになります。自分の感情だけで過ごした時期が終わり、人との関わりを持たなければいけないのです。

児童期では、脳や神経が急激に発達するため、いろんなものを見たり聞いたり語感を働かせることが大事になってきます。外遊びや体を動かす運動遊びや伝言ゲームや謎解きなど頭を使う頭脳系の遊び、鬼ごっこやケイドロなど大人数で遊ぶものが身体の成長に大きく結びつきます。

近年では子供の脳を刺激するだけでなく、感情のコントロールをする部分にも関わっていることが明らかになり、特に運動遊びをすることは「生きる力」を与える健やかな体や豊かな心を育んでいく上での基盤になるとも言えます。

小学校後半になると「ギャンググループ」を通じて「ギャングエイジ」になったりします。また思春期に突入する時期になってきます。

参考:【ウィキペディア】 ギャンググループ、ギャングエイジ

画像引用:【看護roo】 エリクソンのライフサイクル漸成的発達理論

エリクソンのライフサイクル理論では「学童期」といい、「勤勉性」と「劣等感」がそれぞれ心理的課題と危機になります。

学校や社会活動へと生活が移行し、この時期の子供は様々な技能や知識を習得します。様々な課題に積極的に取り組んで成功体験を積み重ねることで努力が成功体験に結びつく経験を通して子供は「勤勉性」を学びます。

この時、親や教師など周囲からの肯定的なフィールドバックが重要です。小さなことでも褒めると子供に自信が持てるようになります。失敗した時は一緒に改善方法を考えたりすることで、子供は失敗を怖がることなく次の挑戦へと進むことができます。

一方でこの時期の社会的危機が「劣等感」なんですが、失敗や他者と比べて劣っていると感じると陥ります。また、親や教師からの厳しい批判や失敗に対する否定的なフィールドバックは子供の劣等感を強めてしまいかねない原因になります。劣等感が根付くと、自己評価が低くなり、いろんなことに挑戦する意欲を失います。

10歳の壁」というものがあり、この年代から自信や学業に支障をきたす子供が多くなる傾向があるので、親や教師がしっかりと支えて子供から頼れる大人になると望ましいですね。

参考:【コエテコ】 10歳の壁とは?つまずきのポイントと対策をわかりやすく解説!

「勤勉性」の課題を乗り越えると「有能感」を得ることができます。有能感とは自分の能力に自信を持って積極的に物事に取り組む力のことです。有能感を持つことによって、「自分が目標を達成できる力を持っている」という自己効力感や、努力が成果を生むという達成感を感じることができます。

参考:【Globis Career Noto】自己効力感とは?自己肯定感の違いや高めていく方法

大人でも仕事や人間関係で同じ経験や悩みを抱えた人は多いと思います。

これが次の挑戦へのモチベーションに繋げることができるので、積極的に子供や自分にも肯定して前向きに生きれたらいいですね。

次回は「青年期」13歳~22歳頃について書いていきます。

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