この記事は約 4 分で読むことができます。
こんにちは、どうも、ゆたです。
皆さんはオノマトペをご存じですか?
小学校の時、授業で習った記憶が残っている人も多いかと思いますし、日常でも自然と使っていると思います。
ほかにも、キラキラ、パタパタ、もふもふ、ふわふわなど日常的に耳にすることがあるでしょう。
今回はそんなオノマトペの奥深さに触れることができるとある展示会についてご紹介しようかなと思います。
『オノマトペ処方展』
今回、ご紹介するのは都内で開催されています、『オノマトペ処方展』です。
オノマトペの特徴について、名古屋大学大学院・文学部准教授の秋田さんは「オノマトペというのは、いろんな効果があって、表情を持ちやすいしジェスチャーも伴いやすいという特徴があるので、表現がわかりやすかったり、伝えやすかったりということがあるんです」と話しています。
それに加え、オノマトペは子どもの教育にとってもかなり有効である、と最近の研究で分かっています。
オノマトペは言語の中でも蔑ろにされがちですが、実は表現の幅を広げる、物凄い力があるのです!
参考:意外と知らない“オノマトペ” 「ヒリヒリ」「ごしごし」など、医療現場や教育でも活躍
さわるかぐマトぺ
『さわるかぐマトぺ』コーナーでは、実際に石や綿などのものを触ったり、香りを嗅いだりしながら五感を使いオノマトペを体験することができます。
オノマトペの面白いところは、人によってなんと表現するかは違っているところです。
同じ石を触ったとしても「ゴツゴツ」や「ザラザラ」「カチカチ」などと感じたり、同じ綿でも「ふわふわ」や「もふもふ」など、感じるオノマトペは人それぞれなのです。
子どもたちはこういったことを五感を使って感じることで思考力を育むことができるといいます。
更に子育てをする上でオノマトペは子供に伝わりやすくなる表現だといいます。
例えば、外から帰ってきて「手を洗ってね」といってもなかなか通じません。
そういうときは「ごしごししようね」というと子どもにとってはわかりやすく、うまく伝わるといいます。
それ以外でも「薬を飲んでね」といってもなかなか飲まない子どもでも「ごっくんしようね」というと飲んでくれたりなど、オノマトペには不思議な力があるようです。
その他にもこんな場面で活躍します!
オノマトペが活躍する現場といえば、皆さんもこの展示会のタイトルから察しているかも知れませんが、「病院」です。
感じ方に個人差がある「痛み」を医者に伝える際にもオノマトペは役に立ちます。
実際に医療現場では活用が進んでいるといいます。
「カラダマトペ」コーナーでは、体に違和感があるとき、体調が悪いとき、症状を上手に伝えたやすくなるオノマトペを、人体模型を使って紹介します。
痛みやかゆみなどを医師に伝えるとき、「ズキズキ」「ガンガン」「フラフラ」「クラクラ」だと風邪かインフルエンザ・片頭痛などが考えられます。
また、「イガイガ」「ヒリヒリ」だと風邪や咽頭炎、へんとう炎などの病気を疑うきっかけになります。
このように医療現場でもオノマトペは大活躍なんです!
終わりに。
私は漫画などを読んでいるとき、聞いたことのないオノマトペに出会うことがあります。
ぺちゃりぺちゃりとか、ギガガギガガとか。
そういう表現があると臨場感があって、漫画はより一層華やかで楽しく読むことができます。
オノマトペは利便性も抜群ですが、それより伝える幅が広くなって、会話や文字を読む、見ることが楽しくなる表現でもあると思います。
もしかしたら皆さんの周りにもオノマトペはいっぱい存在しているかも知れません。
是非、身近なオノマトペや自分が普段使っているオノマトペについて意識してみると楽しい発見があるかも知れませんね!
今回はここまで、以上、お相手はゆたでした。
また次回の記事でお会いしましょう。
→HOME
コメントを残す